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コメント

「風景」や「景観」とも訳されるランドスケープへの新しい視点を気づかせてくれる。「里山セット」、「フィルタリング」されざるを得ない地図 内部を流動化するための外部の武骨化、どれもなるほどと膝を打つ。
「里山セット」とも呼べる「浅間山古墳」の農地利用、墳丘の周りは水田、墳丘段上の前方部は段畑、後円部は薪炭林という地形の読み取り方というかこれは地形のブリコラージュとでも言うべきかそれが古墳の形状を1500年も維持させるという制度を超えた人間の営みのしぶとさが面白い。
「無骨な躯体が内部のツルツルな滑らかさを支えるという構造は、道路や鉄道をはじめ、排水溝や水道管や銃まで、なにかを素早く『流す』ためのさまざまな施設や器具に見られる。外部の構造体は頑なに無骨であることによって、内側の流れの状態をよくすること、つまり『流れてきたものが速やかに流れ去ること』を支えている。また、そのように頑なであることによって、外側の構造体は滑らかな内部と周囲の環境とを隔絶している。内側と外側、それぞれにあるものの様態に注目するなら、この隔絶によって分けられているのは、ものが動くスピードである。滑らかな内部は、滑らかであることでそこに『流れる』ものの速度と量を調整している。この隔絶はまた、内部を流れるものが外部環境を巻き込むことを防いでいるとみなすこともできる。高速道路の自動車たちも排水溝を流れる水も、そこに閉じ込められることによって周囲の土地への影響をなくしている」P.168

ランドスケープの方々と仕事をして楽しいのは、僕らが土地を見る視点よりもはるかに広範囲で捉える姿勢で、江戸時代からの文脈だったり、遠くからの起伏の流れだったり、30年後の風景だったり。この本にもそんな視点が密度高く詰まっていて、とても楽しく読みました。

読者

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アート

くらべる世界

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ぬぬに

非ワカモノです

東日本と西日本、昭和と平成、安いものと高いもの、いろいろなモノを比べてきたこのシリーズも四作目に突入。遂に日本を飛び出して、今回は世界編である。 日本の雪だるまは雪玉二つだが、欧米のそれは三つ。出す手が4種類あるフランスのジャンケン、サクサク砕けるアメリカのショートケーキ、横に弾くロシアの算盤などなど、流石に世界レベルにまで対象を広げると、違いの振れ幅も大きくなりインパクトは抜群だ。 最新作の「くらべる日本 東西南北」も出ているみたいなので、続けて読んでみる予定。

1日前

世界の美しい博物館

世界の美しい博物館

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やし太郎

なかなか本を読む時間が最近は取れ…

とにかく、建物や空間の使い方が大胆で、それ自らが「収蔵しているものの意義の大きさ」を物語るようです。行きたくなるものの、やっぱりヨーロッパが大部分なので、難しいなあ…。

12日前