51w8locb0fl

1944年、空挺部隊のコック兵となった19歳のティム。過酷な戦いの間に、気晴らしで仲間とともに「日常」で起きる事件の謎解きに興じるが──気鋭渾身の初長編。 続き

コメント

主人公が特殊兵の軍コックになり、戦地で戦友と過ごす日々のなかでふと沸いてきた謎を解決していく様を綴る青春戦記小説です。面白かったです。
タイトルから受ける印象ほどコックらしいことをしていないなあと最初は思っていましたが、話が進み戦況が悪化するにつれて前の章で出てきた些細な食べ物、飲み物を思い出すことが多くなりました。
例えばソーセージと林檎をローストしたものだったり、少女につくってあげた芋をラードで揚げてチーズと魚の缶詰をかけたものだったり、敵の兵糧を暖めるシーンだったり、塹壕のなかで飲むあたたかなコーヒーだったり、敵の将校が寒いなか背中を丸めて啜ったブランデーだったり。
食べることは生きることだと思うので、人が紙切れみたいに死んでいく戦場でこそ食べることは映えるのだなと思いました。
序盤はまだ軽く、皆でわいわいとやっている様がいとおしかったですがそれだからこそ終盤の悲しさが胸に来ます。
最後主人公が親友の手を借りて成し遂げた作戦はすごくいいなとおもいました。

16.03.16

その他のコメント

戦争の哀しみ、虚しさが詰まったミステリ。エピローグの余韻にぐっと来ました。映画プライベート・ライアンを思い浮かべて読みました。

いつ読むの?今でしょ( 古

直木賞候補キター!!

読者

B8aad435 d4c9 4448 98ae 27273aa9335e15548ec9 3db4 4f13 9c19 eb39277a69d6F305cac8 e136 4eea 9e0c ce6b9c1f47e93a49ddbb adf5 4f47 b662 e708365c365b6afd9e7b 40a8 4dc6 a6d8 b5e06bc373397c37bb70 d567 446b 973a 7f9c62c1a8efEb4d07b4 490b 4fd6 b427 6678684c96bb5e69e95b 1bf5 47fc 95c8 b333b94adffb 14人

深緑野分の本

514mlecoaml
15548ec9 3db4 4f13 9c19 eb39277a69d6

湖畔でぼーっと暮らすのが夢です …

庭園オーブランで姉妹が死んだ。姉を殺したのは、監禁され醜く衰弱した悪鬼のような老婆。オーブランでかつて何があったのか─。残酷描写があるのに世界観が美しい。レトロな調度品の描写もいいよ。あと少女達の耽美な関係性に萌える。

23日前