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まえがき〜発酵をめぐる冒険に、いざ出発! 〜第一章:ホモ・ファーメンタム 〜発酵する、ゆえに我あり〜 第二章:風土と菌のブリコラージュ 〜手前みそとDI...
続き

コメント

君の営み、我々の営み、別々のようで同じなんだヨ。

自然の営みを長い歴史の中で、デザインすることでその恵みを頂戴する術が発酵なんだ。

限られた資源、その土地の風土、そしてヒトの営み、それらの関係性から発酵は生まれる。

レヴィ=ストロースから山口昌男に至る文化人類学のレンズを通して、デザインされた発酵文化人類学。

自然とヒトの関係性が複雑なように、発酵とヒトの営みを語るには、一筋縄でいかないんだ。

けれど、全ては繋がっている。それはヒトの歩んできた道には発酵が付き物で、たぶんこれからもぼくたちは発酵と付き合っていくだろうから。

明日の朝はみそ汁を飲もう、そんな気分の読後感。

タイトル通りの発酵と文化人類学の本なんだけど、このふたつがしめす世界の深いこと広いこと。
特に、発酵に関してはもっと深掘りしたくなりました。
読んでると無性にお酒が飲みたくなる本でもあります。

発酵を基点にして文化人類学や社会学、デザイン学、経済学等々に派生していく。発酵についての紹介本とも言えるし、発酵を通して小倉ヒラクさんの考えを伝える本とも言える。

とりあえず発酵が今すごい!ってことが分かる。軽妙な語り口が難解な話を読みやすくしていてスルスル読める。

読者

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人文

行商列車:を追いかけて

行商列車:を追いかけて

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Shun

普段は帰宅後に、休みの日は散歩し…

冒頭の、カメラを構えようとした著者に間髪入れず飛ぶ「写真なんか、撮るな!」の言葉。部外者に対するこのような苛立ちの理由は読んでいるうち分かってきます。そして、部外者に対する苛立ちは別に行商人に限らず、この社会の限りなく細分化された各業界がそれぞれ抱えているだろうとも思います。最後の方、食卓が団欒の場なのはさほど古いことではなく、昭和30年代まではしつけの時間であった、というのは深くうなづける指摘でした。子どもの頃、祖父母との食事はとても緊張する沈黙の時間だったことを思い出しました。

約8時間前

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宮本常一と写真

宮本常一と写真

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Shun

普段は帰宅後に、休みの日は散歩し…

昔の日本人の瞳は貧しくても輝いていた、というような言説には疑いをもって接するようにしていますが、この本に収められた写真の中の人々の表情は確かに輝いています。撮影時期はほぼ1960年代。ほとんどの写真は明らかに同意を得た上で撮影されており、宮本常一と、被写体となった人々との関係性が人々の表情に反映されているのかなと感じました。山口県浮島や佐賀県呼子での、船上で過ごす子ども達の写真が特によいです。風土記と万葉集を鞄に入れて旅をするというスタイル、いつか出張の時に真似してみたいな。

約10時間前

見世物小屋の文化誌

見世物小屋の文化誌

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Shun

普段は帰宅後に、休みの日は散歩し…

1998年に早大文学部主催で行われたシンポジウムをもとに構成された本。『見世物大博覧会』の会場で平積みになってましたが、あの博覧会とは異なり、この本は近現代の見世物小屋に焦点を絞っています。福祉が発達して子どもや障害者が出演出来なくなったから見世物が衰退したと荷主さんが繰り返し発言されていて、読んでて非常にひっかかりを感じます。これは廃れていくのが当然だろうなと福祉的な観点からは思います。ただ一方で、非常に生き生きとした生活史でもあり、現代の価値観を相対化してくれる記録でもあると思います。

約10時間前

思考と論理

思考と論理

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Shun

普段は帰宅後に、休みの日は散歩し…

思考とは大げさなものではなく日常で我々が思うことが全て思考である。論理的であるとは言語規則に従っているということ。そう述べられた後中盤まではコツコツと証明が行われます。残りのページでは、論理的という言葉には論理学的な意味と審美的な意味の二種類あること、「脳が計算する」という言い方がナンセンスなこと(養老孟司との全く噛み合ってない対談を思い出しました)、宇宙の始まり以降に人間が生まれ、言語により行ってきたこととは、というところまで話が広がります。計200ページに満たない分量ながら、かなり歯ごたえあります。

約10時間前