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日本の教育をむしばんだ「江戸しぐさ」を終わらせるために 「江戸しぐさ」は、芝三光という人物が、一九七〇年代以降に“創作”したマナー集とでもいうべきものであ... 続き

コメント

昭和末期に”創作”されたマナー集「江戸しぐさ」の真相に迫った「江戸しぐさの正体」から二年後に書かれた続編。
前作の内容もある程度踏まえているので、単巻で読んでも問題はないかと。

ネットでもさんざん叩かれ、「江戸しぐさの正体」の刊行も決定打となり、人並みにリテラシーがある人々からは完全にトンデモと認識された感のある「江戸しぐさ」だが、今やその最大の普及者が文科省になっていることに衝撃を覚える。

親学思想と結びついた「江戸しぐさ」は、都合の良い道徳観を流布させるための道具として存続し、現在も機能しているわけで、このあたりなんとも暗澹たる気持ちにさせられる。EM菌とか、水からの伝言とか、この手のデマは、善意に絡めていくところがたちが悪いよね。

読者

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原田実の本

江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統

江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統

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ぬぬに

非ワカモノです

1980年代に「創作」された『江戸しぐさ』が、有能なインフルエンサーを得ることによって、世に蔓延し、ついには文科省認定の道徳教材にまでなりおおせた経緯を辿りつつ、その危険性に警鐘を鳴らす一冊。 EM菌やSTAP細胞、水からの伝言、親学、ホメオパシーの類に至るまで、21世紀入っても疑似科学、オカルトとの類が世間からなくなることは無い。 これらのトンデモ系のネタは何故、社会に受け入れられてしまうのか?もっともらしい話、一見すると良い話は、無批判に受け入れられがちであり、ソレが権威と結びつけば更にその程度は増す。 これだけその荒唐無稽さが各方面から指摘された『江戸しぐさ』は未だに道徳教材であり続けている。先日読んだ「陰謀の日本中世史」でも、書かれていたけれど、理にかなわないこと、変だと思ったことは、積極的にそれを批判して潰していかないと、いつか取り返しがつかないことになる。痛切にそう感じた。

4か月前