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病やケガ、衰弱や死は避けて通れない。自分や親しい人が苦境に立たされたとき、私たちは「独りでは生きていけない」ことを痛感する。そうした人間の弱さを前提とした... 続き

コメント

「何もしない居場所とは、まさに「誰かの前で独りになる力」が高められるような場所である。誰かに守られている安心感が、何もせずに居ることを潜在的に可能にする。このとき、人は自身の存在を実感できるのである。つまるところ存在のケアとは何か活動せよと迫る社会活動とコントラストをなす、何もしなくてよい居場所の提供なのた。」p.135

「一般化すれば、「できないということに耐えること」こそがここでのケアであるという、不可能性の反転として現実への応答がなされている。」p.149

読者

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村上靖彦の本

レヴィナス ---壊れものとしての人間

レヴィナス ---壊れものとしての人間

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うゆだ

いとおしさオバケ /

難解とされるレヴィナスの概念を読みやすく紹介している印象。個人的にil y a をイリヤではなく「ある」としているのが◎ 人間(個体)は元々精神健全なものではなく、狂気や疾患の可能性を常に抱えているものであり、またこの世界を構成する空間もそれを内在化している。 しかしその事こそが他人や死者と繋がる可能性を確保しているものである。 欠損している事を出発点として話すのに救われる。 特にイリヤというカナカナで現せられてきたものを"空間"として使われてる意図を組んだ「ある」という言葉にしたりするなど、カタカナにして不明瞭さを残さないのが凄く良い。 レヴィナスの生涯とその思考と背景までかなり広くそして超深く網羅してて慄く。 無意味感や空虚さを抱える事で慢性的に苦しむ人にオススメできる。 著者の村上靖彦さんの背景である精神病理学やケア現場での話が織り交ぜてあるので単純に入門や解説じゃなくて具体的で◎ 凄く凄く面白い。何度も読み返したくなる。

2年前

自閉症の現象学

自閉症の現象学

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あなご

教育と心理の仕事。1987生

自閉症ってやっぱり面白いなあ。自分も自閉症スペクトラムの中に入っていると自覚してるが、幼少期を思い返すと特徴が重なるところが散見。今ではトレーニングの成果もあり適応しているように他者から見えているとは思うが。自閉症を学ぶことで定型発達の不思議さも確認でき面白い。想像力で世界を補えるかどうか、なんだなあ。

4年前