文庫

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2016.03.15 「ヨーロッパ退屈日記」や「女たちよ」と傑作エッセイを読んだが、これは一味違う。半分はエッセイだか、後半はルポまで固くなく、農家、タクシーの運転手、皇族関係者、ずさんな工事による水質汚染による被害者などなど、様々な人の談話が「世間話」として書かれてる。この辺から伊丹氏の世の中の裏を暴く記者的な魂が表れたのか、とても読み応えがある。

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こんなにエロくない官能小説があるか?

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ついこの間まで、本を読むという習慣がなかった。子供の頃は読書が嫌いで、読書感想文のためになるべく短い本を探してやっつけた。小2の時、なぜかその感想文がクラスの代表として図書室で発表させられた。周りは図書室の常連、貸し出しカードが数枚目の猛者ばかり。前の日に散々練習して読み返した自分の読書感想文が 、急に幼稚に思えてきて多少の装飾を交えつつアドリブという破壊を試みて読み切った。本当に書きたかったのは「あんまり面白くありませんでした 」だったんだけど。 この本を読んでいたら、そんなことを思い出した。いまになってみると、あの頃読んでいた児童書が自分には合わなかっただけなのだと思う。その印象のまま本嫌いがついこの間まで続いていた。 もう40を過ぎて、とうに青春の光にはおさらばしてしまったようだ。子供達も手がかからなくなりつつあって、休日暇な親父になりそうだから、せめて傍に本を置いて毎日過ごしていきたい。 読み終わっていい気分になる本でした。

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最近、花屋さんとの会話をきっかけに映画「かもめ食堂」を見直し、小説の方も読み直した。いい作品だなあと思いながら読む幸せ。おにぎりが食べたくなって、握って職場に持っていった。フィンランドに行きたくなった。

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思いやりとは何か?何故思いやりが重要なのか?その心の持ち様は?そして、実践するには? 等の疑問を明確に言葉で説明しています、そして非常に難しいです。挑戦しがいがあり、何処まで実践できるかは、まさしく人それぞれの問題でしょうけれど、とても哲学的です。 この考え方を実践する事はとても難しいです、そして難しいけれど、チャレンジし続ける事に意義があると思います。少しづつ、自分の出来る範囲で、その範囲を広げる努力を、自分のペースで。 今までの価値を、信じていた事柄がマッタク違って見える事にもなる、頭の柔軟性も試されると思います。言葉通りに読めばほぼ今の普通の日本人であるならば、まず不可能に感じますが、それでも少しづつ挑戦し続けることが目的なのでは?と。 少し違った価値を、心の平穏を求めている方のオススメ致します、とても、とても難しく、挑戦しがいのある試みです。 しかし、実践するとなると、とても大きな覚悟が必要です、今の日本に住んで生活しているならば。しかし、それでも知っておいた方が良い考え方、哲学の一つと私は思います。私にとっては、生きとし生けるもの全てに対する思いやりの心を持つ事が恐らく、本当の個人的主義の扉を開く事になると思っているからです。 2007年 8月

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雑誌テレビブロスに連載されている豊崎由美さんの書評でかなり評価された紹介のされ方をしていたのと、絶妙に私の心をくすぐるタイトルの付け方でしたので、誘惑に負けて買ってしまいました。 ですから著者の背景等全く、いつもの通り分かりません。恐らく私より若い書き手さんの様な印象を受けました。 読んだ結果は悪くなかったです!ただし、素晴らしいとまではいかない微妙な感覚です。 視点が一定せずに(一定させる良さも、一定させない良さももちろんある事は分かるのですが)俯瞰した神の視点をとったり、急に段落が変わった瞬間から男の視線になり、また暫くすると急に相手の女の1人称になったり、とめまぐるしく変化しながらも、とても読みやすく、先へ先へと思わずにはいられない引き込むチカラもあります。また、思考を文章化させるテクニックは素晴らしいモノもあります、もちろん好みの問題もあって、私個人の好みで言えば、やはり思考の文章化には金井美恵子には敵わない感じですが、好感が持てました。 ストーリーとしては淡々としたものなのですが、ディティールにこだわったなんともいえない、細かい砂を目の粗いザルですくわなければならない状態に陥った様な、何処にもいけない閉塞感がとてもリアルな作品でした。その閉塞感を少し、ほんの少しだけこじ開けそうになる瞬間と、また閉じてゆく(あけ続けようという努力はしないし、したくない)時間を感じながらも抗わない感覚を、タイトルが示しています。 しかし、もう少し物語の起伏のフックが弱く(若年者だけしか引っかかりにくいと思う、もしくは私が年齢を重ねてしまっただけなのだろうか?)そこが評価の分かれるところでしょうか? 日常の無力感を感じている方にはオススメです、が、それなら金井美恵子著「軽いめまい」の方が上なのですが、そこは若者の無力感を感じたい方としておきます。 2007年 7月

