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物語は世界の終わりから始まる。喜びも、恐れも、快楽も失った人類は、ネオ・ヒューマンと呼ばれる永遠に生まれ変われる肉体を得た。過去への手がかりは祖先たちが残... 続き

コメント

『素粒子』と『ランサローテ島』を読んでから読むことをオススメする。

人が生きるためには何が必要か。それは愛だ。しかし愛は不平等だし、たいてい永遠に持てるものではない。というウエルベックの主張がより強まっている。だが、今回もそんな世界に抗う男が登場する。抗った結果何が見えたのか、永遠の愛なんて存在するのか、ウエルベックなりの回答が用意されている。

ここに描かれる未来を生きるネオ・ヒューマン社会には、もはや戦争はなく個人間の諍いさえありません。そもそも他人とふれあう機会がなく、コミュニケーションツールは電子通信のみ。よって人付き合いから生じる悩みも痛みもなく「解脱」に近い状態です。

現代の行き着いた不寛容な社会とテクノロジーの先に、ミシェル・ウエルベックはアイロニカルな鋭利を向けます。伊藤計劃の『ハーモニー』も同様です。

誰もが袋叩きにあうという恐怖心と、いつでもリンチする側へ回らねばならないという焦燥感は、『離脱』=『解脱』者を大量に産む社会へ向かっているように思えてなりません。

読者

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ミシェル・ウエルベックの本

闘争領域の拡大

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学生

経済の自由化のように、セクシュアリティも自由化した現代。経済的に勝ち組でありながら、性のヒエラルキーにおいて「下」である主人公。

5か月前

プラットフォーム

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まさと

ちょこちょこと読む

ヒロインのヴァレリーが非モテ男子にとっての理想像過ぎる。愛しちゃった。この小説を読んでいる間中ヴァレリーを愛してたって胸を張って言える。だからこそ、ラストで心が大きく揺れてしまった。 いつも通り愛の話であることに変わりはない。今回のスパイスはセックス観光、東アジアなどにおける買春について。つまりは人間の欲望について。

約1年前

服従

服従

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山奥

花屋 植物担当 から転職 書店員…

2017年仏大統領選の最中に文庫化 ルペン氏VSマクロン氏のニュースを横目に、どっちが現実かわからなくなりながら読みました 何事も、想像してみるのって大切

1年前

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闘争領域の拡大

闘争領域の拡大

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まさと

ちょこちょこと読む

愛をください。 非モテ、しかも頑張る非モテに対する同情が溢れ出る。そこでハタと気がつく。この非モテの頑張ってないバージョンが自分であるということに。アッアッ。ぼく、このままだとヤバいかも......ウァーー。 金の不平等より愛の不平等の方がタチが悪い。

1年前

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