社会

日本のテロ:爆弾の時代 60s-70s

日本のテロ:爆弾の時代 60s-70s 栗原康

正直なところ社会主義や共産主義は必ず全体主義に行き着くため大嫌いなのだが…監修者が著作を読んで感銘を受けた人だったので手に取ってみました。日本の左翼運動の歴史を振り返ってコンパクトにまとめたもの。監修者のスタンスから予想はしていたがやはり左翼系へのシンパシーが滲み出ている内容。日本の革命家列伝などコラムを挟みつつ赤軍や企業爆破など日本にも昔あったテロの時代を網羅している。巻末には時代を知るための文学作品紹介などもあってなかなか興味深い。 本筋とは関係ないけどえてして高学歴の人が左翼にハマるのは計画管理する側に立てるからなんじゃないかと思っていて前衛や大衆の中からの闘争などと言っててもしょせん、とは思った。いろいろ興味深い内容だけど個人的には子供は読んではいけないと思った。危険。

ゴーストライター論

ゴーストライター論 神山典士

いっとき世間を騒がせたゴーストライター。出版界では、ビジネスモデルとして成立していたのだそう。業界を支えるのは“職人”といった方が合いそうなプロのライター方。専門書を読み、周辺取材をし、著者となる人の考えにせまっていく。そこで、「あぁ、わたしの言葉にならなかった考えはこれだ!」と、著者も気づいていなかったようなことまで言語化していく仕事です。 もっと敬意を払われるべきでは、という流れである著者が言った「設計士」の考え方はぴったりきました。 『LEAN IN』のラストに著者の側でライティングに当たってくれたライターに感謝を示す言葉がある。そう、これでいいのだ。

圏外編集者

圏外編集者 都築響一

どの業界だってバカみたいなことはあるし、それが嫌なら自分で好きなようにやるよ。(リスクも失敗もあるけどね)それが何か?みたいな。 うるせーうるせー、自分の面白いと思ったことやるんだよって。あー、爽快。そうだよなぁ。 「素人ができないことをできるかはわからないけど、素人ができない量はできる」ってところに、それだけではない自信とプロを感じた。 素人でもいいんだけど、ただの素人じゃできないよ。

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市民自治

市民自治 福嶋浩彦

150704読了。 投票する人とされる人の真の関係は、本来如何あるべきか。それが市民生活の源を成すことを説いた著書。 市民が評論家でいられる時代は終わった。地方政治を作るのは正に市民である。

雪解けの尾根―日航機事故から11年

雪解けの尾根―日航機事故から11年 池田知加恵

僕が読んだのは、第3版になるようで 2008年(事故から23年目)に出版されたものです。 メインタイトルは同じですが、サブタイトルが少し違っていて「JAL123便の墜落事故」となっています。 正直、読み進めるのに色んな意味で しんどい本ではあります。 それだけに、事故の重さというものを痛感しました。 終わりの方は、楢勝(ならかつ)というニックネームの男性とのことが書かれていて、直接 事故と関係ない部分が多いのですが、それだけ彼に助けられたことが多かったのだろうと伺えます。 私には、飛行機事故にあった家族や知り合いは居ませんが、この事故の記憶は いつまでも忘れずに居たいものだと感じています。

『魔女の宅急便』が生まれた魔法のくらし 角野栄子の毎日 いろいろ

『魔女の宅急便』が生まれた魔法のくらし 角野栄子の毎日 いろいろ 角野栄子

全編に渡って撮られた写真(角野さんのくらしの一部)はとっても色彩が明るくて、爽やかです。 印象に残ったのは、頑なに同じ形のワンピースを(だけど柄は派手で明るくて違うものを着ていると感じさせる)着ていらっしゃるところ。 そして料理は簡単にシンプルに美味しく! と言いつつ、ん?そんなに簡単じゃないよね…と裏切られることも多いけれど角野さんの料理は本当にシンプル! 自分のくらしと照らし合わせて、あ、これでいいんだなぁって安心できたこと。 仕事場を自分仕様にしたくて一面に絵を描いてみたり、またその絵がなんとも元気の出るポップな絵や色使いであったり。自由に楽しく暮らしていらっしゃるんだなということがどこを読んでも伝わってきます。 そんなところが、魔女キキの素直なひたむきさとイメージが重なって、そしてシンプルにいいな!と思いました。 自分に取り入れられるところとそうでないところとあるけれど、そういう実用性とは違う次元にいて、読んで、見て、感じて、なんだか心明るく軽くなったなぁ〜♪と思った一冊です。

現代地政学: グローバル時代の新しいアプローチ

現代地政学: グローバル時代の新しいアプローチ コーリン・フリント

マッキンダーやマハンなどの伝統的地政学は、主に大陸の国家間の関係、つまり各国が主体者として繰り広げるダイナミズムを取り扱うもので、論者はイギリスなりドイツなりアメリカなり、自分の与する国家の都合に良い方向を向いて議論をする傾向があるという。たしかにどの国がヘゲモニーを握るのか、ハートランドにシーパワーなどさまざまに論じられていた。けれどもそれゆえに国家間の権謀術数の道具のように誤解され、さらにはハウスホーファーの理論がナチスに悪用されたこともあって地政学は随分衰退した。 それに対し、現代の地政学は、著者の方法としては世界システム論なども踏まえながら、地政学的アクターとして国家以外のさまざまな主体の行為も包含しながら場所と行動の関係を探求するもの。入門編ながら大学レベルの教科書だけに古典から現代までの動きやフェミニズム的地政学などのあらたな潮流までちゃんと紹介されている。

LEAN IN 女性、仕事、リーダーへの意欲

LEAN IN 女性、仕事、リーダーへの意欲 シェリル・サンドバーグ

フェイスブックのCOOによる、「女性よ、大志を抱け」というエールがいっぱい。 キラキラ眩しすぎる経歴の著者ですが、それだけに男社会の中で声を上げればよかったという後悔、今だから気づく失敗を率直に吐露。合わせて豊富な事例と調査結果を紹介しています。そして、テーブルに着くことを薦めるのです。女性には、会議室のテーブルに。男性には、キッチンのテーブルに。 フェミニストという言葉は手垢がつきすぎて、アメリカでも、そうと名乗るには勇気がいるとのこと。それでも、いま勇気を持って、自身をフェミニストと呼ぶ著者。力強いメッセージです。

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なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて

なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて 石井裕之

サブタイトルに記載されている人の心を読み取る技術「コールドリーディング」の本。今作はかなり実践的な内容や応用が含まれていた。でも、本当に出来るのかは練習次第だし、中々難易度は高いと思う。ゆっくり身に付けていけたら良いな程度に読み進めていく本。

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