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新田洋平

職業プログラマ。77年生まれ

職業プログラマ。77年生まれ。福岡市大名在住。読書と飲酒に生かされています。 http://twitter.com/youhei

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コメントした本

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

エンジニアリングとは何か、という個人に属する問いから、メンター・メンティー、開発チーム、技術組織、と徐々に関わる人数の大きいテーマを扱っていく章構成が素晴らしい。通読すると自分が今どのフェーズにいるのかに依らず体系的にエンジニアリング組織を理解できる。 不確実性の削減としてのエンジニアリング、他者の行動変化を促すメンタリング、複数人チームでのアジャイル開発、技術組織の構成の影響を受けるシステムと技術的負債、などなど。エンジニアを続けていく上で向き合うことになる課題を先んじて知ることが出来る良書。

18日前

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世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

病気を減らすのに適切な食事は何かを研究結果の引用を通して提示している。著者も指摘するように健康情報は情報商材にされやすい側面からセンセーショナルだったり意外な驚きが含まれているものが好まれやすいが、著者のエビデンスベースのアプローチはその極北にあるといえる。 そのためそこで紹介される食材も経験的に身体に良いとわかっているものが大半だったが、統計に基づいた裏付けを得られるのが本書の類書との圧倒的な差別化になっていると感じた。

3か月前

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OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

Intel のアンディ・グローブが作り、現在は Google を始めとした大きな IT 企業から数人のスタートアップまで広く受け入れられている目標達成のためのフレームワーク、OKR (Objectives and Key Results) についての解説本。 読んでみて大きく二点が特徴的だと感じた。 ひとつはゴールの設定は会社のミッションに沿っている必要があるので、ボトムアップな導入ではうまく機能させるのは難しいだろうという点。少なくとも導入可能な最小単位は目標達成が報酬に反映出来る程度の大きさになる。 もうひとつは設定したゴールは隣接するメンバーと連動するものを設定するので双方向性の高いパフォーマンス評価が前提となり、自然と健全性や目的意識の共有が推進され無用な組織の階層化を防いでくれる点。 対象読者はある程度の組織規模でOKRの導入を考えている人や導入済みだがなんらかの理由でうまくいってない人、ということになると思う。 個人的には海外企業の TGIF カルチャーは、OKR の金曜日のウィンセッションが源流にありそうで合理的なイベントなんだなと想像できたのが嬉しかった。

5か月前

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スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学

「問題解決型リーダーシップとは何か」ということを解説した今も通じる普遍性のある内容の古典だった。 「ソフトウェア開発というのは結局人と人との関わりなんだ」と結ぶのは容易い。しかし、著者は自身の経験談を交えて人間学と呼べるレベルにまとめ上げている。章の構成もよく練られていて、後半の章にいくほど抽象度が高い内容になっている。 数年前にこれを読んでも理解できなかっただろうなという箇所がいくつも出て来たので、また数年後読み直しても違う感覚を持って読み直すことになるのは間違いない。 できれば20代の頃に読んで「よくわからない本だな」と思ってから、改めて中年になって読み直して感銘を受け、晩年に思い出し照れ笑いをしながら読み返す、そんな感じの出会い方をしたかった、もっと早く読んでおきたかった本だった。

5か月前

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

「シンギュラリティは到来するか」と「AIが人々の仕事を奪うのではないか」。 最近よく話題になるこの二つのお題と、東大合格を目指したAI「東ロボくん」の成果がこの本の骨子になっている。 著者は東ロボくんプロジェクトを主導した新井紀子さん。AIが出来ることと出来ないことを熟知しその限界も体感した彼女の、先の質問に対する答えは「シンギュラリティは来ない」と「AIは人々の仕事を(一時的に)奪う」だった。 なぜこれらの回答にたどり着いたか、その結果なぜ著者が教育において読解力の向上を最重要視するようになったか。その論理展開は読んでいてとても説得力があった。

