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傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えよ... 続き

コメント

孤独を癒し、避けられない死を迎えるその時のために、ノリツネは家族捜しを中断して弥一のそばにいるのではないか。
犬は人という愚かな種のために、神様だか仏様だかが遣わしてくれた生き物なのだ。
人の心を理解し、人に寄り添ってくれる。こんな動物は他にはいない。
              by 弥一

Twitterでたまたま見かけた。
「無職の男」というキーワード。

自分にピッタリだと。
本棚にあったこの本を手に取り、一気に読み切った。

無職の男の話じゃなくて、犬の話だとすぐに分かったけど、いろんな人の人生がみえてきて、壮大な旅に出たような気分になった。

一人一人の生き様があるということを、本は教えてくれる。
自分もちっぽけな存在でいい。
多聞のように、周囲の人間を幸せになれるようになりたい。

絡んでくる人間たちは、抗えない運命の中で犬に希望を見出す。でも、犬の目的はただ一つ。そこは終始一貫していて、むしろ清々しい。多くの魂が救われますように。

うちの犬はこんなに賢くないけど、常に我々と共に居て寄り添ってくれる。

読者

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馳星周の本

四神の旗

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

藤原不比等を取り上げた前作が面白かったので手にとってみたこれは不比等の息子たち武智麻呂、房前、宇合、麻呂の俗に言う藤原四兄弟の話。偉大な父親の遺志を継いで権力を掴んでいく過程を描いている。四兄弟の祖父にあたる中臣鎌足が蘇我氏を倒してくれたあとなので大物と言えるのは皇族たち、特に長屋王だけで彼といかに対峙しどう排除したのか、という物語。武士が主人公の歴史モノと違って貴族による闘いなのでどうしても陰険というか...腹のさぐりあいであったり讒言であったり、というじっとり感は拭えない。そこが面白い、と思える人であれば楽しめるのかな、という気はした。長屋王から藤原四兄弟~橘諸兄~恵美押勝~藤原氏の復権という権力闘争の流れだとかその前の次代、大化の改新と壬申の乱ではじまる飛鳥、奈良時代の歴史は実はかなりの激動でもっと掘り下げていくと楽しめるかな、という気がしている。ちょっと残念なのは主人公が4人いるような感じなのでちょっと散漫になったところと結末が少しバタバタと蓋閉められちゃった感じなところかな。

約1年前

アンタッチャブル

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オールドファッションドボーイ

ボロは、着てても心は、錦

気楽に楽しんで読める。奥田英朗の世界に近いように感じた。

2年前

雨降る森の犬

雨降る森の犬

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ぽち

生まれた時から共にいるのが当たり前だからか、描写される犬の動きや表情が鮮明に頭の中に浮かんでくる作品です。思春期のモヤモヤや言い表しようのない孤独感を抱える登場人物が、新しい環境で人間関係を築き、身体ともに力を蓄えていく様子は、読んでいて清々しかったです。

約3年前