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二〇一五年二月に自宅で強姦の上、撲殺された市政担当官補レキシー・パークス(三十八歳)。被害者の体に残された精液(膣内と体表から回収)のDNAが合致したため... 続き

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マイクル・コナリーの本

贖罪の街(上)

贖罪の街(上)

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

邦訳が出ると必ず買っていた作者のハリー・ボッシュ・シリーズ。いつの頃からかマンネリというかちょっとこれはおかしいのでは、と思って...どうも主人公が振り切れ過ぎというか明らかにやりすぎになってしまっていてリアリティに欠けてしまい、残念に思いつつ惰性で新作が出ると手には取るという状態。大丈夫かな、と思いつつ手にとってみました。前作でコンプライアンス違反により定年後も雇用延長されていた刑事の職を追われ、復帰を求めてロス市警を訴えている。この訴訟に携わっている異母弟の弁護士から別の事件での調査協力を求められる。容疑者側への転身に躊躇しつつも事件追求の本能に逆らえず調査にのめり込む主人公。動いていくにつれて悪徳警官の姿がちらついて...という話。警官ではないという制約からか最近の作品で鼻についていたやりすぎ感が薄まっており、事件に食らいついたら離さない主人公が戻ってきたという印象を受けた。近年の作品の中ではかなり良かったと思う。

2か月前

燃える部屋(上)

燃える部屋(上)

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

出たら必ず買う、から、出たら必ず読む、になってしまったけどもそれでも楽しみな作家の主要なシリーズである刑事ボッシュもの。邦訳では17作目。正直なところこのシリーズについては、長く続くシリーズの常で緊張感が無くなったというか...アメリカの国民性なのか彼の国で長く続くメジャーなシリーズものはパーカーのスペンサーやブロックのスカダーのように円満な家庭とか幸せな家庭に落ち着いていき、ひりつくような感じというかテンションが落ちていくような気がする。残念ながらボッシュのシリーズも同様で、悲惨な生い立ちとベトナムの経験からかなり影のある男だったボッシュもなんとなく普通の初老の男になってしまった感があるのだが...。とういうところで本作。 定年延長制度を利用してロサンゼルス市警で未解決事件を担当している主人公、本作では注目の新人であるラテン系の女性刑事とコンビを組んで、かって狙撃され半身不随となった男が亡くなって生きている間に取り出せなかった銃弾が取り出せたことからそれを元に捜査を開始する。一方で女性刑事のトラウマとなっている放火事件も手がけることにし、2つの事件を追っていくのだが、という話。近年のボッシュものでは出色の出来との触れ込みだったのだが...確かに構成や展開は見事なのだけどなんとなくスムース過ぎるというか。全盛期の作品とは比べようもないが、それでも出たら必ず読むことに変わりはないだろう...特に今回の終わり方が次作を気にせずにはいられない形だったし。あのボッシュもの、と思わなければかなり面白かったことも事実。今回新たに登場した女性刑事を主人公とした新たなシリーズも始まったということでこちらも楽しみ。

8か月前