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亡き友の家を守る物書き、綿貫征四郎。姿を消した忠犬ゴローを探すため、鈴鹿の山中へ旅に出た彼は、道道で印象深い邂逅を経験する。河童の少年。秋の花実。異郷から... 続き

コメント

実際に、山に出かけて、土を踏みしめ空を見上げ川の流れる音を聞きながら歩いてきた時のような、心地よい疲労を含んだ読後感。古い神社の境内で樹々に囲まれて過ごしたあとのような。文章から山の匂いや生き物の質感が伝わってくるようで、実際に動植物と接している人ならではの、細やかな描写だと思った。

これは山奥の温泉宿あたりで、雰囲気にひたって読んでほしい。
山の奥の静かで騒がしい生き物の気配、水の匂い、風の匂いを感じられる場所で読んだらどんなに素晴らしいだろう。
文字を追うだけでも濃厚に感じられる生き物の気配。
薄手の文庫だからあっという間に読めてしまうのがもったいなくて、殊更ゆっくり読んだ。
山奥を行く征四郎の丁寧で、どこか抜けた足取りを、ゆっくり楽しんでほしい。

亡き友の家守である綿貫と忠犬ゴローの物語。出奔したゴローを探しに鈴鹿の山に向かうはずが、あちらこちらで頼まれごとや気がかりなことに手を取られていつまでたってもたどり着けない綿貫。川を守る龍や河童、謎多きイワナの夫婦などなど、だんだんと話が壮大になっていきます。読んでいるだけで、精霊の住む森や川の清々しい空気が感じられる小説です。

読者

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朝霧 しずく

好きなものや日々思ったことを気ま…

高校生の時に司書さんからオススメされて読んだ本。色々と影響された気がする。

8か月前

裏庭

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ノノハル

my本棚の前で立ち読みしてしまい…

第1回ファンタジー大賞受賞作。 「西の魔女が死んだ」時も思ったのですが、草のさざめく音が聞こえてくる気がします。随分前の作品で児童書ですが、大人が自分を振り返って前に進める勇気をくれます。何かが欠けたまま、何となく大人になってしまったけど。まだまだ大丈夫だよ。って背中を押してくれるようでした。

11か月前

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からくりからくさ

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ノノハル

my本棚の前で立ち読みしてしまい…

古い祖母の家。染織りに心惹かれる4人の娘達と不思議な人形にからまる、謎と縁。 結構リアルな芸術系&技術系の女子達のお話に、「りかさん」という人形が絡んでくる。 妖のお話では無いのですが。 大人な蓉子さんが「りかさん」を大切にする不思議を、読者もいつの間にか当たり前に受け止めるようになってしまう不思議。 この本の主人公は?と聞かれたら。。 ただそこにいる「りかさん」かなぁ。と答えてしまいます。 読み終えて題名見て「からくりからくさ」「おーー」って思って。笑 再読したくなる本。

約1年前

西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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さそり座

装丁に惹かれて購入。久々に読むと前よりもわかる部分が増えたような気もする一方で、切実に主人公に共感するというよりは親世代の目線に近づいてきていると感じる。 十数年前、あまり中学校に来られなかった友人にこの小説を勧めたところ、すごく気に入ってくれたことを思い出した。

約1年前

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