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藤原道長が栄華を極めていた時代、対馬・壱岐と北九州沿岸が突如、外敵に襲われた。千年前の日本が直面した危機を検証する。 続き

コメント

日本史上、外国勢力の来襲は鎌倉時代の元寇が有名ですが、9世紀には新羅の侵攻。そして、平安時代にも女真系の異民族の攻撃を受けているんですね。

本書では、11世紀に女真系の異民族が対馬、壱岐、北九州を襲撃した平安時代最大の対外危機を描きます。

現場を指揮したのが、左遷させられて太宰府送りにされていた藤原道長の甥だったというのも面白い。

律令時代の皆兵制から、軍事官僚の登場。これが後の武士の台頭に繋がっていく。古代日本の軍制の変化について知ることができる一冊でもあります。

読者

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関幸彦の本

恋する武士 闘う貴族

恋する武士 闘う貴族

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ぬぬに

非ワカモノです

王朝時代から、院政期、鎌倉時代、南北朝にかけて、さまざまな武士の恋と貴族の闘いを取り上げたエピソード集。野卑なものであるとされた武士の雅な恋模様と、高雅な存在とされた貴族の生々しい闘争心。一般的に想定されがちな階級属性とは真逆の側面にスポットを当てたところがポイント。 対照的な属性に見えても、恋と闘いは反意語ではない。身分を問わず色恋はどんな階層でもあることだと思うので、それなりの強い意志がなければ生じないであろう貴族階層の闘争パートの方を興味深く読んだ。 妬み、羨望、執着、未練、妄執、透けて見える欲望のバリエーションの豊富さが楽しい。特に院政期以降の、急速に政治の実権を剥ぎ取られていく貴族たちが、生き残りをかけてどのような戦いを繰り広げたのかは面白かった。 登場するのは著名な人物ばかりなので、ある程度日本史を知っている方なら楽しく読めると思う。

約6年前