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dkitagawa

PoRTaL代表

PoRTaL代表。standではマンガ縛り。

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コメントした本

終末のワルキューレ 2

刮目。 ハリウッドさながらの大娯楽文化を謳歌する日本漫画黄金期(だと勝手に思っている)を象徴する、エンターテイメントに振り切った快作。 アイデアは、魔界転生で天下一武道会、というシンプルなもの。それを日本マンガが鍛えに鍛えた最高の技量で、あっけらかんとまー盛り上げること。 かたや神々の代表、かたや人類代表の星取り戦方式で、呂不が、ゼウスが、アダムが、シヴァが躍動する。意外にも、カタルシスは強い。人類の存亡をかける構図、傑出しているが故に罪深く、過去の存在の必然として無念を孕んだ人類代表のヒリついた存在感、その不完全な存在が全能の神に噛みつき、あわよけばと思わせる期待と絶望の往復、そして同時にやはり我らがヒーローである神々に対する思い入れと、一見シンプルに見えた舞台設定に周到に張り巡らされたエンターテイメントの潜在力が遺憾なく発揮される。 そもそもこの舞台設定自体、無宗教かつ八百万主義の日本ならではの無神経なルール違反設定という気もするけど、本作に限ってはそのガラパゴス環境が完全に良い方向に。 量産されるゾンビマンガしかり、粗悪な深みやドラマ性の束縛から解き放たれたマンガ分野のエンターテイメント性の飛翔は眼を見張るばかり。作風はずいぶん違うけれど、周到に狙い撃ちされた凄腕娯楽作としては、どこかレイリと通じるものがあるような。 現在進行形の作品としては、完全にトップ戦線入りだと思う。楽しい。

10日前

マロニエ王国の七人の騎士 2

いかにも上手そうなカバーに、しばらく敬遠していた作品。ふと読み始めてみるや、もう滅法上手くて気持ちよし。 初見の印象より少年マンガ寄りで、騎士よりも姫の方が、格好良さでも可愛さでも、ずっと生き生きしてる。普通に次が楽しみ。

11日前

雪の女王と5つのかけら~夢みるアンデルセン童話~

たまたまAmazonで見つけて即決買い案件。 親指姫、人魚姫、マッチ売りの少女、雪の女王のリミックスと言うかカバーと言うか。確かに原作を土台にしつつ、毒っ気がありそうに振っておいて、あくまでピュアにカジュアルに仕上げられた短編集は、なんとも読み味が心地よい。 力技で真っ暗に描き潰すような丁寧な絵は、それだけも何杯かイケてしまう。でも、オシャレで素直で真っ直ぐな展開も良い。 これは完全に作家さんに読み手が付いていくタイプだと思うので、引き続き丁寧に丁寧に描かれた作品がたまーに出てくるといいなぁ。

11日前

BEASTARS 3

さて半獣人モノブーム。どれも曲者揃い、良作揃いながら、ここへ来て一気に抜けて来た感があるのが、このBEASTARS。 肉食獣と草食獣が共存をする世界を舞台に、全寮制の高校チェリートン学園での動物たちの生活の様子を描いた群像劇。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/BEASTARS とはウィキペディアの紹介。 でも、こっちの表現が的確かもしれない。 けものヒューマンドラマ http://konomanga.jp/special/103081-2 グッと加速したものの、作品のギアを入れたのはピボットではなく、活き活きと動き始めたキャラクター達の魅力。特に表紙にも描かれたウサギのヒロイン・ハルの奔放でリアルな描写は鮮烈。 同じ半獣人モノとして対極にも感じられるジンメンについて先に書いたのだけど、ジンメンとBEASTARSの非て似なる構造は、まさにこの分野の本質を示すよう。 獣が人を模した振る舞いを通じて違和感のある獣性を示せば示すほど、その否応なさが逆に、人間味の強調に繋がる。ジンメンではその効果は純度の高い気味悪さに昇華され、BEASTARSでは同じ効果がヒューマンドラマに昇華される。 同じく期待のかかるDESIGNSは、文字通り主にデザインとして半獣人というモチーフを用いた必然的帰結としてドライな触感を伴う作風であり、この半獣人効果を活かしづらいのが大きな辛さになるかもしれない。まぁ、デザインとして、ファッションとしての半獣人モチーフによるモード性追求は、それはそれで好奇心を抱かせる方向性ではあるし良いのか。 何はともあれ、この半獣人効果を存分に発揮して新しいヒューマンドラマを展開しはじめたBEASTARSだけど、ヒューマンドラマ分野自体は退屈であまり好みでもないのが正直なところ。このままグズグズにならず、凡庸にもならず前進するためには、牽引力のある鹿のルイをどう効かせるかが全てになるのだろうか。 半獣人モノブームを大きく盛り上げる中心になれるかな。なれるんじゃないかな。

