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その犠牲者は、1000万人――400年にわたり大西洋上で繰り広げられた奴隷貿易の全貌が、歴史家たちの国境を越えた協力によって明らかになってきた。この「移動... 続き

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中世から19世期末まで。
400年続いた奴隷貿易の歴史を35000件の奴隷貿易データベースから読み解いていく一冊。

こういう資料が残っていて、各国のデータが統合されて使えるのはスゴイ。

アフリカ大陸で、奴隷を実際に集めて西欧諸国に売り払っていたのが、現地の黒人王国だと言うのがなんとも暗澹たる気持ちに。

人道的な見地から、アフリカ大陸での奴隷貿易は禁止に向かう。
しかし、今度は奴隷貿易廃止!けしからん!の名の下に、欧米列強によって植民地化されていくアフリカ諸国。

帝国主義時代の欧米諸国は本当に酷い。現在に至る騒乱の種はだいたいこの時期に撒かれたものだよね。

読者

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私は本屋が好きでした

私は本屋が好きでした

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渡辺洋介

神田村経由専門書版元

所謂ヘイト本と呼ばれる(本書内に定義あり)書籍が生み出され本屋に並ぶまでの仕組みを追う内に出版業界の抱える問題点が浮かびだす。「出版界はアイヒマンだらけ」との問いかけに、良心を持ち続け仕事をすることの難しさを考える。 「一方の極には、ヘイト本の出版を許さない、ヘイト本が流通しないしくみをつくる、という考えがあります。もう一方の極にはヘイト本も表現の自由として尊重しながらも、しかし出版とその流通にかかわる人間の自覚をうながそうというソフトな考えがあります。わたしはこの本を書いているあいだじゅう、ずっとその両極のあいだを揺れ動いてきたというのが正直なところです。」p.234 実際迷うところではある、理想論と言われるかもしれないが私は後者の出版業界に関わる人々の良心を信じたい。 それは難しいことかもしれないがアイヒマンになることだけは避けるという自覚を個々が持てば状況は変わるではないだろうか。まずはその一歩を踏み出すことだ。その人の意志では変えられない属性を持って攻撃するのは大人のすることじゃない。 ハマの下町で育ったから、いろんなルーツを持つ人がいるのは当たり前だったし、特権云々は全くのフェイクだと知っている。実際接してみればみんな同じ人間、いい奴もろくでもない奴もいるし、その個人で付き合いを決めるのはどこの国の人間だろうが変わらない。

1日前