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ゼロからトースターを作ってみた結果

ゼロからトースターを作ってみた結果 トーマス・トウェイツ

今あるこの世の中は過去の人の長い苦労や実験があったから、豊かで自分の好きな時間を過ごせる。まずそれにありがたみを感じた。プラスチックが使えるようになったのはほんの60年前。それまでなぜ普及してなかったかと言うと、とにかく生成するのが難しいからだ! 歴史は全部そう。取り出しやすいものから産まれてくる。

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他人の顔

他人の顔 安部公房

マスクをしていないと、奇異な目を向けられる昨今において。 主人公はもはや妄想観念的な執着心でもって仮面を作り出そうとする。 しかし、この執着心やら孤独感とはどこに源泉があるのだろう。 顔、なのだろうか。 P.74『怪物の顔が、孤独を呼び、その孤独が、怪物の心えおつくり出す。』 こだわりの強さ、情緒交流の乏しさ。 そこに、恐るべきボディイメージの歪みと疎外感が加わる。 P.80『流行と呼ばれる、大量生産された今日の符牒だ。そいつはいったい、制服の否定なのか、それも、新しい制服の一種にすぎないのか』 これは昨今でもまったく同じ現象を容易に思い浮かべられる。量産型女子大生とか男子大生とか、就活スーツ、或いはカジュアルオフィス、クールビズ等々。 そこに根底に流れる疎外感と自尊心の欠如がさらに妄想分裂的心的態勢へ退行させる。 P.82『ぼくに必要なのは、蛭の障害を取り除き、他人との通路を回復することなのに、能面の方はむしろ生にむすびつくすべてを拒否しようとして、やっきになっているようでさえある』 このジレンマはマスクをすることで、他者と交流を試みて、しかしマスクという符牒がなければ交流できないという現在の我々のもどかしさとも重なるようだ。 次第に、人格が徐々に交代する。 しかし、これはマスクへ投影された自己像であって、そもそも欲求の投影をはじめから試みていた事もわかる。 それは妻への攻撃であり、この主人公の性的欲求と攻撃性が未分化な未熟な人格構造の投影でもある。 この物語が読みにくいのは当然でもある。 妄想性障害。 奇妙な数式と論理。訂正不能な認知がこの病理を想起させる。 もっと詳しく生育歴を調べたいものだが、二重の父性など元来から葛藤深い人格構造のようでもある。 そして、彼の知能は抽象的思考優位のようでいてその実具体的思考の域を出られていない事も妄想的思考たらしめている。 数学のような体裁であるが、しかし実際は算数の域を出ていない、というべきだろうか。 いずれにしても、読みにくく了解不可能な物語である。 解説(大江健三郎)のアンバランスさ、とはまさに。

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のはなし

のはなし 伊集院光

めっちゃ面白い。読みやすい。伊集院さんの深夜ラジオ好きな人はおしなべて皆好き。私はこれを通勤時の地下鉄と、お昼休みのカフェで読みましたが終始ニヤニヤが止まらなくて困りました(・ω・)

メグル

メグル 乾ルカ

5つのバイトの話 一晩中死人の手を握っているバイト、病院内にある売店の商品入れ替えのバイト、犬に生肉を与えるバイト、出された食事を食べるバイト、庭の手入れのバイト 明らかに怪しいバイトや一見普通のバイトなのに妙にお金が高いバイトを大学の事務局が紹介していて 案内している事務員の悠木さんは的確に生徒を選んで紹介している バイトをしてみると何故その子が選ばれるのかは理解できる ただなぜそれを悠木さんはわかるのか謎

リビングの松永さん(2)

リビングの松永さん(2) 岩下慶子

ミーコがテストで赤点を取ったことで母親登場 シェアハウスのみんながフォローしてくれて もう少し頑張って生活を続けられることになった 門限も作ることにして10時半に ある日 友達の恋のためミーコが合コンすることになって 不機嫌な松永さん なんだかミーコの恋もうまくいきそうな気配 ただまだ未成年だからなぁ

愛がなんだ

愛がなんだ 角田光代

どこまでも真っ直ぐで、ひどく不器用な片思い。 客観的に見ると「ばかだなぁ〜」って思うのに、でもテルコの気持ちが分かってしまう。 この人のために何かしてあげたい、喜ぶ顔が見たいって何もかも、もう自分のことすら投げ出せてしまう人なんてなかなか居ないよなぁ。 "全力疾走片思い小説"っていう紹介文が本当にぴったりだ。 人を好きになるっていうのは、程度の差はあれど、きっとこういうことなんだろうと思う。 "マイナスであることそのものを、ーそういう全部を好きだと思ってしまったら、嫌いになるということなんて、たぶん永遠にない。" 2020.5.29 読了

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どこからが病気なの?

どこからが病気なの? 市原真

とても読みやすく、(月並みな感想ですが)病気についての難しい事を分かりやすく書いてくれている本だと思いました。「複雑系」…言われてみればまさにその通りの事なのですが、確かに人は物事を単純化したがる傾向がありますよね。多分それについて理解しようとしたり、深く考える事がめんどくさいのだと思います。しかし、このタイトルを見てこの本を読もうと言う方は、少なくとも病気について理解しようと言う気概がある方だと思うので「複雑系」な病気の世界に触れて、自分で今まで抱いていた病気のイメージとの違いを、是非楽しんで欲しいと思いました(・ω・)

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直感と論理をつなぐ思考法

直感と論理をつなぐ思考法 佐宗邦威

夢や妄想がある人は多くいると思うけど、それを実現させている人は少ないと思う。 どう、実現に向けて組み立てていくのか。 表現していくのか。 それほど難しくない方法で、色々な つなぐ方法を紹介してくれているのは面白かった。大学の大変面白い授業を受けている感覚にもなった。 個人的には再読必須。

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チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた? スペンサー・ジョンソン

‪チーズはどこは消えた?読了。‬ ‪有名なこの物語はダーウィンの名言と小林幸子を彷彿させる。もちろんこのストーリーのように物事は運ばないかもしれないが、現状維持は安定ではなく、後退することを意味している。 この本のキャラクターでは自分は基本スカリーだが、ホーの思考の時もある。 新しいことに飛び込む柔軟でシンプル‬な思考を持ちつつ、状況の変化について思考を重ね学びを深める複雑な思考のどちらも持つことが大事だと考えさせられる。 *「古いチーズ」を捨てるとは「これまでの行動」を改めて、より良い考えや行動をすることで「新しい」チーズを得られる ‪短編集のような短さで分かりやすい。歳を重ねても時々思い出すように読み返したい1冊。‬

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リビングの松永さん(1)

リビングの松永さん(1) 岩下慶子

親と離れて叔父がオーナーをしているシェアハウスで生活することになった高校2年の主人公 大人ばかりの中 松永さんがいろいろ世話を焼いてくれてなんとか生活できそうな感じ 10歳上の松永さんに恋心を抱いたけど 恋愛対象に見てくれるのかどうかといったところ なんだか楽しそう

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