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新刊

ポイズンドーター・ホーリーマザー

ポイズンドーター・ホーリーマザー

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まこと

二児の父親

イヤミスの要素がたっぷり詰まった、湊かなえの短編集。 表題作「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」は、毒親をモチーフにした連作。 「ポイズンドーター」では、娘を支配し追い詰めていく母親とそれに苦しむ娘、という構図だったのが、「ホーリーマザー」では、娘を見守る優しい母親と、母を自殺に追い込む娘に反転する。 絶対的な悪が存在するのなら、それを憎めば済む話。でも、人間はそんなに単純ではない。悪人だと思った人も視点を変えれば善人となり得る。だからこそ、この物語は救いがない。 一つ違えばハッピーエンドになったかもしれないバッドエンドにモヤモヤするも、やっぱり湊かなえは面白い。

約3時間前

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閉店屋五郎

閉店屋五郎

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付喪神

基本、何でも読みます

2018/10/12 読了 色々と面白い話を書く人ですね。『床下仙人』の頃とはまた違った感じです。連作短編集ですが、この後が気になります。続編、出してほしいなぁ。

約18時間前

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Besides, History:現代建築にとっての歴史

Besides, History:現代建築にとっての歴史

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michi

建築設計事務所勤務

僕はすべてのプロジェクトにおいて、柱やピロティ、バルコニーなどの建築要素に焦点を当てていますが、それは建築が人々や周辺環境と対話するためです。(長谷川豪)後半の対話が一番興味深かったです。

約20時間前

出産後に さくらももこ「そういうふうにできている」

そういうふうにできている

自身の妊娠・出産体験も振り返りながら、出産後に読んでみました。 エピソードの一つ一つに肩の力を抜いて素直に笑って楽しめます。笑いもありつつ、赤ちゃんが生まれたときの以下のような印象的ないい言葉もありつつ、大好きなエッセーです。 「彼は私の分身ではなく、彼以外の何者でもない」 「私は‘親だから’という理由でこの小さな生命に対して特権的な圧力をかけたり不用意な言葉で傷つけたりするような事は決してしたくない」

1日前

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琵琶湖一周 横山充男「ビワイチ!―自転車で琵琶湖一周」

ビワイチ!―自転車で琵琶湖一周

小学生たちが自転車に乗って琵琶湖一周、ビワイチにチャレンジするという児童文学。主人公の少年がビワイチをやる理由は気になる子の気を引くため…とミーハーな感じで最初は大丈夫かと不安になりましたが、サイクルショップのびわ湖ロングライドに申し込み、他の小学生たちやコーチ、お店の人と一緒に自転車、バイクで琵琶湖を走っている光景を読むとこちらの気持ちが暑くなってくる。滋賀の小学生は自転車で琵琶湖一周に挑む子がいることや、ギアチェンジを行う理由、滋賀の各地の風景など読んでいて知らないことに色々触れていることに気付く。小学生たちのギリギリの挑戦と、走って得ることができる成長。あとは小学生たちと一緒に走るコーチがかなりいい人ですね。

2日前

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ポロポロと涙が 篠田節子「逃避行」

逃避行

篠田節子さんの小説は大好きでいつもとは少し毛色が違う題名に惹かれて読んだら、またポロポロと涙が。始めは主人公の主婦妙子に共感し、家族の冷たさ世間の目に憤慨しながら読み、そのうち、もしかしたらこの主婦はエゴの塊なのかと思ったり、専業主婦でおっとり暮らしてきたであろう彼女の強さに驚いたり。その強さはただ一匹の大事な家族の犬を守るためのものであり、自分の存在を必死で守ろうとする姿であり。逃げ帰りもせず前へ前へと進む姿に心を打たれた。最期の方は、やはりもう涙。まさかの結末。しかし、妙子は自分と犬との終の住処で本来の人や動物が生きる意味を悟れた事は幸せだったのかと。感動の一冊でした。

