Icon stand

ストアでダウンロード

Btn appstore Btn googleplay
51mlqjm62kl

市民運動が嘲笑の対象にさえなった80年代以降の日本で、めげずに、愚直に、地道に、そして極めて民主的な、市民運動の王道を歩んできた「一群の人々」がいた。 ... 続き

コメント

陰謀論的な内容なのかもしれぬと、最初は眉に唾をつけて読んでいたが、相応の論拠や傍証も示されており一定の納得感が得られる。
読み物としてまず抜群に面白いのだ。一気に最後まで読んでしまった。

本書では40年間、愚直なまでに同じ主張を執拗に繰り返し、意図した成果を獲得し続けている人々の姿に焦点があてられている。請願や陳情、署名活動、正当な民主主義の手続きを踏みながら、着実に民主国家としてのこの国の基盤を叩き潰そうとしている勢力の存在が明らかにされてくる。

彼らの主張の多くは時代錯誤であり荒唐無稽なものが多い。ただ忘れてはならないことは、彼らは高度に組織化された「多数派」を装ってくるということ。
一般人が何を出来るのだろうと暗澹たる気持ちにならざるを得ないが、おかしなこと、道理に合わないことに対しては、それはおかしい、間違っていると声を上げ続けていく必要がある。

知っておかないとなあと購入、着手。3/26読了。

読者

07b27cb7 6c1f 4301 a6be e20e6e4d312258841a62 2ef2 4f57 bcde 5bef0b76f8f5Be0069f7 ce86 43a9 a757 5ffc8d686da1Bafdd940 9630 4adb 88a3 0c65c6d3b014C9c3940b 7ba5 4fb1 ad36 c879a05d3fbb60729d69 c811 4eed a64c f6dc1a34a8357ed4e58d 9d5f 4957 8879 5c3defc58ffc17d8a33a d031 4cfd b471 4f74fb4a3af9 8人

社会

さいごの色街 飛田

さいごの色街 飛田

08634c99 3a43 40c1 9ad5 6ba772150f2c

Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

確かに日本ではもはやここだけ、と思われる特殊な街を描いた作品。特段風俗好きというわけでも無いのだが性風俗ものには何か心惹かれるので手にとってみた。本業は旅行が専門の女性ライターがたまたま宴会で訪れた飛田に興味を持ち12年かけて取材したものらしい。昔からの色街で古い形態のまま商売してるのは確かにもう飛田くらいなのかも知れない。作者のスタンスがこの特殊な街のことを世間に知らしめたいというだけで変に悲惨さを強調したりせず事実を淡々と述べているところが良い。アポなしでヤクザの組事務所にまで取材をかける根性にも驚かされた。読んでて気持ちのいい話では無いが変な偏りがないので読めたのだと思う。興味深い街だし面白いと思ったがおそらく一生行くことはないだろう。本だけでじゅうぶん。

2日前

地方創生の正体: なぜ地域政策は失敗するのか

地方創生の正体: なぜ地域政策は失敗するのか

F3bc9b8c 78a6 441a b160 2a838b68dcf9

ひさBON

心豊かになるための読書

151203読了。 「地方創生」において、国や大都市圏が地方(自治体)を守ってくれるなんてあり得ない。自治体にとって必要なことは、自らの頭で考え、行動すること。 まずは、「理論的」に現状と課題をしっかり認識した上で、『地域・ふるさと』を経済大国に代わるもうひとつの「ネーション」の核としてしっかり据えて守っていくことが大切。

2日前

飯場へ: 暮らしと仕事を記録する

飯場へ: 暮らしと仕事を記録する

Picture

渡辺洋介

神田村経由専門書版元

サブタイトルの「暮らしと仕事を記録する」とあるように、著者は実際に飯場で働いた経験をもとに働くことの現場で起きる矛盾とそれに気づくことの大切さを書いている。 「飯場とは、言葉通りにとれば、労働建設者のための作業員寮を指すが、実際には「飯場制度」とでも言うべき、労務手配・労務供給の仕組みである。」 「寄せ場の仕事の中に飯場があるのではなく、飯場制度の下で、労働力調達手段の一つとして寄せ場が活用されてきたとみるのが適切である。」P18 「寄せ場労働者や飯場労働者たちが従事する仕事は一般に「手元」仕事と呼ばれている。手元という言葉のニュアンスにも表れているように、基本的に補助的な役割であり、熟練を要さない「不熟練労働」とされている。」P344 しかしこの不熟練労働は誰でもできるわけではなくその場その場において常に気を利かせることが求められる。 そしてその気を利かせるということが労働現場における矛盾に繋がっていく、 「結果として、労働者は「気を利かせること」を際限なく求められるようになる。なにをどこまでやればよいかというルールを定めるのは使用者であり、しかも、使用者はこのルールをゲームの途中で変えてしまうこともできる。場合によっては使用者自身の中でその日の作業方針が決まっておらず、手探りで作業が進行していることもある。 それだけではない、極端な言い方をすれば、「ルール」は 「あるようでない」のである。労働者は「○○をしろ」という指示がなくても、あらかじめ何かをする準備を整えておかねばならない。漫然と指示を待っている状態は「怠けている」、あるいは「気が利かない」姿勢としてマイナスの評価を受けることになりかねないからだ。」P348 出た!職場にありがちなインチキシステム、更に 「「勤勉」と「怠け」の概念を持ち出すことは、構造的な矛盾から目をそらさせ、矛盾への対処を個々人に背負い込ませる効果を持つ。「勤勉」であろうとすることは権力に追従する主体になることであり、集団の中での「勤勉」と 「怠け」の対立は、この権力を持続的に生み出す装置となっているのである。」P368 と可視化していくことで矛盾を暴いていく。

2日前

杉並区長日記―地方自治の先駆者・新居格

杉並区長日記―地方自治の先駆者・新居格

1e5c5d77 136c 4e6c 84c2 dce2a97dde55

新田洋平

職業プログラマ。77年生まれ

1947年に杉並区長を務めた自然体で穏やかなアナキストそして自由人、新居格(にいいたる)。 杉並区を自然豊かな日本一の文化村にしようと尽力した方だ。自分はこの本で彼を初めて知ったが、魅力的で信念を持った人物だと感じた。左傾、モボ・モガなど誰もが知る造語を生み出した人物でもある。幼少期から青年期まで杉並区に住んでいた者として、こういう気風溢れる文化人が首長になったという事実はなんだか少し誇らしい気持ちになった。

3日前