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小学生を相手に、日々働いています

小学生を相手に、日々働いています。 できるだけ食わず嫌いのない読書を目指してます。 速読も精読も好き。 神保町は聖地。

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コメントした本

羊と鋼の森

幼い頃にピアノを調律してもらったことをふと思い出した。 描かれている世界観は決して広くないし、登場人物の色合いも濃くないのに、不思議と物語に奥行きがある。映画向きだなぁと思ったら映画になっていると知り納得。 丹念に取材をしたであろう作者の丁寧さが窺い知れた。嫋やかな文体だけど、どこか懐かしくて個人的には好き。

7日前

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旅のラゴス

初筒井康隆。 もう一度最初から読みたいと思った本は久しぶりだ。 物語の始まりでは何者なのかよく分からなかったラゴスに、自分がどんどん同化していく感じがたまらなく良かった。一人称が「おれ」なのもとても良い。 短編集のようにストーリーが区切られていたり、筒井康隆らしさなのかSF要素が過去現在未来の狭間でうまく描かれているのも、面白かった。最後、氷の女王に会えていたらいいなーと思わされた。

18日前

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暗幕のゲルニカ

序盤の地下鉄から上がってきた瞬間がこのお話の最大の山場だと思ってる。それくらい、そこ読んだときの衝撃がすごかった。 あとは原田マハらしく、膨大な情報量をきれいにまとめてくれた感じ。 終わり方がもやもやっとしたけれど、好みが分かれるところかな。

約2か月前

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氷菓<「古典部」シリーズ>

友人から 完全にラノベ感覚。 好きな人は好きかなぁ。さらっと読めます。

約2か月前

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あすなろ物語

井上靖の文体は、一文一文が練られてるから読み飛ばせない。なので速読派の自分でもすごく時間がかかってしまった。 最後の方の星空にまつわる話が好き。「あすはなろう」の思いをもつ様々な人の生き方や死に方が胸を打った。

3か月前

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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻

「僕」と「私」との世界を、最後になるにつれて近付けていくような描写はさすが。 エンディングはなんとも解釈しがたいものだったけれど、文学とは至極内包的なものだから、個人的には好きな作品だと感じた。 最後は脱出が成功して、いわゆる時間軸がずれてるような作品かと思ったのに、そうではなかった…。 目次の謎のキーワードがとても好き。いちいちくどい描写も、慣れれば必要に感じる。人生観を揺さぶられるような表現が散りばめられている。一読では分からないような、練り込まれた描写があるだろうことは分かる。(読み直すかは別問題) 確かに、今の日本には、彼より世界的な文学賞に近い人はいないかな。

7か月前

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楽園のカンヴァス

ひたすら面白かった。 原田マハは当たり外れがあるけれど、これは当たり。

7か月前

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死ぬほど読書

この本に出会うために本屋に入ったのね自分、と思うくらい、読んでよかった内容。 経歴とかお年を召していることとか差し引いても、これだけ論の一貫した文章を書けることに、その読書生活の豊かさが伺える。 初対面でその人の大体が分かるとか、すごすぎ。こんな上司に育てられたい。

7か月前

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漁港の肉子ちゃん

*原撰 登場人物のキャラがしっかり立っていて、ドラマを見ているようにさくっと読めた。 13pの、雪にまつわる書き方が大好き。 西加奈子は素直な文章が素敵だなぁ。

8か月前

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「鬼畜」の家:わが子を殺す親たち

石井光太さんのルポは、見つけたら必ず読んじゃう。これはずっと読みたかったやつ。 仕事柄色々な親を見るけど、一貫して言えることは生物学的な愛情は必ずあるということ。 そこに生活力や育児能力が複雑に絡み合うから、子供の問題行動は親に起因するところも少なくないということ。 虐待も同じように考えるべきで、多面的に見ないと全体像が見えないという点が共感できた。 まぁでも普通はここまでにならないわな…まさに鬼畜…と思える話ばかり。詳細な描写には背筋が寒くなった。我が子に手をあげるなんて、やっぱり信じられない。