6か月前

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あなたの知らないところでソフトウェアは何をしているのか? ―映画やゲームのグラフィックス、データ検索、暗号化、セキュリティー、データ圧縮、ルート探索……華やかな技術の裏でソフトウェアがしていること

一般の人向けにソフトウェアが実現している機能を解説している本。とはいえ、さらっと読んでわかった気にさせてくれるほど易しい内容でもないと思う。序盤から暗号化やウェブセキュリティなど決してキャッチーとは言えないが重要なテーマを扱っている。 スマートフォンの普及から手のひらの上で起きる魔法のような技術を理解したくなった人にとって、少しディープで手強いけど理解しがいのある内容を取り上げた本だと思う。

6か月前

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意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論

意識というものが存在することは誰にとっても明白なのに、意識はいつ生まれるのかは誰にとっても自明ではないというのは深い問いかけだと思う。 本書では統合情報理論を切り口に、意識は脳器官を通してどのように立ち上がるのかを説明している。 人工的にこの現象を再現出来たら意識を作ることは出来るのだろうかと妄想が膨らんだ。 自由意志の問題についても著者の別の論考を読んでみたいとも思った。

6か月前

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まんがでわかる ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン

「一時間でわかるプーチン」といった趣のまんが。 伝記モノと思いきやルポルタージュ風味で読みやすかった。不思議な経歴の持ち主で彼が政治の世界で異彩を放っている理由の一端が垣間見える。

7か月前

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異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養

幸か不幸か2割に該当する状況になった人にオススメしたい本。とはいえ日本人がカルチャーマップ上でもいかに極東に位置しているかは多くの人が知っておいても良いと思った。 ネガティブフィードバックに対しての各国の人の捉え方など自分の現状認識と結構違いがあったので、実感値とカルチャーマップの違いを是正できる程度にはコミュニケーションの質を上げていきたい。

8か月前

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モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書

Kindle Unlimited でサクッと読んだ。若い人たちのモチベーションの在りようの変化を書いている本。 生まれたころから物質的に満たされている「乾けない世代」は仕事のやりがいを達成感ではなく意味合いで満たしている。その変化を認識していないとジェネレーションギャップが拡大するよ、と。 中盤に山岸俊男教授の名前が出てきて、自分もそうだけど40代前後のIT業界の人にとって「安心社会から信頼社会へ」はバイブル的な存在なんだなあと再認識した。

9か月前

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野性伝説 羆風・飴色角と三本指 作:戸川幸夫 画:矢口高雄

三毛別羆事件を題材にしたマンガ。絵が「釣りキチ三平」の矢口高雄さんで、自然の厳しさと田舎暮らしをリアルに描いていた。Wikipedia の記述と比較してもかなり忠実なノンフィクション作品だけど、改めて背筋が凍るような実話であると再確認。

2か月前

欺術―史上最強のハッカーが明かす禁断の技法

企業が守ろうとしている情報をハッカーはいかにして手に入れているかを様々なエピソードをまじえて紹介している。 すべてのエピソードは数々の企業のハッキング経験のあるケビン・ミトニック氏自らの体験を元にしていると思われる。 中心となる技法は「ソーシャルハッキング」。セキュアなシステムを突破するのではなく、内部者(インサイダー)をターゲットにし、彼らを利用して情報を抜き出す。 情報セキュリティというのは単なる技術の問題ではなく、そこには社会学や人間学への理解が不可欠であることが痛いほどわかった。 最終章の情報セキュリティポリシーは数多くの企業がこの章から借用してポリシーを作っていそうだと思うほど精緻な内容だった。

3か月前

逆説のスタートアップ思考

本書では、スタートアップとはどういう思考パターンを持って意思決定しているのかを教えてくれる。 成功するスタートアップというのは最初から誰の目にも明らかな素晴らしい製品を作るのではなく、最初は一見不合理で反直感的なうまくいかなそうなアイディアに挑戦する。 そこから急激な成長を遂げた企業の示す「不合理に見える合理性」ともいえる行動原理を理解することは同様の成長を目指す上で非常に重要になってくる。 彼らが狙っているのは博打打ちやまぐれ当たりではなく、世界の不確実性を利用して短期間で急速な成長をすること。 著者自ら「これを読んでおいて」とぽんと渡せるような形を目指したというだけあって、副読本も不要でまとまっていて読みやすい本でかつ無駄なく網羅的な内容だった。

