山田清機の本

寿町のひとびと

寿町のひとびと 山田清機

寄せ場としての機能を失い現在では福祉の街として知られる寿町。それを裏で支える人々の信念というか力強さに感服する。「あっち側」「こっち側」という視点をいつの間にか持っていたことに気づく。 ドヤの帳場さんの腹をくくったタフさが魅力的だ。 高校時代ドヤの郵便配達をしていたよ。

東京タクシードライバー

東京タクシードライバー 山田清機

切なさ200%…。13人のタクシードライバーを見つめた現代日本のノンフィクション。第13回新潮ドキュメント賞候補作。著者の視点に『断片的なものの社会学』に通じるものを感じた。

東京湾岸畸人伝

東京湾岸畸人伝 山田清機

タイトルに惹かれて。エキセントリックな人ばっかりのルポタージュじゃないかと思って手に取りましたがかなり真面目な内容。 築地の仲卸の番頭さんから始まって東京湾をぐるっとまわる感じで無名の人のさまざまな生き様が描かれてるんだが、どれもかなりグッとくる内容。 いい意味で期待を裏切られた感があります。 これは強くお勧めしたい。

東京タクシードライバー

東京タクシードライバー 山田清機

タイトルに惹かれて読んだ「東京湾岸畸人伝」が非常に面白かったので一作目のこれも手にとってみました。 タイトルのとおりタクシードライバー12人、タクシー会社の女性社長1人について、現在の職に至るまでの経緯をまとめたノンフィクション。 恐らくもっとたくさんの人を取材して厳選したのだと思われる力作。淡々とした語り口で描かれる一人一人の人生のストーリーに知らず知らず引き込まれてしまう。 思えばなんとなく大学を出てなんとなく会社に入ってそこに四半世紀いるだけの自分の人生がなんとドラマに乏しいことか…。これはおすすめ。