2日前

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世界の覇権 岡本隆司「世界史序説」

世界史序説

(要約)西洋中心史観は思い上がりである。大航海時代以前の世界史の中心はユーラシアのオリエント以東であって、そこにおいては遊牧民(=軍事、商業)と農耕民(=生産)の結節点(=シルクロード)が繁栄した。ちなみに、ユーラシアの中でも古代はオリエントが優勢であった(ローマ帝国はその一部)が、オリエントにおける森林資源の枯渇と中国における石炭の利用開始によって比重は東に移った。大航海時代が来ると新大陸からの銀が海路で大量に運ばれるようになり、シルクロードは衰退し、ヨーロッパにおいてもシルクロードの最西端としてのイタリアから西欧へと比重が移った。西欧の中でもイギリスだけはアジアの産品を産業革命によって輸入代替することに成功し(ex.綿布)、君民の距離が近かった(三流国家だったので、国債など、資金や軍事力を最大限動員するシステムが早くに開発されていた)ために生産力の増大を軍事にも反映させることに成功し、世界の覇権を握った。その後の歴史は周知の通り。 ちなみに、遊牧民のいない日本とヨーロッパは類似の史実経過(ex.封建制)をたどった。それが近代化の前提条件たる中世を日本に準備した。 (コメント)筋は通っているので一読に値するけど、実証的でないのでこの本だけでは信じられない。そもそも、新書一冊で世界全史を実証することは不可能なので、著者の言う「選択の体系」(どの史実に着目して世界史を描くか)を示すための本だと思って読めばいいのかもしれない。この体系を実証するための研究は後から為されればいいんだと思う。 ただ、シルクロードから海路に比重が移るところの説明はいまいち判然としない。シルクロードの時代にも海路は活発に利用されていたわけで、16Cに航海技術の進歩があったのか、どのくらいあったのか触れないと、どうしても説明しきれないように思う。 あと、モンゴルすげえ。イギリスも、条件的には全く恵まれてないのにやり方だけで覇権国家へと上り詰めて、すげえ。

3日前

文化の果て ウェルズ「タイムマシン」

タイムマシン

40万年後の未来。自作のタイムマシンで時を飛び越えた彼は、我が家に戻り仲間達にその様子を語る。進歩の夢を詰め込んだ未来ではなく、現在の地続き、文化の果て。本当に見てきたかのような風景。モーロック人の地下世界もっと見たかったなあ。動力としての火も使ってないのかしら。

4日前

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インドの埃っぽさ 萩耿介「イモータル」

イモータル

TVで北海道の岩田書店さんの特集があったのを、たまたま観ました。店長の岩田さんが「1万円選書」をされる中で、高確率でこの本を選んでいたので、とても気になって手に取りました。 インドの埃っぽさや暑さ、独特の雰囲気などが、インドに行ったことのない自分にも伝わってくる気がして、ページをめくりながら胸襟を開いてしまい、そんな自分にびっくりしました。主人公の追体験をしつつ、お兄さんの人生まで垣間見て、内容の難しいところもありますが、考えさせられる一冊です。

5日前

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バイオミミクリーの世界 アミーナ・カーン「生物模倣――自然界に学ぶイノベーションの現場から」

