科学

昆虫こわい

昆虫こわい 丸山宗利

アリを観察しながら血が出るまで噛まれたり、 死の病を媒介するハエに刺されても割り切って採集を続けたり、 怪我した手で猛毒のカエルを掴んで毒が入ったり、、 研究者というのも意外と体を張った仕事なのですね・・・ でも、ずっと楽しそうです。 レアポケモンを捕まえに行くかのようです。 「ああああ!!!エキトクリプトゥスだ!」とかほんとに叫んでたんだろうな。 血と汗と笑いと驚きのたくさんつまった一冊。 いろんな虫とのふれあいが出てきますが、一番怖いのは、アフリカの屋外トイレで壁が見えないくらい一面のゴキブリ(しかも大きい種類)を見て感動する筆者。 本文中には見たこともない虫の写真が盛りだくさん。 特に奇人さんの写真は、普段は逃げたくなるような虫でも、なぜかかっこよく神秘的に見えるほど、すごい虫愛です。

森で過ごして学んだ101のこと

森で過ごして学んだ101のこと 本山賢司

屋外での野営方法、動植物の観察、ナイフやブリキのバケツを使って著者が作った焚き火台などの野営用の道具についてなど自然、アウトドアの話、情報がぎっしり詰まっている本。この本の著者本山さんのことはこの本を読んではじめて知りましたが、アウトドアの達人、いや、自然の中に潜りこむのが無茶苦茶上手い方だなと。アケビやヤマブドウのツルを使って作る天然ロープ、ガスストーブで作る焚き火料理など次から次と出てくる野営の話題や世界。そそられたり、時々ヒリヒリする文章。読んでいてこういうの、いいよなと。気持ちが野営、自然に向かっていきそうな、読み心地のよい本です。

おしゃべりな貝―拾って学ぶ海辺の環境史

おしゃべりな貝―拾って学ぶ海辺の環境史 盛口満

学校で生物学を教えている方が書かれた貝の本。本の内容は少しややこしいのですが、編集者との会話がきっかけでかつて貝を集めていた自分に気づいたこと、貝を拾うことの意味や過去に自分が集めていた貝についての考察、貝の頑丈な性質のおかげで分かることや、ハマグリの生息地域を探して三重県の桑名や九州の有明海などに行き調査する…など、貝の観察、考察、探究が本の中に詰まっています。ラストで著者が教え子たちと貝拾いをした最近に「将来子どもに拾った貝を見せて欲しい」と伝えたのは、なぜか。貝の研究本であり貝をめぐる紀行文でもある本です。

宇宙論と神

宇宙論と神 池内了

P97 革命的な理論を出そうという意気込みではなく、単に地球が動くという観点に立って先人たちが行った解析をやってみる気になったに過ぎないのである。そして、地球が動くという考えに物理的根拠が見出せなかったのでギリシャの古典に立ち戻り、地動説を提唱していたアリスタルコスを発見したのだ。

物理2600年の歴史を変えた51のスケッチ

物理2600年の歴史を変えた51のスケッチ ドン・S・レモンズ

美しいスケッチはなべて法則性を持つ、という仮説をもってきた。そこにうってつけの書籍がありました。文系の自分、理解が及ぶのはガリレオの時代までかーと近現代物理を読み進めるも「近現代物理スケッチで表現するの難しい」だそうです。解説には物理学者は紙ナプキンに数式やスケッチを書く、というのは紙ナプキンを探してはメモ取ってる自分にも共通点があるのでもう俺も物理の学徒ってことでいいでしょ?

世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史

世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史 スティーブン・ジョンソン

歴史上誰よりも科学で人を救ったのは? 昔、塩素消毒が当たり前じゃなかった時代、少なくない子どもは成人になる前に死んでいました。アメリカのジョン・レアルという医師が水道会社に就職して、極秘裏に誰の許可も得ず、次亜塩素酸カルシウムを低い濃度で流しました。低濃度の塩素は腸チフスやコレラといった水媒介性疾患を死滅させるので、彼の行動によって幼児死亡率は74%も低下したと言われています。後に彼の行動は裁判になりましたが、完全勝訴で世界中にこの方法が広まっています。 科学が歴史にどのような影響を及ぼしたのか?多くの事例を挙げながら、世界がなぜ今、この形になっているのかを示している実に興味深い本です。久しぶりに本を読んで興奮しました。デラべっぴん以来です。

F1cbc8fe 8677 45c1 b00f 1bf7f89ad11340e5e368 ed94 4997 ba25 b905ae7c90ed7cf89040 903d 4577 9f5d 18ed1a8c7fa5
せつない動物図鑑

せつない動物図鑑 ブルック・バーカー

「せつない」という切り口で動物の生態を見てみると、別の世界が広がる気がします。だって、キリンは生まれる時に2メートルも落下してるんですよ⁉ 大人のキリンを見たら、よくこんなに大きくなったねーと声をかけてあげたくなっちゃう。

D5b080e2 aea2 4e56 81e7 e2f570162621Ad5516c0 afdd 4943 ba42 1e2166fd42dc0ec5e76b fc13 48b3 b222 fba29b008b719a8b7a82 7fc7 4b6b 893e e431ed0eb9adC40a3511 47c3 40ef 8bbf 4051b47a0856493a9207 a7d3 42bc 8ba6 3f12b255ede593df91e6 6f35 41a6 b3fd 0153ea1d4091 12
次のページ