514dutdy%2bzl

映画『赤い影』の原作となった表題作をはじめ、日常を歪める不条理あり、意外な結末あり、天性の語り手である著者の才能を遺憾なく発揮した作品五編を収める粒選りの... 続き

コメント

ニコラスローグの赤い影は全然ピンと来なくて途中でやめたくらいだったけど、デュ・モーリアのいま見てはいけない、知らずに読み始めたけどたちまち「あ、これ赤い影じゃん!」となったから、けっこうインパクトあったのかもなと。不気味な短編だった。鳥といいレベッカといいどれも、デュ・モーリアの不穏さはやっぱりいいなあ。

著者の名前は知らなくても、ヒチコック監督の「鳥」「レベッカ」は誰でも知っていると思います。
本書はデュ・モーリアの不思議な味のミステリー短編集。5作品からなり、どの作品も30分から40分ほどで読めますが、どれも奇妙な読後感を味わいました。特に各編の題名を考えながら読むと、「なるほど」とストンと来ます。

一番のお気に入りは、表題作の「いま見てはいけない」。この作品は「赤い影」という題名で映画化されています。
中年夫婦がベネチアを旅行中、幼くして亡くなった娘の姿が見えるという双子の老姉妹に会います。そこから夫婦の間に微妙な葛藤が生まれます。ミステリーなので詳細は書けませんが、読んでて鳥肌が立ちました。
「赤い影」はYouTubeで全編見ることが出来ます。妻役が私の好きなジュリー・クリスティ(ドクトルジバゴ)。こちらも不思議な感覚の映画でした。

5編の舞台は、ベネチア、ダブリンから離れた田舎、ギリシャの島、イギリスの片田舎、エルサレム。各地の描写が映画的で、楽しめます。
「いま見てはいけない」は文句なしの★★★★★。他の4編は★3つから4つというところでしょうか。短編集をお探しの方におすすめです。

表題作の「いま見てはいけない」をはじめ、語りの見事さにひきこまれ一気に読んでしまう。
「あーそっちに行ってはだめ」と主人公に何度も声をかけたくなるが、一方で結末がどうなるのか知りたくて仕方がない。
上手い作家だなぁ。

読者

6cb5df69 ceea 4233 aaae 413922b5218c9b7b10e5 4fb3 4a41 a86b 9a79d145935d88630391 ba3e 445e 9161 af839158ef3c4daeef9d 483a 4baf be73 c9876e4019b0C9bfa862 ee91 4a8b 89c7 3446bbeb2117A16c3265 00ea 44e1 bba2 1bf64b42edd49727e8b0 10dd 4c31 b733 85abb59bdfbb55630e9f 2915 4f22 bb80 1b77f5dd5120 14人

文庫

現実入門―ほんとにみんなこんなことを?

現実入門―ほんとにみんなこんなことを?

F4b211ea 0963 4178 92fe b51b494e5186

しろいはなび

【2017.05.01~から記録…

なにかのインタビューで『「僕の人生を四文字で表すと「びくびく」だと思う。でも、怖いものを、怖いから避けるんですけど、一方で惹かれもする。」』って言ってて、なんとなく自分に似ているような感じがして、ああ、似たような人っているんだな、って思ってすごく安心しながら読める。 けど、エッセイって共感を誘うものだし、なんだかんだ言って、臆病な割に、歌人と課長の二足のわらじを両立させていて、「あざとさ」を感じなくもない・・・笑 面白すぎて、三冊目のエッセイまで買ってしまった。

約3時間前

2a7b10e5 10ef 4150 b84e c37652fb59dd060fabb6 e250 405a bae0 4c00cce28d086bc3af62 196b 49d7 adb7 0d95260a1f89 13
果つる底なき

果つる底なき

Icon user placeholder

徐々に明らかになっていく謎に気になって、割とすんなり読めた。作者が不祥事起こしたら、完全犯罪出来そう。

約22時間前

C5440a6a 2c87 4022 a073 d86759f6dcd71589ab15 bc91 4551 83ec 2a88bb4c65a368400bb6 0285 4159 a455 8ec533e6c88f 12