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田岡時代から山一抗争、五代目体制発足、山竹戦争、宅見勝若頭暗殺、六代目クーデター、分裂抗争ーー暴力団取材の第一人者として大物ヤクザたちと対峙してきた著者が... 続き

コメント

正直なところ作者については暴力団もの専門ライターと思っていてまともに先品を読んだことがなかったのだけど「食肉の帝王」を読んで感銘を受けたのと本作の世評も高いので手に取ってみた。山口組のルポタージュで世に出て、その後にいくつか書いた内容の一つが気に食わないと山口組から攻撃を受けるハメになり自身はもとより息子までが刺されて怪我をし、果ては出版社まで襲撃される事態を招いたというある意味かなり腹の据わった書き手が取材相手である暴力団とどう付き合い、どう取材してきたのか、をまとめた作品。かなりあけすけに人物評価も書いてしまっており〜評価が高いのは竹中四代目とその兄弟、評価が低いのは渡辺五代目と宅見若頭、中野会会長、山健組の先代、当代、司六代目、などなど要は竹中以外のほぼ全員(笑)〜普通はどういう報復があるか分からないので怖くて人前で口に出すのも憚られるような内容もあけすけに書いてしまっている。そりゃこんなこと書いてたら刺されるよ、という感じだが、だからこそ貶されている相手にも一目置かれるに至った感じがよく出ていて非常に面白い。リアルタイムに一和会の分裂や四代目の暗殺事件、宅見組長暗殺事件、五代目の追放などを報道では知っていたものの事件の背景や真相などはよくわからないと思っていたのだが本作を読んでなるほどそういうことだったのか、と腑に落ちた感じがする。思えば暴力団が白昼堂々と抗争や暗殺、果ては気に食わない一般人まで襲撃するというすごい時代があってどこか作者もその時代を懐かしんでいる、そういう印象を受けた。今の若い人にどこまで響く内容なのか疑問だがリアルタイムに報道に接していた年代の人にはかなり面白い内容と思った。

読者

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溝口敦の本

食肉の帝王

食肉の帝王

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

暴力団のルポターシュでお馴染みの作者なのでこんな作品を出しているとは恥ずかしながら知らず、ある宴会で話題になって興味を持ったので手にとってみた。BSEの騒動で国の補助金を騙し取ったとして一族挙げて逮捕さらたことで有名になったハンナングループ総帥の話。関西出身なもんで恥ずかしながら正直いうと同和の問題には触れたくもないという思いがあって避けてきたテーマ。行政もやはり同じで過剰に優遇した結果、目端の利く者が巨万の富を得ていたという話。制度を悪用した一部の者のせいでかえって差別を助長した、という構造が分かる。元はと言えば謂れのない身分制度が悪いのだが利益のためには身内を暴力団に入れても構わないというなりふり構わぬ生き様はある意味立派。まとわりついて利益だけ吸いとってのうのうと暮らしてる人の方が多いんだろうと思うとやりきれないが。これは読み応えがありました。

2年前

暴力団

暴力団

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うっちー

自動車業界勤務のひよっこ生産技術…

暴力団の思想や組織構造がよくわかる。良書。

3年前