ノンフィクション

売春島 「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ

売春島 「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ 高木瑞穂

小説ではないので、淡々と読んでいける。 学生時代にささやかれていた 都市伝説みたいなのがここにあった。 しかし、人間味がとても描かれていて 売るのも、売られるのも 選ぶのも、選ばれるのも 全て人なんだな。

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人生最後のご馳走 淀川キリスト教病院ホスピス・こどもホスピス病院のリクエスト食

人生最後のご馳走 淀川キリスト教病院ホスピス・こどもホスピス病院のリクエスト食 青山ゆみこ

本書にはホスピスで最後の時を過ごす患者さん方のリクエスト食とそれにまつわる思い出話がまとめられている。 天ぷら、お寿司、コロッケ…写真に映るリクエスト食の、なんて美味しそうなこと。 それぞれの思い出の一食、その平凡で何気ない一つ一つが最後の最後でなんてきらきらしていることか。 人は食事を食べながら、同時に思い出も蓄えているのだと思う。 沢山の食事の中で、どの食事を私は最後に思い出すのだろうかと考えると、誰と何をどんな気持ちで食べるかをこれからも疎かにしたくないと思った。

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展覧会プロデューサーのお仕事

展覧会プロデューサーのお仕事 西澤寛

2019/3/31読了 学芸員が企画しているわけではなく、外部から企画を持ち込まれていることも結構あるのを初めて知った。巡回展とかそういう仕組みで動いてたのか。西澤さんの企画した展覧会を、自分でもいくつか見たことがあったので、あの時見たあの展覧会は、そういう苦労や事情があったのかーと読んでみて面白かった。学芸員や展覧会の企画をしたい人にとっても作り手側の気にかけるべきポイントなどが書いてあるから、業界あるある的な面白さもあるのかな。

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津波の霊たちーー3・11 死と生の物語

津波の霊たちーー3・11 死と生の物語 リチャード・ロイド・パリー

字が小さい。とにかくぎっしり詰まった本。 唐突に別の内容が始まったり、タイトルと中身が合っていなかったりして、非常に読みづらかった。 ただ、内容は一読の価値あり。 大川小のくだりはメディアが公開している以上の情報はなかったけど、様々な人の証言は当時の凄惨さを思い出させてくれた。

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外道クライマー

外道クライマー 宮城公博

冒頭のYahoo!ニュースに取り上げられるエピソードから、常人には考えられない体験の数々。 いわゆる「俗世」とはかけ離れた思考にさせるほど、沢には人を惹きつける魅力があるのだろう。

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昭和解体 国鉄分割・民営化30年目の真実

昭和解体 国鉄分割・民営化30年目の真実 牧久

平成元年に社会人になった自分は身近に私鉄しかなかったこともあって国鉄の解体もどこか他人事だったような気がする。いつの間にかJRが当たり前になっていてそれ以前の存在感が希薄というか。国鉄という巨大な組織が何故に巨額な負債を抱えることになってしまったのか、また学生運動があれだけ激しかった時代、当然のことながら労働者の権利の主張がここまで激しいものであったのか、ということを恥ずかしながら初めて知ったような気がする。血の通ったルポルタージュとはこういう作品のことを言うのか、政治の動きはさらっと描かれているのだが労働運動と経営側の動きが丁寧にかつ迫力をもって描かれており大部の作品ではあるが引き込まれてしまい一気に読んでしまった。ストが当たり前のように行われていた時代、その現場はこのようになっていたのかという驚き、そして国鉄という組織を守ろうという人たち、変えようという人たち、そこで働く人々の権利を守ろうとうする人たち、立場は違えど各々の人が持っていた熱量に圧倒されてしまう。これはすごい作品。実に面白かった。

饗宴

饗宴 プラトン

こんなにしっかりした解説を付けてくれた訳者の中澤さんに大感謝。 紀元前の哲学を垣間見る入門本としてしっくりきました。 なにも難しくない。でもいくらでも考え続けられる、何度でも読める、次に読むべき本が見つかる。 買って正解。また読みます。

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LOVE&FREE―世界の路上に落ちていた言葉

LOVE&FREE―世界の路上に落ちていた言葉 高橋歩

子供の頃、自転車を手に入れて、町内全てが遊び場になった。ヤンキーの頃、バイクを手に入れて、県内全てが遊び場になった。そして今、時間を手に入れて、世界全てを遊び場にしようとしている。アジアの一員として、世界のトップレベルにある日本という国を誇りに思う。俺はアジア人なんだ。写真は撮るものではなく、撮らせてもらうものだよね。撮らせてくれた相手に少し恩返しをしようと思った時、デジカメはすぐに相手に見せられるからオススメ。バックパッカーズギター、ハーモニカ、スケッチブック、クレヨンセット。心ないボランティアよりも、心あるバーテンダーのほうが、世の中の役に立ってることが多い。心ある仕事をしている人は、みんな世の中の役に立っているんだ。たくさん食べることはない。1匹の魚を骨まで味わってごらん。そのほうが、本当のおいしさがわかるから。たくさん読む必要はない。1冊の本を文字が溶けるまで味わってごらん。そのほうが、本当のおもしろさがわかるから。たくさん愛する必要は無い。ひとりの人を心ゆくまで愛してごらん。そのほうが、本当の愛がわかるから。貧しい国の豊かな人々が、オレに、そう笑いかけてる。世界中の街角を歩きながら、もし、自分がここに生まれてたら、どう生きるだろう?そんな事を想像するのが好き。believe your トリハダ。鳥肌は嘘をつかない。誰かを愛するということは、誰かを愛さないということ。何かを選ぶということは、何かを捨てるということ。俺は、捨てる勇気がまだ足りないみたいだ?

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謎のアジア納豆: そして帰ってきた

謎のアジア納豆: そして帰ってきた 高野秀行

留学中に何度もお世話になった納豆。 スペイン人が一口食べて、眉をひそめた納豆。 けれどもアジアの人には好評だったなぁ。 それにしてもアジアにはこんなにも納豆があったなんて、なんだか感慨深い。 ぼくたちの住んでいる地域には問題が山積みだけれども、それでもこの本で紹介されている納豆の様に分かり合えることは沢山ある。 いつか極上の納豆のようにまろやかで、雑味なく、ぼくたちが熟成されることを願って、今日も納豆をかき混ぜる。

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ドナルド・キーン: 知の巨人、日本美を語る!

ドナルド・キーン: 知の巨人、日本美を語る! ドナルド・キーン

京都タワーの反対運動も外国人がした。原発の再稼働や、武器の輸出と日本は実利主義。アメリカと一緒に日本の兵隊が戦うということは決してよくない。新潟県の泉田知事。お金が政治家を狂わせている。国文学を学ぶ生徒がほとんどいなくなっているから、国は矮小させろという。

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