生物模倣――自然界に学ぶイノベーションの現場から

ひっつき虫(オナモミ?でしたっけ?)をヒントに生まれたマジックテープとか、カモメの羽の形状を真似て作られた扇風機の羽根とか、自然界から学んだ技術やデザイン、そういうのを生物模倣というらしい。バイオミミクリーとかバイオインスピレーションとも言うのだけど、経済的にも環境的にも期待がもてる分野で、いま飛躍的に研究者が増えてもいるそうだ。 もちろんその分野は一括りにできるものではなく、イカの発色からシロアリの蟻塚、光合成を行う葉っぱなど広大で多岐にわたる。そうしたバイオミミクリーの世界の現在をルポしたのが本書。 生物は環境といわばうまくやっている。そうしたうまくいってるワザを模倣することはたしかに効率的でもあるだろうけど、そうしたいわば「夢の技術」と現実は異なることも明確にしているのがやはりきちんとしたサイエンスライターらしい目配りの良さ。 バイオミミクリーの難しさは実際そこにある。何をどこまで真似るのか、全く同じようにか、ちょっとひねってか? しかし生物の環境適応の解決法の要点はミクロなレベルにあるのか、マクロなレベルにあるのかもわからないし、そもそも生物はうまくやってるわけではなくて、なんとかやっているだけなのだった。それを模倣するだけではもちろん足りない。 そんな基礎的なこともきちんと分からせてくれるのはありがたい本。

6日前

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文芸

夢幻諸島から

夢幻諸島から

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wolfgang

海外のSF、ホラー・幻想小説、ミ…

時空の歪みのせいで地図が作成できない多島海。そこに混在する数千の島々のガイドブック、という体の本書。 何々島の風土はどうで、通貨はこうで、と、初めは不思議な島のるるぶ(笑)を読んでいるような感覚が心地よい眠気を誘いますが、1/3程読み進めると、ある一つの事件と、その真相が浮かび上がるという作りになっています。 大枠としてはSFですが、難解な科学用語はなく、むしろミステリに近いかと。

約7時間前

ガソリン生活

ガソリン生活

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NB

27歳、社会人

ミステリー中毒だった自分に、ホットさせる一冊。生きているものは偉いわけでもなく、人間の手で熱意を持って生み出され、愛情をかけて大事にされたモノであれば、心はあるのかもしれない、 なあんて幻想もさせてくれる。 弟のりょうがユーモアにあふれる、かしこい子供で、発言や行動のたびに見入ってしまう。

約24時間前

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コミック

寄生獣 全10巻完結 by 岩明均 by 岩明均 by 岩明均 [コミッ...

寄生獣 全10巻完結 by 岩明均 by 岩明均 by 岩明均 [コミッ...

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蟲師はいい話だと思う。

全巻読み終えたあと、ぼくは色々考えちゃいました。本当の正義って、どうしようもない悪って、誰が決めるんだろう。SFだったり、グロテスクだったりすることがひとり歩きしがちな話ですが、自然や家族や、政治や友だち、キズナなどなど、あらためて自分を見つめることのできる、本当に大好きな話です。折に触れ、つい読み返したくなります。

5日前

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文庫

動物園の鳥

動物園の鳥

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千魚

2018,8,30開始

共依存の克服は本当に難しい。「相手のため」と「自分のため」が入り混じった関係を、二人がどう打破するか。もっともっと読んでいたい、幸せな気持ちになる終わり方だった。

1日前

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仔羊の巣

仔羊の巣

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千魚

2018,8,30開始

みんな古傷を持っている。その傷の深さや、隠し方のうまさ、それが人格を形成する大切な部分。人間の弱さが愛しいと思えた一冊でした。

1日前

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青空の卵

青空の卵

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千魚

2018,8,30開始

『和菓子のアン』でハマった作家さん。主人公は作者さんと同じお名前か!とびっくりしつつ……鳥井の人間性に惹かれた。わたしも凡人だから非凡に憧れるのかも。謎解きもなかなかおもしろいけど、心の機敏がわかりやすく強調されてて印象に残った。

1日前

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新書

江戸の貧民

江戸の貧民

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ねこのすず箱

主にミステリを読んでいます

江戸の貧民ゆかりの地を巡り、そこを当時の人達に案内してもらう。この本で描かれるのは、職や身分を失っても、何とかみんなで生きていくシステムである。物乞いは恥ずかしいことではなかった。現代の貧しさは低賃金で働くという意味になった。という言葉は、どう捉えればいいだろう。

4日前