人文

小さな習慣

小さな習慣 スティーヴン・ガイズ

表紙がかわいい。タイトル通り、ごく小さな習慣を身に付けようというお話。何かを行動するためには、それを決断する意志の力が必要。しかも意志の力は使うと消耗する。それ故意志の力に頼らない、習慣化された行動にしてしまおう。習慣化の近道は目標を小さくすることだ、という提案。

79887820 f565 4157 afbd 20a48b6202a7Icon user placeholderB6c630a3 1e6b 40b2 9330 1c4239fdd89b0e16af16 568a 437b 9407 33b7a386f39c36d55287 0b8d 4522 ada4 15287422a7ddF51e8a3c db1f 4b15 ad1f b2f3f60e21d43f9ef726 344e 4e67 a2c8 b2d469e62a98 68
エコラリアス

エコラリアス ダニエル・ヘラー=ローゼン

10ヶ国語を自在に操るという哲学者、文学者による言語論集。注釈や出典も明確で学術書であるらしいが、神話や寓話、エピソードに彩られたエッセイとしても、とても豊かに読めるなんとも幸福な書物。 基本は副題にある通り、大筋は言語の忘却についてだけど、赤ちゃんの喃語は全ての言語の発音を可能にするほど豊かなのに、母語形成の段階でその大部分が失われるとか、詩作の許可を得るためにそれまで覚えさせられた先人の詩を忘れることを強要される弟子の話など、出てくる例がどれもこれも興味深く、またテーマからくる物悲しさに満ちている。 言語は常に変化し続けるものであるように、忘れることはただ何かの不在を意味するわけではなく、変化の中で見えなくなるものなのかもしれない。ボルヘスの短編にもあるように、あまりに鮮明で詳細な記憶は新たな記憶を生み出せないということだろう。

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」 川添愛

言葉がわかるとはどういうことか。それをロボットにわからせるために今どんな技術があるのか。動物達のお話として語る入門書。後々技術を思い出そうとする時、これは蟻神、あれはフクロウの目とか思うのでとってもわかりやすい。言語学と自然言語処理。

00a6cf1a c5e2 4331 ad04 f26bd088f9205c50f524 f6b7 412a b19b e458d59db9fd2b9beffb 9843 41eb b5b1 8cba3a81950aIcon user placeholderBf0c5949 b450 4f44 8dd8 6236a7a65f26D542d47c 6fab 4cfd b7a6 30fa256a96c7Icon user placeholder 15
知ってるつもり――無知の科学

知ってるつもり――無知の科学 スティーブン・スローマン

いろんなとことでいろんな人が褒めてたので手にとってみました。タイトルは日本人ならほぼ全員想像してしまうテレビ番組があるのでこれはちょっと考え直したほうが良かったのではないか、と思いましたが…。 我々人間の物事の認識や理解の力はもの凄いのになぜフェイク・ニュースとかエセ科学にひっかかってしまうのか、を気鋭の認識学者達が解き明かしたもの。なぜすごい能力があるのに知らないことや分からないことを安易に「知っている」と思ってしまうのか、についてが詳しく解説されていてエピソードがいちいち面白かった。世界のすべての仕組みを個人で理解しようとしてもしようがなく、もし理解できたとしたらそれはそれで壊れてしまうであろう我々は集団知をうまく活かしていくしかない、ということなのだが...今の世の中では非常に重要なことが書かれているような気がしました。これはじっくり読み返したいと思いました。

Icon user placeholderIcon user placeholderEbb96471 43e1 4f35 9c81 1840af3c3422B537aa76 fc82 436c 94fd 2a26495086a7298ba57d 66d6 4b71 a1a1 f5b20687adbaIcon user placeholder6c297c28 f15b 4bd1 b046 0af57a8709c9 21
次のページ