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歴史上誰よりも科学で人を救ったのは?

昔、塩素消毒が当たり前じゃなかった時代、少なくない子どもは成人になる前に死んでいました。アメリカのジョン・レアルという医師が水道会社に就職して、極秘裏に誰の許可も得ず、次亜塩素酸カルシウムを低い濃度で流しました。低濃度の塩素は腸チフスやコレラといった水媒介性疾患を死滅させるので、彼の行動によって幼児死亡率は74%も低下したと言われています。後に彼の行動は裁判になりましたが、完全勝訴で世界中にこの方法が広まっています。

科学が歴史にどのような影響を及ぼしたのか?多くの事例を挙げながら、世界がなぜ今、この形になっているのかを示している実に興味深い本です。久しぶりに本を読んで興奮しました。デラべっぴん以来です。

「ロングズーム」「ハチドリ効果」「隣接可能領域」という概念を駆使して、一つ一つはささやかな発明・発見群が、長い時間をまたいだ意外かつ確かな相互影響によって思わぬ形で世界を変えていく様子を活写した本。
大変面白いエピソードの詰まった、読みでのある作品……なんだけど、「超純水が体に悪い」という有名なデマ(というか都市伝説の類)を、冗談ともとりにくい筆致で書いていて、こりゃもしかして他のとこでもあやしい理解に基づいた記述があるのかな、と不安になった。そういうのを割り引いて、要検証かもしれないけどただ楽しみのために読める、という人にはおすすめです。面白かった。

読者

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科学

キヤノン特許部隊

キヤノン特許部隊

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Tomoko

こんにちは

「私は特許担当としてまず、この六〇〇件あまりの特許群すべてを原文で熟読しました」(29ページより)

3日前

数学的思考法―説明力を鍛えるヒント 講談社現代新書

数学的思考法―説明力を鍛えるヒント 講談社現代新書

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ねこのすず箱

主にミステリを読んでいます

現代の数学教育の問題点。数学的能力が必要になったと言うようになったけれど、相変わらずいかに早く計算するかという点で論じ、やり方の暗記を強行に主張。大衆もそれをありがたがる。必要になった「数学的能力」とはなんぞや。数式は出てこないし、コラム形式でとても読みやすい。

4日前