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作家、書店員、恩師、友人、恋人…生前近しかった13人による書き下ろしコラムと雑誌「幻想文学」に掲載されたブックレビュー7篇も特別収録。 続き

コメント

これだけあればいい。
この一冊を超える本に、まだ出会えていない。
世界に絶望したら読む本。
ひりひりと美しい。

2003年1月26日(日)その4 の日記。
「不在の神を追究しつづけたい。真理はさらに先にあると、あなたは神ではないと言い続けたい。」
この日記が私にとって、この物語の核です。

どの面に光を当ててもキラキラ輝く、宝石みたいな人。感受性のかたまりみたいな人。
でも、自分を磨いて磨いて磨ききって、少しでも曇ってると許されないと思って生きてきた人。

本、おしゃれ、美術、季節、世界、いろんなものとの向き合い方が全力で素直で真剣で、奥歯さんを見てると背筋が伸びます。
そして欲張りで背伸びかもしれないですが、奥歯さんの見ていた景色のもっと先を、いつか見れたらと思ってしまう。

この本を世に出してくれた、ポプラ社の斉藤尚美さんにも、大きな尊敬と感謝を送りたいです。

読者

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文芸

まく子

まく子

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Yukiji Yokoyama

プロ野球、介護、演劇、音楽、台湾…

西さんは、人物描写にこれでもかと形容を加えるのに、ちっとも文章が重たくなくて、むしろ軽やかな印象を与えるから、本当に不思議な作家さんだ。 ひなびた温泉街の中級旅館の息子、慧(小5?)の従業員宿舎に、圧倒的に皆をひきつける転校生コズエが母とともに住み込みでやってくる。 慧は、第二次性徴の精通も始まり、大人の階段を駆け上がっている最中だ。だからからか、クラスの同級生がちょっと子供っぽく見える。 「アイツが嫌い、だって嘘つきなんだもん」とか、一面的に人を判断していた慧は、「私は宇宙人」だと告白する魅惑的なコズエを半年ほどじっくり観察し、コズエをもっと知りたいと思うにつれ、人を考えなしに瞬間的に判断することの危うさを知る。 この本は、慧の思春期のモヤモヤした心模様を描いているが、 それと同じぐらいの比率で、 とっても異質で、でも魅せられてしまうコズエの徹底した観察描写で占められている。 だから、これだけ過度な人物描写でも重たく感じないのだろう。 慧とコズエ以外にも、温泉街に住むさまざまな人物の西さんの表現が面白い。どんなにダメなところのある人も、みんな愛おしく感じる。 西さんの本の中でも、作家の柔らかな眼差しを感じることのできる作品だ。

約7時間前

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明るい夜に出かけて

明るい夜に出かけて

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Stand始めました。

先日(去年)、佐藤多佳子さんの「明るい夜に出かけて」を読みました。 主人公が、「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」のリスナーであり、ハガキ職人でもあるという設定で(それがきっかけで、新たに友達ができたりします)、深夜ラジオに纏わる青春小説でした。 それで、ある程度年齢のいった作家さんが青春小説を書くと、登場人物たちの会話や雰囲気などが、古く感じたりすることがあるけど、今作はそんなことなかったです。 また、深夜ラジオに関して、よく取材されてるなあと思ったりしたんだけど、「あとがき」を読んだら、佐藤多佳子さん自身が深夜ラジオのファンらしく、どうりでくわしく書かれてるわけだ。 あと、「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」はもう終わってしまっているので、「アルコ&ピースのD.C.GARAGE」聞いてみようかなあと思ったりしました(で、実際聞いてみたりしてる・・・)。

約19時間前

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アンドゥ 新装版

アンドゥ 新装版

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嶋村史緒

無節操に何でも読みます。

物凄く装丁に凝った大人の絵本。 アン(イチ)ドゥ(二)、アン(イチ)ドゥ(二)、と二つのページを交互に開いていくと、物語が進む。 手紙の青インキの匂い。わたしには「おばさん」の言う青インキのほんとうの意味がわかりませんが、新刊など印刷したての本のインキの香りをよく嗅ぎます。

約23時間前

東の果て、夜へ

東の果て、夜へ

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

タイトルがなんとなくかっこよかったので手にとってみた。主人公は16歳の黒人の少年で叔父がボスの組織が持っている家〜麻薬販売所〜の見張をしている。その家が警察の手入れを受けて潰れてしまったことから替わりに人を殺しに行けと命じられた主人公。ロサンゼルスからウィスコンシンまで足がつかないように車で、他の3人の少年達と旅をするよう命じられて、という話。ロードノベルというジャンルは確かにあって、少年達の成長譚が殆どなわけだがだいたい白人が主人公なので作者は黒人少年を主人公にしたものが描いてみたかったのだそうだ。確かに成長譚ではあるものの内容はダークでラストもほのかな希望が残るのみ…しかしこの続きがすごく気になる。不思議な魅力を持った作品でした。

1日前

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