7日前

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子どもは「この場所」で襲われる

関係者から講演を聞いて、内容を忘れないうちに読んだ1冊。 「犯罪機会論」と「犯罪原因論」を考え分けることが、少しできるようになった気がする。 犯罪とは無縁ではないことを自覚して、地域を歩いてみようと思わせられた。時々強引なところもあったかな…

8日前

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塩狩峠

あらすじにある事件がどこで起こるのかと思いながら読み進め、もう終わりだよ…?終わっちゃうよ…?と不安になりかけるところで、サラッとした描写。 その部分だけで小説に出来そうなものなのに、その淡白さが逆に衝撃的。 時代背景だけでは説明できない、登場人物の真摯な生き方が丁寧に描かれているところが名作たる所以かな。 主人公は一応信夫ということになるんだろうけど、菊やふじ子の心情の描写があったりして、あまり最近にはない描かれ方でした。

22日前

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人魚の眠る家

エピローグのモノローグの使い方が秀逸。 舞台と登場人物も精選されてて、テーマにじっくり向かうことのできる感じもすごいと思う。 映画化に惹かれて買ったけれど、結構前の作品だったのを今知った。 個人的には、先生とうまくいってほしかった。母目線で見ると、その後に救いがない感じがする。

約2か月前

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満願

ミステリーの短編集。 最初の警察の話がすごく面白くて、あーこれが目玉かと思って、次を期待しないで読むとそれも面白くて、いやいや流石にって次を読むとそれも面白い。 そんな感じですぐに読了。 この人は短編の方が勢いがあっていい。

約2か月前

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十角館の殺人 <新装改訂版>

色々な人が面白いと評していて、やっと手を出した。 長いように感じたけれど、読み始めればあっという間。苦手なカタカナの人名も、どんどん死んでいくからなんのその。 紙で小説を読む良さを、久しぶりに心の底から感じた…あの頁の使い方はずるい。「えっ」って声が出てしまったのは久しぶり。 好きな人は好きかな。私はもうお腹いっぱい。

7か月前

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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻

村上春樹アレルギーだった自分が、友人に勧められ。 嫌々読み進めていたが、上巻の終わり頃にはすっかり彼の世界に引き込まれ、読み終わったその足で下巻を購入してしまった。 文章表現がくどくて苦手だったけれど、本作は夢のような世界が舞台だから、その詩的な表現がマッチしてなんとも心地良い。 二重の世界が織りなす作品感も、今となっては珍しいものではないけれど、きっとこの人が先駆者の1人なんだろうと勝手に推測。 下巻も読み終わった時、自分の中で新しい価値観が生まれそうで楽しみ。

7か月前

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続 明暗

あとがきにある、「文士を押すのではなく、人間を押すことを望む」ことを、漱石から受けての続編。 この書の批判に対しても、冷静に分析する水村美苗はさすが。メンタル強すぎる。 個人的にこれじゃない感はあったけれど、未完のものへのひとつの答えとしてとても面白かったし、読んで良かった。 読みながら、漱石は後世の私たちに楽しみを残す為、未完のまま終わらせるつもりだったのではないかとすら思えた。

7か月前

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誘拐

1963年に起こった吉展ちゃん事件について、ルポタージュ風に書かれたもの。 事件の流れだけでなく、犯人の生育環境とか捜査の内容まで生々しく書かれていて、読み応えはあった。 時代背景をうまく理解できないところがあって、ところどころ消化不良。 どちらかというと加害者側の視点で書かれていて、事件の悲惨さはそれほど濃く描かれていなかったので、物足りない人には物足りないかと。

8か月前

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明暗

未完の大作。ずっと読みたかったのですぐに読了。 人によっては回りくどい言い回しがとっつきにくいだろうけれど、私はどハマりした。 言葉の使い方が本当に美しくて、津田のダメ男さが霞むほど。 最後は「えっ⁈ここで終わり⁈」と思わされ、もし漱石が続きを書くとしたらどうしただろうと妄想を膨らませられるのも、考えようによっては楽しかった。 人それぞれの解釈をすることができるのも、きっと名作たる所以。ある意味、未完という形があってこその本作なのかもしれない。

8か月前

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