文芸

スペードの3

スペードの3 朝井リョウ

3人の女性の見栄と羨望と嫉妬の話…かな?朝井リョウ、男のくせに女心が分かるのか、女臭がプンプン臭ってきそうです。

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阿弥陀堂だより

阿弥陀堂だより 南木佳士

人に本を勧めるのは、非常に難しい行為だ。だから、お勧めの本を尋ねられると「合わなければ無理して読む必要はない」などと一言付け加て紹介することになる。そんな私が、是非読んでみてと言いたくなるような本に出会った。主題、ストーリー、人物、背景、これらが全て破綻なく一つの世界を作りあげていると、この小説は思わせてくれるからだ。この中の、誰かが欠けても、何かが置き換えられてもならない。無駄な言葉もない。ああ、小説ってこういうのを指すんだなぁ。

ゴースト

ゴースト 中島京子

「世にも不思議な。。」と言う方が近い感じがします。ゴーストと人間の境界線が緩い。

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白河夜船

白河夜船 吉本ばなな

これは再生の物語 何もできなくて、身動きすらできない悲しみのなか、ただ眠ることだけが救い ゆめなのかうつつなのかわからないなかで見る、 いなくなってしまったあの人の幻 でも、眠りはいつか再び立ち上がるための休息 人にはそういう時間が必要なときがある とてもよい本でした

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お月さん

お月さん 桐江キミコ

読みやすく自然に頭に入る短編が多いのだが、なぜか読み終わった後に物悲しさが残る。物悲しさが記憶に残る。少し寂しいそんな本だった。

きみはいい子

きみはいい子 中脇初枝

5話からなる短編集 ちょっとずつ 人物がつながっています 子供に虐待する親は 自分も虐待されていた人が多いというが 虐待されてなくても 子供に虐待する親もいて 自分の思い通りにならない子供に対して腹立たしくて 殴ったりするのだろうけど 虐待するくらいなら何故子供を産むのだろう 虐待された子供は 言われ続けるからか 自分は悪い子だと思っている タイトルのように 君はいい子だよって言ってあげたい

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春の庭

春の庭 柴崎友香

この装丁に惹かれて我が家の本棚に。あの写真集で見たものが実際に部屋の窓から見えたなら、なんて発想がとても好き。この装丁の写真を見てしまっているからか、作中に出てくる風景は全部少し褪せて光量が多くてでも少し薄暗い雰囲気で幸せな気分だった。でも終わりにかけて急に展開が読めなくて、少し困ってしまった。 この人の本、次は何を読もうかな。

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物語の生まれる場所

物語の生まれる場所 大宮エリー

2018年10冊目。絵はそんなにないけど、絵本をめくる感覚。本屋さんで一目惚れして、だいすきなお友達に贈るのと、自分用、2冊連れて帰ってきた。良い判断でした。/201801

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風の陣 ()

風の陣 () 高橋克彦

2018/02/19 読了 続いて読んでしまった。こちらは本棚から出してきたPHP版。今回は『恵美押勝の乱』。道鏡の力が徐々に増していくのが不気味ですね。次巻は『宇佐八幡宮神託事件』かな? 天鈴と嶋足の活躍が楽しみです。

鼻

鼻 ニコライ・ゴーゴリ

パンを食べようとしたら鼻が入っていたり、 ある朝突然鼻が無くなっていたり、 その鼻が変装して街を徘徊していたり。 最初の印象としてはなんとも奇妙で滑稽な話。 けれど、不思議と本からぬけだせなくなる。 なんで鼻なのか…と深読みすることも忘れて、私は純粋に、笑劇作として衝撃でした。 ついつい、社会風刺や何かのメタファーとして想像したくなってしまうんだけど、それはいつかの楽しみにとっておきます。 ゴーゴリは、この作品の発表を長らく渋っていたらしいけど、何か気持ち分かりますよね。笑

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土曜の夜と日曜の朝

土曜の夜と日曜の朝 アラン・シリトー

工場勤務の青年アーサーは、お上品な奴じゃない。 人妻を誘惑して洒落込んだり、喧嘩をしたり、いつも虫の居所が悪いピカロだ。 けれど彼は、人生に対して一家言を持っている。 「人生はきびしい、へこたれるもんか」 土曜の夜をパブで破茶滅茶に過ごし、静かな日曜の朝を迎える労働者階級の青春。いつの時代も男の子は少しやんちゃがちょうどいい。

嘘八百

嘘八百 今井雅子

地元堺市を舞台にした映画の本ということで購入しました。 骨董品の世界のことはよく知らなかったのですが、こんなこともあるのかなあという感じ。 堺市内の地名が出てくるので、イメージしやすかった。 後半、茶器を苦心して作るシーンがあるので、陶芸をされている方はより楽しめるだろうなあと思いました。 少しですが、利休や半井瑞策、長次郎のことが勉強になりました。 コメディなので気楽に読める作品でした。

クリスマスに少女は還る

クリスマスに少女は還る キャロル・オコンネル

誘拐された少女たちは帰ってくるのか? 少女たちの誘拐・殺人を繰り返す変態殺人鬼をかつての被害者の双子の兄をはじめとする捜査官たちが追っていきますが、その結末は単なる犯人暴露に留まりません。 たくさんの魅力的なキャラクターが登場します。 私もまんまと誘拐された少女サディを好きになってしまったので、結末には驚かされると同時に本書がお気に入りとなりました。

アクシデント・レポート

アクシデント・レポート 樋口毅宏

久しぶりにとんでもない小説に出会ってしまった。 645ページ、二段組。カバーを外すと黒光りする装丁。 1995年、大坂発東京行き大洋航空420便と東京発沖縄行き461便が空中で衝突し、乗客672人が死亡した航空機事故の関係者のインタビューを集めたという小説。 もちろん、この航空機事故は架空だけれども、それでも昭和平成の時代について語られ、とくに95年以降の日本について関係者の言葉を借りて、著者なりの時代の見方が透けて見える。 厚くて、小難しそうな本だし、読みにくいように見えるかもしれないけれど、そんなことはない。インタビュー形式なので一本一本の短編小説として読める。どのインタビューも、すごく迫力があるし、起承転結があるからすごく引き込まれる。 上手くまとめる言葉が出てこないけれど、とんでもない小説に出会ってしまった。 平成の終わりに、平成とは何だったか振り返る良い機会になった。

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美女と野獣

美女と野獣 ボーモン夫人

ボーモン夫人の13編の短編集。 有名な美女と野獣含め、どの物語も人間の美徳をテーマにしたものが多く、面白い。 悪いことをしてもバレずに成功する人もいれば、ズルして幸せを手にする人もいる。 逆に、いい行いをして遠回りすることはたくさんあります。 でも必ず、人生の素敵なことは、物語の最後の方で起きるんです。 『良いことをして、報われないなんてことは無いんですよ。』 子供の頃に習った、誰もが知ってること。

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