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1945年7月、4カ国統治下のベルリン。恩人の不審死を知ったアウグステは彼の甥に訃報を届けるため陽気な泥棒と旅立つ。期待の新鋭、待望の書き下ろし長篇。 続き

コメント

「今やレジスタンスになってしまったファシストたち」
舞台は第二次大戦に敗北したドイツ。
人が当たり前に死んだ時代にあの人の、あの子の死だけは当たり前にしたくない戦争のせいだと見放したくないと歩き続ける少女アウグステの話です。

日本人の作家が書いているというのが信じられないくらい、描写が生々しく生と死が克明に描かれている。タイムラインがかなり前後するので注意が必要だけど、最後の手紙を読むだけでも価値あり。ドイツの話でありながら、その話を通してあたかも戦後間も無くの日本のことを話しているかのよう。

何が悲しいのかもわからなくなる戦争はこうして何度でも教訓とする必要があるのだろう。読了。読みやすい文体。

戦争が終わっても、ドイツ国民同士が憎しみ合う。戦勝国は、土地の奪い合いをする。少女アウグステはこの混乱の中、心の悪と向き合い善意を無くすことなく生きていこうと悩む姿に心を打たれる。
不幸の中にいると何が不幸なのかわからなくなる、そんな状況が克明に伝わってきました。

読者

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Akira

頬を撫でるような霧雨も強かに日々…

戦争の哀しみ、虚しさが詰まったミステリ。エピローグの余韻にぐっと来ました。映画プライベート・ライアンを思い浮かべて読みました。

3年前

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