文芸

妻が椎茸だったころ

妻が椎茸だったころ 中島京子

妻が椎茸だったころが1番好き。 料理をしていると感じてくる雰囲気も重なる。 猿宿もハクビシンも英語力の低さのせいでやんわりとしかわからない話もすべてが独特だけど皆理解できる空気のある本。お気に入りの本に。

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十二番目の天使

十二番目の天使 オグ・マンディーノ

はじめの3行読んで、「二度目」だと気がついた。 ストーリーは典型的な「泣ける」である。私は、泣ける本に泣かされるのは嫌いだけれど、そんな重かったっけ? 読後、不思議な清涼感! ああ、そうだった。これだコレ!と納得。 そーですね。そーです。はいはい。 しっかり泣いてしまいましたよ。 地道にチャンと生きることを誓います。

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三人屋

三人屋 原田ひ香

三人姉妹。ラプンツェル商店街。 両親が残してくれた喫茶店「ル・ジュール」。 ル・ジュールで、三人姉妹が下から順に、朝の喫茶店、昼のうどん屋、夜のスナックを切り盛りしている。 仲が悪いのか? 当人達も、しっくりいってない風だけど、三人姉妹は、よく似てるし、何より家族愛が深い。あまりにも愛が深すぎて各々溜め込みすぎなところも。 でも、姉妹や姉妹に関わる人達が、足りないところを、いい感じで補いあって。 人情味溢れてます。

城の崎にて・小僧の神様

城の崎にて・小僧の神様 志賀直哉

志賀直哉は最初に読んだのが実家にあった旧字体の『暗夜行路』で、これを読み進めるのに苦労した覚えがあったせいか、他の作品は読んだことがなかった。そういうわけで、この本に収録されている話はすべて初読。志賀直哉と聞くと「簡潔な文体」を連想してしまうためか、この短編集も文章を気にしながら読んだ。これを読む前に谷崎潤一郎の「文章読本」を読んでいたため、一番印象に残っているのも「城の崎にて」になった。淡々とした文章が、磨かれた水みたいに思えてくる。

アナログ

アナログ ビートたけし

今の時代 簡単に連絡を取り合える人間関係は 便利な分 悩んだり心配したり心の葛藤がないと 本文の中にあって 確かにそうかもしれない 携帯がない時代の恋愛がいかに不便なものか 作中の2人は携帯があるにもかかわらず 連絡先を交換してない中での約束だから 体験して理解できたのではと思う そんな2人が再会出来たのは やっぱり縁でしょうか

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ハリネズミの願い

ハリネズミの願い トーン・テレヘン

誰かに会いたいんだけど、会いたくない。誰かと一緒にいたいんだけど、1人でいたい。 子供の頃は家族と暮らしていて、寂しいという感情をよく掴みきれていなかったように思う。 大人になり、1人で暮らしているとやっぱり寂しさを感じる時はあるし、誰かと一緒にいたいと思う。 でも、全てが自分の思うように楽しくなるわけでもない…と思ってしまうこともある。 行動する事は大切で、行動するのにもきっかけが必要。きっかけは周りの人たちの親切で与えられるものでもある。 そんな嬉しい経験を積み重ねていけば、ハリネズミの願いもきっと叶うのではないか。 ハリネズミ、応援しているよ。

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海亀たち

海亀たち 加藤秀行

心地よい生暖かい風を感じる作品です。ですが、もう一つ踏み込んで欲しいという物足りなさを感じました。まだ作家になりきれてないのかなあ。

終わった人

終わった人 内館牧子

仕事中にも続きが気になるほどのめり込んだ久しぶりの一冊でした。自分の心のあり様を見つめる冷静さを備え、素直に生きたい。周りの反応に惑わされすぎず自己開示して、真っ直ぐに前を向いて歩こう。…そう思うとともに、読後、爽やかで暖かい気持ちになりました。

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花ひいらぎの街角 紅雲町珈琲屋こよみ

花ひいらぎの街角 紅雲町珈琲屋こよみ 吉永南央

シリーズ6作目 ある日 草のもとに届いた旧友からの小包 そこから全ての始まりだった 心躍る計画を思い付いて 印刷会社を探していて知り合った人達が 繋がっていて いろんな思いを抱えているところに 事件があって 結局 巻き込まれてしまうというか首を突っ込んでしまう草さん こんなおばあさんが近くにいたら お店「小蔵屋」が実際にあったら とても素敵だと思う

その街の今は

その街の今は 柴崎友香

頭の中で思ったこととか、思わなかったこととか、私が意識するまでもなく文章としてじゃなくて、感覚として頭の中に入ってくる。だから多分私はこの人の書く文章が好きで、読み終わりたくないなぁといつも思う。今回の舞台は心斎橋。大阪に住んでいるので、何回も行ったことがある場所だ。でも、地名だけじゃピンと来ないところもあって、今度、文庫片手に心斎橋を歩いてみようかと思う。 それから、川上弘美さんのあとがき。『柴崎さんの本に出てくる、女の子も男の子もかわいい。』うん、まさにそれ。すごい。

3時のアッコちゃん

3時のアッコちゃん 柚木麻子

ランチのアッコちゃんに続き、読了。 関西編だが、やはり最初のアッコさんの話が一番元気になる。そして、ビジネスに想像力がいかに大切かを学ぶ。

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愛される資格

愛される資格 樋口毅宏

面白いのか、面白くないのか、すごく難しい作品だった。 樋口さんの作品は、フィクションの力を借りてとんでもない境地まで主人公たちをプッシュアップさせて、どこに着地するんだろう、っていうワクワク感があって、その極北が『アクシデント・レポート』だと思う。あれほどフィクションの力を借りて、ガンガン突き進んでいく作品は無いし、虚実入り交じって、現実を飲み込むほどの作品は、そうそう無い。 と思うのだけれど、今作は氏の作品にしては、大人しいかも。と思った。 でも、読後に調べてみたら再婚相手についての半自伝的小説だと言っていて、それならこれもありなのかも。と思いました。長いラブレターとしてみると、わりと素敵なのかもしれない。

スペードの3

スペードの3 朝井リョウ

3人視点で描かれているところが徐々に話の展開を面白くしていく。 あの人がこうなって、この人のあそこがこうなるのか!と繋がっていく部分がとても気持ちいい。 女の人だけが持っているであろう特有の性質を少しだけグロテスクに、ほんの少しだけ爽快に描いていると思う。 男子から読んでみる部分と同性から読んでみる部分はきっと違うのかな。

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教科書で読む名作 陰翳礼讃・刺青ほか

教科書で読む名作 陰翳礼讃・刺青ほか 谷崎潤一郎

近代の代表的な作家である、谷崎潤一郎氏の作品が数篇収録された一冊。 「陰翳礼讃」は日本文化、日本人が持つ「陰翳」を取り上げ、谷崎独特の感性で「日本の伝統」について述べている。一見、懐古主義且つ国粋主義とも取れる主張が並ぶが、「伝統」と久しくかけ離れてしまった現代、谷崎のように「日本らしさ」を考えることもまた必要だと感じた。

天使の柩

天使の柩 村山由佳

卵と梯子は再読でしたが柩は初読。歩太が救われる話。歩太がなぜ茉莉に惹かれたかもう少し詳しく書いてほしかったかな。ぜひ卵、梯子とセットで読んでくださいな。

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