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地震の前日、すみれは遠野くんに「最近忙しかったから、ちょっと息抜きに出かけてくるね」と伝えたらしい。そして、そのまま行方がわからなくなった――(本文より)... 続き

コメント

大切な人がいなくなった。亡くなった。
人を悼むこの気持ちは、大切な人に向かっているのか、自分の心を慰める為にあるのか、わからなくなり不安になった。
失った心の穴が、何か他のモノに変わっていく「時間」や「何か」は人それぞれだ。
湖谷さんの思いは、言葉になる前で形になる前で、読んでいて辛かった。
亡くなった彼女の死の動向が描かれているのが特徴的だと思う。残酷であるが、彼女の歩みは海へとーー。

東日本大震災が起きた。その時、旅行に行っていた友人が帰ってこなかった。
大好きな友人の死をどう受け止めればいいのか、どう捉えればいいのか、どう対処すればいいのか、悲しいと寂しいと辛いと、とにかく負の感情が溢れてしまって、前に進めない女性のお話。
自分が死んでしまった時、自分の1番近くにいる人にどうしてもらいたいか。逆に友人や恋人や家族が亡くなってしまった時、どうして欲しいのか。受け入れるってどういうことなのか。そんなことを考えさせられる。その答えは、本書にある通り、忘れる、とは違うと思う。でも、忘れない、とも確かに違う気がする。
すごく難しい問題だけれど、やっぱり、たまに夢に出てきて欲しい。会いに来て欲しい。自己満足なのは百も承知だけど、生きているときの幸せだった瞬間を思い出せたらいいなって思う。

東日本大震災で亡くなった人、その友人、恋人、家族を巡る話。大切な人を亡くした時、どうするか、どうなるかを考えてみるきっかけになりました。

読者

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彩瀬まるの本

不在

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SGGK

サッカーとミステリとハードボイル…

自分の人生が普通ではないと感じるか?何を基準にそれを判断すれば良いのでしょうか。家族構成、家柄、収入など、判断基準は色々とあるかもしれませんが、人生など自分のもの一回きり、なかなか比較できるものではないでしょう。 というところで、このタイトルは一般性の「不在」なのではないかと考えましたが、その一般性すら人それぞれではないかとも感じます。結局のところ、人が他者を理解できるのは自分の常識の範囲内に過ぎず、その範囲をいかに広げられるかが重要なのではないかと。

3か月前

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鍵のかかった部屋 5つの密室

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サイカワモエ

本と本棚好き。

糸を使って外から鍵を閉める、という作品のアンソロジー。どの作品も短編ながらキャラの面白さがあって良かったです。個人的には、御手洗シリーズを読みたくて買ったのですがね。ちょっとあっさりした感はあるけど、また御手洗シリーズを読めて満足しています。

5か月前

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くちなし

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ノノハル

my本棚の前で立ち読みしてしまい…

いつのまにか、少し違う世界に紛れ込んでいる。違う価値観が常識になっている世界。そのスイッチに知らない間に触れてしまって、当たり前のように「愛」について考えている。愛がえぐれたように感じるのだけど、温かい短編集。

7か月前

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暗い夜、星を数えて―3・11被災鉄道からの脱出

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サッカーとミステリとハードボイル…

東日本大震災に遭遇した著者のノンフィクションです。この経験を元に「やがて海へと届く」を上梓したのでしょう。 被災地のためになにかできないか、被災していない人たちに何か伝えられないかという事と、放射線への恐怖から自分も被災者を差別しているのではないかという葛藤が伝わってきます。 被災地支援のため、合計3カ月間ほど現地に行きましたが、発災直後の状況は語り継いでいくべきものだと思います。記憶が薄れかけている今だからこそ、多くの人に読んでもらいたい一冊です。

約1年前

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