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1960年代、脳出血は今よりもはるかに死に近かった。母親が去った後の家庭で、小学生の娘はかつて母親がしていた家事を担おうとするが、「気がむしゃむしゃしてくる」。中学生の兄は夜中まで勉強に集中しようとするが、大きな空洞が彼の背中から透ける。横で見つめる妹。父親は、日に日に痩せていくのを娘に見抜かれてしまう。「私どもにとって、今年の『母の日』くらいざんこくな日はなかった」。世を騒がせる様々な死。「おなじ死ぬんでもおかあさんがいちばんいいみたい」。海辺でくつろぐ笑顔の父と兄と妹。死から始まる家族の哀しみと再生。

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細江英公の本