5か月前

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福岡市が地方最強の都市になった理由

ぼくは東京から福岡に移り住んで六年経つが、おそらくこの街は他の地方都市と比較しても特異なんだろうな、というのは肌で感じていた。一点に集中した空港・新幹線・国際港の交通インフラ、コンパクトで利便性の高い市街、生産年齢人口の多さ、屋台や山笠など他エリアにない文化、などなど。 今は福岡市はこれらの独自性を生かし、我が世の春を謳歌している都市と言える。その繁栄はここ数年の努力の賜物もあるがむしろ100年以上の歴史のなかで「常識破り」なまちづくりをしてきた人たちの決断や行動が基盤にある。当人の人生より長いスパンでやっと成果が現れる都市計画という事業の遠大さに目眩を覚えた。 民間企業は言うに及ばず、一般には保守的とされる自治体でさえ積極的に変化することを良しとする福岡市の文化は貴重だと思う。他の都市にお手本とされるようになった今も、自ら作った手本を破るような変化に期待したいと住人のひとりとして思う。

5か月前

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杉並区長日記―地方自治の先駆者・新居格

1947年に杉並区長を務めた自然体で穏やかなアナキストそして自由人、新居格(にいいたる)。 杉並区を自然豊かな日本一の文化村にしようと尽力した方だ。自分はこの本で彼を初めて知ったが、魅力的で信念を持った人物だと感じた。左傾、モボ・モガなど誰もが知る造語を生み出した人物でもある。幼少期から青年期まで杉並区に住んでいた者として、こういう気風溢れる文化人が首長になったという事実はなんだか少し誇らしい気持ちになった。

6か月前

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猫なんかよんでもこない。

軽い気持ちで読み始めたけど、猫と共に苦楽を味わってきた著者の生き方が本作の強烈なオリジナリティになっていた。すごい人だなあ。

6か月前

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現場で困らない! ITエンジニアのための英語リーディング

実際に仕事でみかける文書やサイト別に語彙や文章構造を解説してくれている。対象は、APIドキュメント、コミットメッセージ、仕様書、アプリレビュー、Q&Aサイトなどなど。当たり前だけどそれぞれ使われる表現や文章構造は全く違うわけで。日本語では当然このスイッチは出来ているけど、英語でも出来る必要があるし自分は今どのタイプの文書を読んでいるのか強く意識することは大切と感じた。そしてその思考はそのままライティングにも役立つものだといえる。

7か月前

専業主婦は2億円損をする

偽悪的なタイトルに惑わされるけど、日本社会全体の課題を扱っていて男女問わずどんな層の人が読んでも思うところがある内容を指摘していると思う。とはいえ著者も全体の課題を解決するなんてことは当然提示せず、その環境下で個人がしたたかに生きる知恵を授けてくれています。

8か月前

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世界で最もイノベーティブな組織の作り方

個人はイノベーティブだけど、組織になるとそれが失われてしまう。これを防ぐには組織全体の変革が必要、という論旨。「イノベーションを起こす」と簡単に言うが、それには相応の覚悟と決断が求められるということがよくわかる。多様性や遊びを受け入れ偶発的なアイディアが発生しやすい状況を用意し目標管理を数値に頼らず管理型プロセスを排除する、というのは一定の規模の組織では容易い決断ではないだろう。しかし、その分挑戦する価値も高いと感じた。

8か月前

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CD付 1日5分からの英語で子育て

「1日5分だけ英語のみを使う時間を作る」ことで英語好きの子になる、というテーマの本。 子に強制させる要素は一切なく親自身がまず英語に親しみ楽しむ姿勢を見せるのが大切、という点が説得力があって良い。

9か月前