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両親を亡くし、英国エセックスの伯父の屋敷に身を寄せる美しい兄妹。奇妙な条件のもと、その家庭教師として雇われた「わたし」は、邪悪な亡霊を目撃する。子供たちを... 続き

コメント

女性同性愛的だと感じたら、やはり解説にもそんなことが。本当に亡霊的な現象なのかそれとも妄想のようなものなのか、という問いを事前に聞いていたので考えながら読んだけれど、やはりどっちとも判断がつかない。それを誘っているのだろうか……。

怖い小説として有名だが、ホラーに溢れた現代では然程怖くはない。作中で起こる事件の原因は登場人物の主観では幽霊の所為と説明されるが、一方で確信犯的に、抑圧された人間の盲執だと解釈する余地を残すような記述となっている。無意識や欲望の存在が今ほどオープンに受け入れられていなかった当時の読者にとっては、この確信犯的な曖昧さは社会規範に対し挑戦的と映ったのではないか。そういう時代の文脈を考慮に入れて読むと興味深い。逆に言えば、そのような観点を抜きに純粋にホラーやエンターテインメントを期待して読むと満足出来ないかもしれない。

読者

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杏仁

海外古典 / サイコホラー

海外古典作品のなかで一番好きです。 女家庭教師と2人の子供達と幽霊の話です。読み進めていくうちにだんだんと恐ろしさが感じられます。グロテスクな描写は一切なく、ただサイコ・ホラーです。貴志祐介や乙一が好きな人にオススメです。 また、この話は最後まで女家庭教師と2人の子供達のどちらが狂っているのかが解らない、というのが最大の面白いところです。訳によっても見方が変わってくるので、何冊も読んでみるのも楽しみの一つだと思います。

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松岡正剛氏の千夜千冊を参照。 前日談として描かれた映画『妖精たちの森』も合わせて。

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