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コメント

この人の想像力と論理展開の凄い事といったら。
並大抵の論理思考じゃその発想にはついていけない。

次から次へと展開される常識的にはおかしいけれども論理的には正しい物語の数々。
そしてそこに共通するのは主人公が何かを失うということ。

名前、影、体、家、心。

どれも孤独が付き纏うその物語は私を惹き付けて止みませんでした。

今と、これからの人間社会へのアイロニーをメタファーで表現した作品のような気もします。
受け取り方は様々かもしれませんが。

1番好きな作家は安部公房なんだと思う。どのタイトルもその世界観が好きでずっといたくなる。シュールでひんやりしてしいるが不条理のなかで葛藤する主人公を応援してしまう。

価値とはいかに脆弱なものなのか。存在とはいかに危ういものなのか。

いみじくも偶然の神はこう教えた。正義は合理精神によってつねに奪う者の側にあると。

根本の根本に疑問を持った主人公を読んでいると、こちらも疑問の深みに落とされていく。
何が起きているかわからなくなっていくが、その感覚が癖になる。

名前だけの”私”と名前を無くした”私”はどちらかが”私”なのか、それともどちらも”私”なのか

読んだ時、衝撃的だった。

読者

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安部公房の本

飛ぶ男

飛ぶ男

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スエヒロケイスケ

劇作家らしき仕事してるが物書きら…

再読。安部公房死後に見つかった未完成稿。まだ初稿とも呼べない、ラフスケッチのような状態なので、作品が出来上がる過程が見えて面白いです。

約2年前

箱男

箱男

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主に電子書籍で読んでいます

かれこれ20年間「買う、人に貸す、戻ってこない、また買う」を繰り返している本。

2年前

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