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これは、あなたを魂ごと持っていく物語 姉・貴子は、矢田のおばちゃんの遺言を受け取り、海外放浪の旅に出る。一方、公私ともに順風満帆だった歩は、三十歳... 続き

コメント

文化的なものに接して、自分の穢れを祓いたかった。取るに足らないものに目を向ける。被害者たちが、どうして自分ではないのか。そのときには、もうとっくに死ぬ気なくしててん。太宰やったら、こんな格好悪い話を、面白く書いてくれるやろうな。俺は今まで何かに属するのが怖かった。けどそれは姉の言う信じる事から逃げていただけなのかもしれない。外見やコンプレックスがその人を形成する。自分の人生に介入されたくはないが、介入された時にハッとすることがある。海外に行くような人はなにか逃げたいものがある。俺は大震災のときですら死を思わなかった。死について考えた事すらなかった。死ぬという事が現実ではないような気がしてた。何かを信仰するとは、どういう気持ちだろう、信じるものを探そうとしてる僕には分からない気持ちだろう。信じるものを見つけたということは、これからも生き続けるという事。こんな自分を見直させられた小説は初めてだし、こんな影響を与える小説は初めてだった。今読めてよかった。

「あなたを愛している自分を信じている」というような言葉が姉から出た時。この人は本当に自分が信じられる何かを見つけたんだなって思いました。長い道のりだったけど、それを見つけるだけで人ってこんなに変われるんだ。とお手本を見せてくれた感じです。姉と主人公、そして周りの人間達の変化の様子もこの本で見て感じてください。

一気に読めました。
楽しかったし、興味もそそられた。
ただ、上中下とも表装が好きじゃない。
物語は良かったよ。

★★★☆☆
はじめての西加奈子さん。正直…長い!初めはなかなか辛かったけど、途中からハマり出しました。1人の人間の壮大な人生を見たような読後感はなんだかすごくスッキリ。

サラバの言葉の持つ意味がやっと最後にわかった

読んだ。読み切った。誰かの人生を覗いた、歩というひとりの人生を、時には苦い顔で、時には微笑んだり、時には泣きながら見守った。上・中巻ももちろん読み応えあるし、絶対に必要な部分だけど、下巻がヤバかった。あえて、ヤバイという表現を使うほど。いい意味で展開について行けなかった。でも生きるってそういうことのような気がするし、何より命削って書き上げた本を本気で読めて良かった。
読み始めるには、少し意気込みのいる頁数だけど、ここに誰かが本気で願い続けて伝えたかった事が書かれてるならば、それはかなり読む価値があることだと思う。いつかあなたにその時が来ますように。

上巻は理想の母親像が読んでいて少し辛くて、全体を通して一体何を読まされているんだという気持ちになった。
だけど下巻、とくに終盤になるとこのために上中と進んできたんだなと。
はじめての西加奈子作品、良かった。

2017/11/30 読了

自分語りの文体が心地よい。奇抜な姉の行動も気になり、グイグイと物語に引き込まれる。最後は読者にぶん投げても良かったかなぁ。

2018.05.30
人や家族との関わり方は、成長とともに表向きは目に見えて変わって行くが、人生として見てみると関わっていない時間のみが変わっているのであって、実は本質は何も変わってないのではないか。

人との関わりに勇気をもらえた気がした。

こんなに年をとってしまった今更になって、何か大事なメッセージを受け取ってしまった感じ❗
なんてこった。

読者

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3か月前

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”この三年間であなたが一番得意になったことは、あきらめることだ。” ”でも今、数々の「あきらめ切れなかった」事々を思い出し、あなたは不思議に思う。”

6か月前

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まだ読んでいる途中だけど。 帯の「あなたを救ってくれる言葉が、この世界にありますように。」という作者の言葉が、この本を表しているなあと思う。 社会から生み出される「正しさ」は、確かに筋が通っていて圧倒的に正しくて、しかもこのSNS時代、国民総ライター時代には何度も何度も正しさがいかに正しいかぶつけられる。 だからこそ、正しい考え方にしんどくなってしまったり、押しつぶされそうになることがある。その逃げ場として、この本がある。 今の社会に基づいた、現代を象徴する一冊だった。

12か月前

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絵本 きいろいゾウ

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ただの心臓

登場人物(人ではないものも含めて)がみんな個性的で素敵で愛おしく思えてきます。それぞれがしまい込んだものを持ってる上で現在があって、表面上は見えないけどまだそれが生々しく存在してることがありありと感じられる、そんなお話でした。

12か月前

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