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人型のはりぼてに神様にとられたくない物をめいめいが工作して入れるという奇祭の風習がある町に生まれ育ったシゲル。祭嫌いの彼が、誰かのために祈る――。不器用な... 続き

コメント

2作収録の中短編集。

「サイガサマのウィッカーマン」
主人公のシゲルが、身体の一部と引き換えに願いを叶える神さま、サイガサマの祭りに嫌々関わるうちに家族や周囲の人々への刺々しい思いが変化していく姿を描く。

人が自分の身体の一部を犠牲にしてでも叶えたい願いとはなんなのだろう。
作中登場するサイガサマに願いを叶えてもらったとおぼしき人たちの静かな諦念が、その答えを教えてくれる気がする。

「バイアブランカの地層と少女」
主人公は、彼女からふられそうだし、実家は貧乏だし、シャツをズボンに入れてしまうクセがあるし(いやいや)で、さえない毎日を送っている作朗。
しかしその元凶はおそらくなにかと余計なことを心配しすぎるという性格にある。

そんな彼が、アルゼンチンに住んでいる少女と知り合い、地球の裏側にある見知らぬ広い世界を想像するにつれ、少しずつ未来を語り始める。

どちらの作品も若い男性が主人公で、強い自意識と劣等感、怒り、不安などにかられていて、見ていて少ししんどい。
けれど彼らが他人とのふれあいの中で、ささやかな希望を見つけ出す姿に救われる。
どんなにさえなくても、どんな境遇にいても、どこかに希望を見つけ出す力を持つ人を描くのが、本当に津村記久子さんは上手い。

読者

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津村記久子の本

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カソウスキの行方 津村記久子

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お茶子

本がたくさん並んでいるのが好き

暇すぎて適当に手に取ったのが出会いで、読みだしたら最後が気になってそのまま読んでしまった。 もう一つの話も読みたかったが時間がきてしまったのでまたの機会に。

2か月前

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八番筋カウンシル 津村記久子

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koyamaizumi

世界文化社

初読の印象が良くなかったのに、なぜか何度も読み直してしまう。津村記久子の本では、「ポトスライムの船」もそう。そこから何かを学ぶとかではないけど、小さく力づけられる。「親は、立派な大人ではない」というのも、この作家の一貫したテーマ。ズルくて不合理で、パッとしない商店街の面々が、リアルに描かれていて、秀逸。

3か月前