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世界的な名作『レ・ミゼラブル』を通読した読者は少ない。原因はその長大さばかりでなく、「哲学的部分」と呼ばれるユゴーの膨大な「蘊蓄」にある。しかし、「哲学的... 続き

コメント

一ヶ月かけてレ・ミゼラブル (豊島与志雄訳)を読み終わって、衝撃と感動が冷めないまま、この本を手に取った。著者は数年前に翻訳を手がけた方である。
この本は主に、レ・ミゼラブル が書き上げられるまでの ユゴーの人生、政治的立ち位置と、彼の持つ哲学と考えについて記述されている(ユゴー自身の人生そのものが壮大な波乱万丈の小説のようだ)。ナポレオンに対する賞賛の一方で少し距離を取った表現があることや、ルイ・フィリップの肯定、宗教に対する批判をしていながら全編を通してキリスト教的な道徳観を持っていることなど、作品を読んだときに疑問に感じた部分が解決された。
巻末の年表から、初めて歴史とのカラクリに気づくこともあった。
作品を深く理解するのに、大きな助けとなる一冊だ。

読者

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西永良成の本