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テレパスの七瀬が、同じ能力を持つノリオや念動力を持つヘンリーといった様々な超能力者達と出会う。しかし、超能力者を憎む謎の組織に命を狙われる・・・という話。 七瀬が自分の能力を、普通人や能力者からどう隠すか、また、得体の知れない組織にどう立ち向かうか、といった心理戦が面白い。 ただ、超能力者はなぜ生まれて来たのか、という問いへの答えが提示されずに終わってしまったことに、やや物足りなさを感じた。

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テンポよく会話をする主人公たちを見ていて、こっちも心地よい

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まさかそんなオチとは! 最後は東野作品恒例の一気読み。 寝不足です。

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「エゴ」だらけの現実世界に嫌気がさして精神を病んで宗教に救いを求める妹フラニーと、彼女を助け出そうとする兄ズーイの物語。 フラニーの厭世観は世の中の汚いところを許容することができない若さゆえの感情で、私も覚えがあるので共感してしまった。その汚さを含めて世界を、そしてそんな世界に生きる自分自身を受け入れろ、というズーイの主張は正しいとは理解はできるけれど、私はそこまで大人になりきれないフラニーの気持ちに寄り添ってしまうかなあ…聖書片手にもう1度リトライしてみようと思う。

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「人」の怖さも含まれている。表紙が怖い。

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著者に振り回され続ける 3部作最後は何してくれるのか期待 本当読者が止まらない

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福祉に携わる者ながら、いわゆる「手話」というものが大きく二種類あることを全く知らず、恥ずかしながらこの本で知りました。ドラマなどでよく題材にされるろう者ですが、ここまで彼らの言語や文化や生活を詳細に記したものはないんじゃないかなと思います。また聞こえない両親の元に生まれた健聴者、コーダの苦悩も私は考えたこともなかったので、小説でありながら本当に勉強になることばかりでした。 物語は切なく、つらいものですが、主人公が色々な人と出会いながら成長しテイク物語でもあるので、希望も感じるものでした。

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鼠3部作の続編 久しぶりに読み返してみましたが、とても村上春樹さんらしい、もっとも村上春樹ワールド(あちらの世界とこちらの世界という2つの世界が出てきたり、自身に非は無いものの巻き込まれる事や、様々に魅力的なキャラクターたちや、使用される楽曲の選曲の素晴らしさ、時々出てくる固有名詞を交えるのが絶妙な事とか、物語を終えた後の余韻の深さ等)な作品。恐らく、ほぼ全ての長編作品を読んでいますが、中でも、村上さん的に洗練されたというべき作品です。とても80年代的としか言いようの無い状況を的確に残す作品とも言えると思います。 中でも特筆すべき特徴として、〈鼠〉よりもあるいみ〈鼠〉らしい、あるいは〈僕〉より〈僕〉らしく高度資本主義社会に暮らす五反田君の存在がこの小説のその他と違うところだと思います。五反田君のセリフ一つ一つに頷けます。今はさらに時代が進んで、細かな、些細な部分にさらに無自覚になった(ならずにはいられないのか?)感じがしますが、その基本的方向性は今も同じです。 村上春樹を批判する事は容易な事ですが(その閉鎖性や、ニヒルさを批判される事がとても多いですが、キチンと読めば根本は違う事が理解されていないと思います、読みやすさは善き事と、私は考えます)、その考え方なり立ち位置には敬意を表して良いと考えます、ずっと村上春樹的ではいられませんけれど、通過すべき場所ではあると思います。 80年代が懐かしいな、と言う方にオススメ致します。 2007年 7月

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重く問いかける作品。多分、あの震災の前に読んでいたら印象も変わっていたと思う。作者がこの作品で投げかけてくるものが、痛いくらいわかる。わかるからこそ、読み進んでいってもこの重さが『光』になる事はなかった。

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綾辻行人が語り手の短編集。ミステリー小説としてのフェアとアンフェアの境目を探る作品。と書けば聞こえはいいけど、ちょっと疲れた。でも、読みやすさは相変わらずで、近いうちに『暗黒館』を読もうっと。

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受け身で変化のない人生から変わるタイミングはあるのか、それは先祖の生きた場所を自分で辿ってみるところにあると主人公・富井省三は教えてくれた気がします。

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自分鈍すぎて、と言うか前半と後半かなり時間を空けて読んじゃったから読み終わってスグにはトリックに気付かへんかった(笑) そーいうことかぁ...なるほど。 レビューとかあんまり読まずにトリックがあるって身構えずに読んだ方がいいかも

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