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明太子だけでは食べないタイプ |
歴史上誰よりも科学で人を救ったのは?
昔、塩素消毒が当たり前じゃなかった時代、少なくない子どもは成人になる前に死んでいました。アメリカのジョン・レアルという医師が水道会社に就職して、極秘裏に誰の許可も得ず、次亜塩素酸カルシウムを低い濃度で流しました。低濃度の塩素は腸チフスやコレラといった水媒介性疾患を死滅させるので、彼の行動によって幼児死亡率は74%も低下したと言われています。後に彼の行動は裁判になりましたが、完全勝訴で世界中にこの方法が広まっています。
科学が歴史にどのような影響を及ぼしたのか?多くの事例を挙げながら、世界がなぜ今、この形になっているのかを示している実に興味深い本です。久しぶりに本を読んで興奮しました。デラべっぴん以来です。