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仲良くやっていきましょう。 テロ、戦争を起こさないために― 大勢のイスラム教徒と共存するために―― 現代イスラム地域を30年以上見つめつづけてきた研究... 続き

コメント

平易な語り口でイスラム文化を噛み砕いて説明している。ハラール等、なるほどと思わせる気づきも多かった。イスラムの人たちと仲良くしていくためには彼らを理解し、違いを認めるということは確かにそうで、頭では分かっているのだが、その反面、イスラムの人たちはなにもかもアッラー任せで、受け身すぎるのではないかとも思った。彼等の方では異文化を理解し、融和する気はあるのだろうかと。
イスラム国のような集団に対し、イスラム圏の中できちんとした自浄作用が起きないのはなぜだろうかという疑問も自分の中に生じた。著者は中立というよりはイスラム寄りの立場なので、それについては触れられていないが、考えるきっかけを与えてくれたという意味では良い読書機会だった。

その他のコメント

イスラムの移民問題、宗教観、文化について、非常にわかりやすく、共感のしやすい語りで説明されている。イスラム社会から見たヨーロッパについても考えさせられるものがある。ムスリムの人との交流する際の自分の勝手な思い込みや態度を見直そうと思った。

装丁もそうだけど文章の語り口もイスラムについて知識の少ない私にとって手に取りやすいものだった。このテーマにして最後まで読めたことが自分としては充分満足。イスラム教の生徒が学校にいるので、あっそういうことだったんだ、という気づきを得た。

読者

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人文

情報爆発-初期近代ヨーロッパの情報管理術

情報爆発-初期近代ヨーロッパの情報管理術

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fuku

設計事務所勤務ゴミリーマン/元ク…

訳者解題によれば、邦題の『情報爆発』やそれに類する用語はOEDでは20世紀に初出らしく、Too much to knowという原著タイトルはまさにこの時期、特にインターネット以降を意味するもののように思われるけれども、すでに写本や揺籃期本の時代からそう言う声があった。特に印刷術は大きな革命だった。技術としてだけではなくて、商品としての特性も変えてしまった。受注に応じて作られる写本とは異なり、コストを掛けて刷ったら売らなきゃ元が取れないわけで、それがまた書籍数の爆発の原因となる。もちろんすでに人間一人の手に負えないほどの本、というか情報がある。ではそれをどうやって整理していくか。 一つには本そのものの整理、たとえば目次や索引、ノンブル(ページ番号)などだ。どこに何が書いてあるのか、いま読んでるのは本のどのあたりなのかがわかるようになる。もう一つには、あちこちの本から抜き出してまとめられた情報の抜粋、いわゆるアンソロジー。精読とは違う拾い読みや、たとえば神父の説教用の題材やらをまとめた詞華集やレファレンス書として世に膾炙するのだけれど、文学的、書誌学的には軽視されてきた。 そうした営為にスポットを当てて現代に通じる情報管理の歴史を紐解いたのが本書。ガチな学術書ではあるけど非常に面白かった。

約9時間前