51844remznl

12歳のマイロの両親が営む小さなホテル〈緑色のガラスの家(グリーングラス・ハウス)〉。ある冬の日、5人の奇妙な客が現れる。彼らは全員が滞在予定日数を告げず... 続き

コメント

2019/10/7読了
ウェス・アンダーソンが映画化してくれたらいいのになぁ。
クリスマスを目前にして、例年とは違って季節外れの謎めいたお客が一人、また一人と集まってくる冒頭から、現代ではなくクラシカルなミステリを読んでいるような不思議な懐かしさのようなものを感じた。本格ミステリではなくジュブナイル小説なので、謎解き要素は少し物足りなかったかも。

その他のコメント

12歳の男の子マイロは中国系の養子で、両親とうまくいっているが、本当の両親のことを知りたいと思うことに後ろめたさを感じている。

両親が営む宿屋に、それぞれ秘密を抱えた5人の客が訪れ、マイロは料理人の娘メディと、RPGのキャラクターに扮して、落し物の「海図」を解くゲームを始める。

マイロがRPGのキャラクターになることで、居心地の悪さがときほぐされていく様子がよいです。

読後感がよく、ほっこりした気持ちになれるお話です。

読者

Icon user placeholder38aecb1e ab6d 44a9 8407 9f126a093a21Icon user placeholder69353744 a704 4451 9a9c 86c9e2b12b1cIcon user placeholderIcon user placeholder5a2092ef bcdb 4783 bb65 db4a8e466861Icon user placeholder 23人

文学

赤毛のゾラ〈下〉

赤毛のゾラ〈下〉

D50f2539 ebd5 4e29 9864 d294f89a05e9

k777

ただのひと

ナチズムに翻弄され逮捕までされた作者が、ドイツの若い読者に人としての尊厳や平和の大切さを訴えるために、亡命先のスイスで偽名を使い執筆した児童書。 物語の舞台となるクロアチアの位置するバルカン半島も「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれ、第一次世界大戦の引き金となったサラエボ事件にはじまり、 ナチ傀儡政権による人種差別政策/クロアチア紛争/ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争/コソボ紛争/現代の東西冷戦へとつづく。 「人間は歴史からいったい何を学んでいるのか。」という思いが、翻訳に至った動機の1つとの事。 資本主義のいま、忘れ去られた人と人との近しい繋がりが懐かしく温かく感じられる痛快な一冊。 (訳者あとがき引用・参照) ※作者の奥さんは、アニメ「青い空のロミオ」の原作「黒い兄弟」の作者、リザ・テツナー氏。

約6時間前

それまでの明日

それまでの明日

90503561 25e4 408c a440 b18d2f33769d

KAZ

ミステリー、SFが好きです

沢崎シリーズ新三部作。前作からかなり待ちましたが、待った甲斐があった力作だ。 新宿の街は変わっていっても沢崎は相変わらずのようだ。 忘れた頃に次作に出会えるといいな。

約19時間前

43ff2f18 8584 40b2 ba41 94cb2159547eF38c1168 5758 46e2 87e9 cedb5ff8b8635697b3fb c27b 438f 94f8 f4062e211ad2 16
地獄くらやみ花もなき

地獄くらやみ花もなき

427c6b74 d757 4a90 b196 eb453196302b

リトル

小説も漫画も絵本も読みます 読む…

罪を犯した人の顔が化け物に見えてしまう遠野青児は 代行業を営む西條皓と出会い助手として働くことになった 代行業とは 罪人を地獄へ送ることだった 誰もが罪を犯したいわけではないけど(中には何とも思わなく罪を犯す人もいるが)巻き込まれて罪人になってしまう時もある 大事なのはそのあとの行動なのかもしれない 罪人にならないのが一番だけど

約19時間前

9c19fa1b 8fc8 4081 9b4c 1548b52facaa1525b978 75b4 4758 ae92 afa4d5728ad4Icon user placeholder
宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源

宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源

08634c99 3a43 40c1 9ad5 6ba772150f2c

Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

是非はともかく現在の世界が欧米中心に成り立ってきたことは間違いなく、欧米はキリスト教社会であってその歴史の中で宗教改革は非常に大きな役割を果たしたと思うのだけど実はちゃんと理解できていないなと思ったので。7年もキリスト教系の学校に通っていたのにお恥ずかしい話ではあるけども…。というわけでタイトルとこの作者であればわかりやすいであろうという期待のもと。どちらかというと宗教改革に伴う欧州の歴史みたいなものに興味があったのですが本作は思想面での宗教改革の起こりについて、が主な内容。一般的に宗教改革はルターが始めたもの、という認識だと思うがルターより百年ほど前にチェコにおいて宗教改革のはしりのような論を唱えて最後は刑死したチェコのヤン・フスと思想上の彼の師に当たるイングランドのウィリクリフが説いた内容を元に筆者が考察を展開しているのだが…聖書はともかく両聖職者の引用がもってまわった表現が多く難解で手間取った。途中で筆者の要約だけ読めばよいのだと気がついたのだが…。世界史を選択していなかった(そもそも日本史と世界史って分ける必要があるのだろうか)ので宗教改革については「カトリックが腐敗しておりその状態を改めようとルターが声をあげて」という説明が印象にのこっているのだども言われてみると当時の欧州においては世俗の権力も握っていたカトリックの力は絶大で教皇は文字通り「神の代理人」だったわけでその誤りを指摘しようなどとは誰も思わなかっただろうしそう簡単にひとりの人間がはじめられることでもなかっただろう。今更ながらキリスト教とはいかなる宗教であるのか少し理解が進んだと思う。手こずったけども興味深く面白い内容だった。

1日前