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仕事のことだったら、そいつのために何だってしてやる。そう思っていた同期の太っちゃんが死んだ。約束を果たすため、私は太っちゃんの部屋にしのびこむ。仕事を通し... 続き

コメント

「あのさ、一番やばいのはHDDだと思うのさ」 確かにな。死んだ後のパソコンほど恥ずかしいものは無いかもしれない。
働く女性に読んでほしい生きる短編集です。すごく読みやすてあっという間に読んでしまいました。

芥川賞なのに面白くてビックリした。働くアラサー女子にオススメ。

もう一度読み返したい作品、ここから絲山さんの本を読んで行くきっかけになった。

主人公の会社員の女性が、突然亡くなってしまった同僚の男性との約束を守る小説。この小説は読んでいて登場人物の行動、思考の探りがいがあるというか。なぜ亡くなった同僚の男性は主人公に亡くなったときに自分のパソコンを使えなくなるようにして欲しいと奥さんではなく主人公に頼んだのか。そして主人公はなぜ同僚の男性からの願いを受け入れたのか。危ない橋を渡ってまで願いを成就させたのか。会社員の仕事、出来事、日々と水面下での思考、願望の混ざりあい。お互いの信頼関係が最期まで崩れなかったのが読後に爽快感がある理由なのかもなと。

読者

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絲山秋子の本

離陸

離陸

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読んだなら、書こう、なるべくなら…

離陸。彼、彼女達の突然の死と不在を掌にじっと握るうち、語り手たる佐藤弘、サトーサトー、イローはその比喩に到達する。 文庫帯文にある彼、佐藤本人の言葉にあるように '' 距離というものは、自分とどこかにいる人との位置関係にすぎないのではないか。相手がいなくなれば、二点のうちのひとつが消える。距離も消える。消滅する。'' サトーサトー、佐藤、イローにとって彼、彼女たちはいなくなったのではない。離陸したのだ。まだ距離は存在する。消滅などしていない。いつか近づける。そばに行ける。その願い、祈りは確かに胸を打つ。 のだが、のだけど。

9か月前

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スモールトーク

スモールトーク

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さすらいのアリクイ

兵庫の山の中で暮らしています

参加予定の読書会の次のテーマが「会話」で、何か会話が特徴的な本はと探していたらこの本を思い出し、発表の準備で再読。画家の女性の主人公が昔付き合っていたらしい音楽プロデューサーの男と色々な外車に乗って色々喋りながら色々な場所へ行くという車の小説。互いに「外車が好き」という共通点があるということでが小説のキーではないかと。相性が悪そうな二人が何故乗ってる車や互いの性格などをペラペラ喋りながらあちこちに行くのか?それは互いの外車好きさ加減を確認したかったからなのではと。会話は軽いが、その会話の軽さから人生のコクの深さが味わえる小説ではないかと僕は思います。

9か月前