新堂冬樹の本

銀行籠城

銀行籠城 新堂冬樹

主人公の一人である五十嵐はなかなか魅力的だし、バイオレンス描写は割と壮絶で心惹かれたが、五十嵐の過去のパンチが弱くて(そこそこ壮絶な過去だが語られ方がサラっとしすぎている気がする)前半の壮絶さとのバランスが悪く感じた。娯楽小説としてはちょっと時代を感じる印象がある。あと五十嵐のモノローグ(地の文における心情描写)には高校生が考える「俺が考えためちゃすごい犯罪者」みたいな臭みは正直ある。 しかし倫理や道徳に対する思考実験みたいな意味ではかなり心動かされたし、夢中になって一日で読んでしまったのでつまらなくはなかったのだと思う。再読したいとは正直思わないが面白かった。 銀行内の役職事情や警察の内部事情などはよく取材されていてためになった(今も通用するのかはわからないが)。

少年は死になさい…美しく

少年は死になさい…美しく 新堂冬樹

残虐極まりない少年犯罪で 妻と子供と胎児を殺された主人公 だが彼のやったことは復讐ではなく「作品」を作ることだった 黒新堂 やっぱりえげつない

血

血 新堂冬樹

「血」を絶やすために高校生の主人公がとった行動は… 相変わらずの黒新堂 カスい人達だらけの話でした

紙のピアノ

紙のピアノ 新堂冬樹

クラシックピアノコンクールを目指す主人公 貧乏なため ピアノを習うこともできず 6歳の時 出逢った先生にスケッチブックに書かれた「紙のピアノ」をもらい その出逢いから 音大に入るまでになった主人公が ライバル達と コンクールで競う話 本作は 白新堂なので グロくなく 安心して読めました クラシックに詳しい人は 出てくる曲名で 雰囲気がわかってより楽しめると思います

8
制裁女

制裁女 新堂冬樹

年齢も職業もバラバラな6人の女達が 泣かされた女性達の仇を討つために ターゲットになった男の社会的地位も金も家族も根こそぎ奪う復讐業を裏でやっている話 相変わらずの黒新堂で えげつなかったです 3番目のターゲットは ほんとに鬼畜

ホームズ四世

ホームズ四世 新堂冬樹

うーん… 正直、私はあんまりピンとこなかった… 残念… 若者は好きそうなので、学級文庫に入れます。

摂氏零度の少女

摂氏零度の少女 新堂冬樹

実際に起きた事件を元に書いた作品だが、リアリティが無い。 主人公にも少しも共感が持てず。正直期待外れな作品だった。

神を喰らう者たち

神を喰らう者たち 新堂冬樹

「悪の華」完結編 マフィオソ(マフィア)が蔓延るシチリア 人殺しや事件が起こってもマフィオソ絡みだと動かない警察や政府 カポ(首領)であるマイケルに仇を打とうと集まった人達が復讐しようと奮闘 毎度の黒新堂 脳漿だのなんだのとよく作品に出てくる言葉を用いて壮絶さを表現している 黒新堂イコール脳漿っていうイメージが自分の中に定着しちゃってるほどだ

極限の婚約者たち

極限の婚約者たち 新堂冬樹

記憶を失う前に愛してた人と記憶を失ってから愛した人 記憶が戻った時に思い出した気持ちがあっても 今の気持ちが消えるわけではない どちらかを選ぶか どちらも選ばないか 選択肢は2つ 時に優しさは残酷なものとなる

痴漢冤罪

痴漢冤罪 新堂冬樹

痴漢冤罪ビジネスの話 相変わらずの黒新堂 読んでると 男性が可哀想になってくる 確かに電車内の痴漢行為って 女性側が痴漢をされたって言えば 男性側は目撃者や証拠が出てこない限り 有罪になるらしい やってなくても疑われた時点で 家庭や仕事を失うかもしれなくて そうならないように渋々示談金を払うからビジネスとして成り立つのだろうけど ホントに痴漢にあったわけじゃないから カモにされた男性が泣き寝入りするしかない こんなビジネスは詐欺だから やらないでほしい

夜姫

夜姫 新堂冬樹

お決まりなストーリーで一気に読了。

私立 新宿歌舞伎町学園

私立 新宿歌舞伎町学園 新堂冬樹

もう想像するのも 気持ち悪いくらいの喧嘩、喧嘩、喧嘩ばっかりの話 犯罪が犯罪にならない学園の覇者になれば 卒業後 学園関係者の大会社の幹部が約束されているため 覇権を巡って 強者達が争うのだが 尋常じゃない喧嘩で 眼球を失ったりナイフで刺されたりと命懸け 黒新堂ですね

別れさせ屋の恋

別れさせ屋の恋 新堂冬樹

さらっと読めました 新堂冬樹さんは何作か読んでると だいたいパターンが決まってきてて 読んでる半ばで先がわかる感じになってきました 動物好きだから よく作品に出てくるので そういうところはほのぼのとしてます

君想曲

君想曲 新堂冬樹

事故にあった恋人が 人格豹変してしまって 優しかった時のことが嘘のように ひどい言葉を浴びせ続けて 心が潰れる主人公 この本は 『白新堂』ですね〜

吐きたいほど愛してる。

吐きたいほど愛してる。 新堂冬樹

15年春読了。愛は温かいものですが、怖いものでもあるのです。4つの物語が描かれていますが、登場人物はみな歪んだ愛情を持っています。そしてその愛が正しいものだと信じているのです。1つ1つ読み終えるたびに胸糞悪さ、気持ちわるさ、不快感がありますが、彼らがどこで愛を間違ってしまったのか考えると少し切ない気もします。

8