文学

宝島

宝島 真藤順丈

沖縄は複雑だ、この作品のおかげで、どの登場人物にも心動かされるし、 沖縄の歴史を知らない若い人も、意固地になってしまってる、上の人も 見てほしい。 目に汗が熱い

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赤毛のゾラ〈下〉

赤毛のゾラ〈下〉 クルト・ヘルト

ナチズムに翻弄され逮捕までされた作者が、ドイツの若い読者に人としての尊厳や平和の大切さを訴えるために、亡命先のスイスで偽名を使い執筆した児童書。 物語の舞台となるクロアチアの位置するバルカン半島も「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれ、第一次世界大戦の引き金となったサラエボ事件にはじまり、 ナチ傀儡政権による人種差別政策/クロアチア紛争/ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争/コソボ紛争/現代の東西冷戦へとつづく。 「人間は歴史からいったい何を学んでいるのか。」という思いが、翻訳に至った動機の1つとの事。 資本主義のいま、忘れ去られた人と人との近しい繋がりが懐かしく温かく感じられる痛快な一冊。 (訳者あとがき引用・参照) ※作者の奥さんは、アニメ「青い空のロミオ」の原作「黒い兄弟」の作者、リザ・テツナー氏。

地獄くらやみ花もなき

地獄くらやみ花もなき 路生よる

罪を犯した人の顔が化け物に見えてしまう遠野青児は 代行業を営む西條皓と出会い助手として働くことになった 代行業とは 罪人を地獄へ送ることだった 誰もが罪を犯したいわけではないけど(中には何とも思わなく罪を犯す人もいるが)巻き込まれて罪人になってしまう時もある 大事なのはそのあとの行動なのかもしれない 罪人にならないのが一番だけど

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センス・オブ・ワンダー

センス・オブ・ワンダー レイチェル・L. カーソン

美しい自然は気づいていないだけで身近な所に溢れているのでしょう。新しい物、機械、時代に取り残されないように必死になっている人々。手元にある世界で生きていくなんてこんな寂しいことはないですよね。子どもの頃に見た景色、はっきりと覚えているわけではないのに、いつまでも心に在り続ける不思議。ふとした時に思い出す懐かしさ。これらを守りたい。自然とこれからこの世界で生きていく子ども達を守りたい。大きなことが出来なくても、空見上げてみよう。

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ボーダレス

ボーダレス 誉田哲也

小説を書く女子高生とその友達、盲目の妹と寄り添う姉、実家の喫茶店を手伝う姉とその姉を拒む妹、年上の女性に憧れる娘 接点のない人達が関わった時に起きた最悪の事態 強いってすごい 怖い経験をした者同士の後々の付き合いって素敵 そう思わせてくれる話でした

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最強の経営者 アサヒビールを再生させた男

最強の経営者 アサヒビールを再生させた男 高杉良

樋口廣太郎以下歴代アサヒビール社長達の会社改革や経営を描いた小説 全員実在みたいだが一部仮名で描いている 大会社のトップは器やカリスマ性があり会社を越えて社会貢献までしてしまう みんな怪物のように感じる

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葉っぱ

葉っぱ 銀色夏生

たくさんの葉っぱが自然を感じることが出来て素晴らしいです。人間も自然の一部だから、きっと、全てがひとつになった時にいちばん心地良いと感じる。見方によって景色が何通りもありますね。

ライフ・ゴーズ・オン

ライフ・ゴーズ・オン 東山彰良

“なにかの外側にいるような感覚。忘れかけていたけれど、ぼくはここ以外のどこにも存在したことがない。その意味で、つまり自分の居場所を確認するという意味で、嘘をつくのは最悪じゃない。最悪なのは嘘が報われないことで、もっと悪いのは嘘が報われることだ” どこにも行き着けない現実と、取り返せるはずもない“人生の負け分”。重ならない夕焼けにせめて、同じ名前をつけることが出来たら、別の何かを選べていたのだろうか。主人公がずっと、所在なさげに佇む夕方の子どものままに思えて、あらかじめ奪われた未来を考えてしまう。 東山さんの作品はどれも素晴らしいが、本作の重たい感じに直木賞の片鱗を味わせて頂いたような気がする。クールでシニカル、胸のすくようなユーモア、カッコいい小説が読みたいならこの人に決まってる。

それまでの明日

それまでの明日 原りょう

沢崎シリーズ新三部作。前作からかなり待ちましたが、待った甲斐があった力作だ。 新宿の街は変わっていっても沢崎は相変わらずのようだ。 忘れた頃に次作に出会えるといいな。

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宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源

宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源 佐藤優

是非はともかく現在の世界が欧米中心に成り立ってきたことは間違いなく、欧米はキリスト教社会であってその歴史の中で宗教改革は非常に大きな役割を果たしたと思うのだけど実はちゃんと理解できていないなと思ったので。7年もキリスト教系の学校に通っていたのにお恥ずかしい話ではあるけども…。というわけでタイトルとこの作者であればわかりやすいであろうという期待のもと。どちらかというと宗教改革に伴う欧州の歴史みたいなものに興味があったのですが本作は思想面での宗教改革の起こりについて、が主な内容。一般的に宗教改革はルターが始めたもの、という認識だと思うがルターより百年ほど前にチェコにおいて宗教改革のはしりのような論を唱えて最後は刑死したチェコのヤン・フスと思想上の彼の師に当たるイングランドのウィリクリフが説いた内容を元に筆者が考察を展開しているのだが…聖書はともかく両聖職者の引用がもってまわった表現が多く難解で手間取った。途中で筆者の要約だけ読めばよいのだと気がついたのだが…。世界史を選択していなかった(そもそも日本史と世界史って分ける必要があるのだろうか)ので宗教改革については「カトリックが腐敗しておりその状態を改めようとルターが声をあげて」という説明が印象にのこっているのだども言われてみると当時の欧州においては世俗の権力も握っていたカトリックの力は絶大で教皇は文字通り「神の代理人」だったわけでその誤りを指摘しようなどとは誰も思わなかっただろうしそう簡単にひとりの人間がはじめられることでもなかっただろう。今更ながらキリスト教とはいかなる宗教であるのか少し理解が進んだと思う。手こずったけども興味深く面白い内容だった。

ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下

ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下 櫛木理宇

シリーズ3作目 こよみちゃんの小、中学校の時の同級生の小山内くんの登場で慌てる森司 しかもこよみちゃんのことが好きだという 知れば知るほどいい人で 何となく協力してしまう森司 今後 こよみちゃんがどちらかを選ぶのか どちらも選ばないのか 気になるところだ

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俺か、俺以外か。 ローランドという生き方

俺か、俺以外か。 ローランドという生き方 ROLAND

ローランドって全然知らなかったけど、時々Twitterで流れてくる面白い返しとかをみて、なんかすごい人いるぞと、思って読んだけど、なんかすごい人だった。 なにより、綺麗事ばっか言ってないのが好感持てる。

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傲慢と善良

傲慢と善良 辻村深月

確かに恋愛小説だった。 日本的感情表出型家庭。 「隣のナントカさん家のホニャララちゃんはこうなのに・・」「親戚のあの子は大きい会社に就職して・・」「小学校の時のナントカちゃん、もう結婚して子供もいるんだって・・」 これは決して珍しいものではなく、実際にはよく見受けられる日本的家族コミュニケーションのカタチでもある。 このコミュニケーションの形は増えてもいないし減ってもいない。 しかし、終身雇用も年功序列型の昇給もなくなり、年金制度も概ね崩壊している替わり(?)に、FacebookやInstagramが存在する現代において、この家族神話だけは神聖にして不可侵であるようだ。 この神話の中で『普通に恋愛』(p.289)できなかった人たちは、『在庫処分のセールワゴン』(p.212)で自分にピッタリあう商品を探しているつもりが実際は長所と短所だの、履歴書(身上書)だのを作りつつ、浮かないようにと服装と髪色を周囲に合わせ、個性を出すべきか没個性を出すべきか悩んでいる間に自分が在庫処分ワゴンに載せられている。「増税前にどうぞ」なんて札もマジックで書かれてたりして。 そしてワゴンにいる事が恥ずかしいような、手にとってみて欲しいような、そもそもワゴン漁る客はこっちだったはずなのに・・なんて哀しくなる。 この哀しさはきっとアップデートされない神話によるものだろうし、この神話に生きる人たちは皆、『「皆さん、謙虚だし、自己評価が低い一方で、自己愛の方はとても強いんです。』(p.109)ということだろう。 アップデートされない神話のことを神々の黄昏と呼ぶとカッコイイよとワーグナーが昔言ったとか言わないとか。 いずれにしても傲慢さ、とは自己愛のことだろうし、善良さは愚鈍さのことで、どちらも日本人の性質である。 かつて土井健朗は、日本人のパーソナリティについて「甘えの構造」があると分析した。 結婚によって、『親に代わる依存先』(p.407)となる別の「イエ」に入るという事も「甘え」の力動によるものが大きかったのだろう。 しかし、それぞれがそれぞれの強固な家族神話を有し、『「自分の物語が強い』(p.136)と、少しづつ、コミュニケーションに、大切にしたい事、されたい事にズレが生じる。 主観と主観の狭間、間主観を共有できず、互いに知覚されている事実にズレがうまれ、なんで結婚したいのか、「70%の相手」でいいのかと考え始める。 この『傲慢と善良』の時代になぜ結婚するのか。 神話を再現するためか、先に結婚して孫ができたナントカちゃんをこれみよがしに羨ましがった両親をはじめとした周囲への仕返しのためだろうか。 『長い長い、人生で。出会いなんてなくて。この先、自分が一生一人かもしれないと不安に思って。周りから結婚していないことで何か思われていそうだと思って、どうにか、一人じゃなくなりたいと、結婚したい、人と付き合いたい、恋人がほしいと思っていたんだとしたら。 私のように。 ありえない、と蓋をする前に、ほんの少し、考えてみても、よかったんじゃないのか。』(p.381) 物語の最後の段階でようやく、主人公たちは「自分の意志」を示しはじめる。ここでようやく自己愛を乗り越え、他者と自分を理解し、赦し、『次の場所』(p.375)へ進む事ができたのだろう。 確かにこの物語は”恋愛”小説だった。 こんな事ばっかり考えてるから自分はいつまでも結婚できないんだろうな、と思うのは傲慢だろうか。

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営繕かるかや怪異譚

営繕かるかや怪異譚 小野不由美

ゴーストハントから小野不由美さんが好きです。 この作品は短編で一話完結なので読みやすいです。 わっ、怖い!というよりは背後からぞぞぞってくるような恐怖感です。 怖いのが苦手な方でも読めると思いました。

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