Icon stand

ストアでダウンロード

Btn appstore Btn googleplay
515g19kqn4l

コメント

タイトルだけで手にとってみたんだけども…それこそ誰の伝記かも分からずに。これが実に読みごたえのある作品だった。お勉強的には平安末期から鎌倉初期にいろんな宗教家がでまして時宗という宗派を起こした人もいました、くらいの扱いだった記憶はあるんだけど念仏唱えながらひたすら踊りまくる、という発想は考えてみたら飛び抜けてる。四国の名門武家に生まれ学識もそれなりにある男がいかにして踊念仏に行き着いたのか…という流れが実に上手く書けている。浄土宗の教えについてここまで見事な説明を読んだことが無いと思ったくらい。
歴史を語る中に生々しい自己の感想を盛り込む手法は前作と同じ。同様の技法で話題になっHHhHとかもそうだったけどこの作者の方が表現が生々しい分、好き嫌いが分かれるところかも知れない。これはおすすめ。

本書は鎌倉時代中期の僧侶、一遍上人の生涯の伝記であり、著者によるその教えの翻訳である。
翻訳というのは変な言い方だけど、おそらく本書を読んだ多くの人には分かってもらえると思う。
「いいよ、いいよ、すくわれちゃいなよ、いますぐに」
くだけた話しことばで書かれた文章は、一遍上人のラディカルな生き方を語るのにしっくりとくる。
ものすごくパンチのある作品だ。

一遍はただただ迷いの中で生きる大勢の衆生を救おうとした、いや「あなたは既に救われているんだよ」ということを伝えようとした実践の人だった。
その実践が、本書ではまるでRPGのように、展開する。
まずは出家し、旅に出る、修行を積む、旅の道連れができる、人がついて来る、巨大な敵が攻撃を仕掛けてくる、逃げる、暴れる、踊る、踊る、踊る…!!

危機感を煽るニュースが毎日のように流れ、重苦しい不安な空気が広がっている今。
実は私たちの社会は一遍の思想を受け入れる準備が整っているのかも。
あるとき誰かが「人はみな独りで生きていくんだよ、苦しいねえ、寂しいね、けどね、実は私たちはすでに大きな何かに救われているんだよ、さあいろんなものを捨ててみんなで踊ろう!生きながらにして往生しよう!」と言い出し、一斉に人々が踊り出す…そんな未来が来るかも。
そして、私はそのとき、一緒に踊るんだろうか、踊りを眺めているだけなんだろうか。

読者

Dbb8f88f 405c 45e1 babd a664f14a104f6210b55b a559 4fe6 9419 55dfdd817aa4C38a491e 6396 4375 a09e ec086dbcdb46F77aadac bcbc 49f5 b1e1 309148993030Dd517400 d168 4f5d 875b 2fac2998dcd200036308 68e1 4d20 8431 4933bd6465103b152d10 d8f5 4a2d 85b1 b965be5e20b9E68539b9 8045 49ce 8030 1bd4fe68d0b1 35人

栗原康の本

31hx2ctto7l

現代暴力論 「あばれる力」を取り戻す 栗原康

982e2ed6 3e7c 4410 ac27 43143492fd99

橋本亮二

版元営業部所属。酒部代表

アナーキズムについて過去の事象や経緯に触れながら、現在にいたる「生の負債化」について言葉がたたみかけられる。言葉のリズムに圧倒されながら、「生きる」ことと「生きのびる」ことの超根源的なちがいを考えつづける一冊。すごい。

約2年前

E4f21041 cc6c 4268 b713 5baf3e868f44572644c3 d8d0 41a2 bcd5 d564c99b219aFebe3a4b d7eb 47dc 94ac 6c8bfc2cd7e5