コメント
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半世紀、本を読んでる |
「そうして、ふと信吾に山の音が聞こえた。」死の告知かと恐れながら、息子の嫁に恋心を抱いたり、昔憧れた女性を忘れられない葛藤や、出戻りの娘や家族を描いているが、僕も歳をとったか、感銘してしまった。
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半世紀、本を読んでる |
「そうして、ふと信吾に山の音が聞こえた。」死の告知かと恐れながら、息子の嫁に恋心を抱いたり、昔憧れた女性を忘れられない葛藤や、出戻りの娘や家族を描いているが、僕も歳をとったか、感銘してしまった。
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15人 |
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反橋・しぐれ・たまゆら
反橋三部作と20年後の隅田川は、まるで能曲か謡曲のように不思議な幽玄さを秘めた作品。母なるものへの旅と解いた竹西寛子氏の解説もいい。この13の短編集の中では、たまゆらが好きになった。曲玉のさえずりを聞いてみたい。 |
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たんぽぽ
人体欠視症?川端という作家は本当に幻惑的で官能的な作家だ。可憐な題名がトリックのような小説。 これが書き上げられたのは昭和47年、この時代はこのような表現が、まだ出来たんだな。未完で終わったのが残念、稲子の母と久野はこの後、どうなったんだろうか。 |
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名人
実際に本因坊の引退碁を観戦し、感銘を受けた川端が、死に向かいながら対局する名人と周囲の人びとを描く。これは囲碁でなく将棋では、どうだったろうか。 |
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伊豆の踊子・温泉宿 他四篇
伊豆の踊子を一度は読んでみようと購入しました。 |