1年前

バンデット(2)

バガボンドが静かに種を蒔き、キングダムが盛大に口火を切って以来、ここへ来て一気に門が開かれ盛大に燃え上がってきた歴史アクション。バガボンド、キングダム、ヒストリエ、ゴールデンカムイ、アンゴルモア、レイリ、ややあれながら達人伝、群青戦記もあって、昨今の進行形作品だけで早くも乱れ飛んでいる感あり。内容的にもグングン進化発展を遂げている。最大のエンジンは、やはりキングダムの発明した超集団戦術戦スペクタクルのダイナミズム。そしてヒストリエで加えられた、あるいはテルマエロマエで点火された、当時の風土描写の面白さ。最近ではゴールデンカムイの豊かな食描写も入り、アクションだけでなく楽しませ方に厚み、広がりを加える技巧が出揃ってきた。あと未開拓で見てみたいのは、暗殺とか贅沢とか建築・都市計画あたりか。早晩ハリウッドを凌駕してほしい日本マンガ界としては、新しく大きな必殺技を得たも同然という感じ。グローバルにも普通に戦えそうな良い流れなので、行け行けと密かに応援してる。 さて、その大きな流れに参戦したバンデットは、アンゴルモアに続き多分マンガ未開の地、鎌倉末期が素材。後醍醐!足利尊氏! 笑 という感じで、有名人の解釈でテンションが上がる構造は時代劇もの鉄板ながら楽しい。 だいたい日本史の授業で覚えることが多くなってきて、どうでも良くなる転換点がこの辺だと思うので、中学生なんかには補助線として重宝されるんだろう。北条何とかが沢山いて、なんか面倒になってきたと思ったらゴニョゴニョして室町!みたいな。 マンガ的には結構いい感じというものだけど、絵的に見慣れない鎌倉末期の風景がとにかく新鮮。戦の規模も小さかったり、幕府の強さ感もほどほどに押さえてあったり、都市の様子がざっくりしてたりと、まだまだ粗々しい日本列島の草創期の風景がなんとも良い味。この分野は楽しくていいよなぁ。地方自治体はゆるキャラに助成金だすより、当地の時代劇マンガを刺激する(制作費はダメよ)ための取り組みに精を出すと、割とゲームチェンジが見込めると思う。 そういうわけで、良い作品なのだけど、これが割とヒットしそうな時代劇モノを取り巻く技巧やトレンドにうっかり思いを馳せてしまう、個人的にはそういう作品。後醍醐かっこよい。

1年前

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レイリ(3): 少年チャンピオン・コミックス・エクストラ

台風の目、レイリの新刊は、これぞという零里の見せ場がメインに。岩明均の作風は現代の漫画文化の中では完全に異色だと思うのだけど、その作風はそのままに、王道エンターテイメントを縦横無尽にこなしてみせる。抜群の安定感と文句のない面白さには、もはや巨匠という言葉が頭をよぎる。2017年のトップ作は多分揺るがないか。早くも映画化の妄想も逞しくなる。

1年前

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約束のネバーランド 2

きっとジャンプ編集部は相当な期待を込めて、満を持してこの作品を送り出したに違いない。 遡ればジョジョの奇妙な冒険、HUNTER×HUNTER、デスノート、ワールドトリガーとジャンプ自身が脈々と築き上げてきた戦術ものマンガの系譜。特に少年漫画的な温度感の低さと作画が良くも悪くも「遅効性」という評価につながったワールドトリガーの流れを踏まえてか、よりマス層にダイレクトに響かせるディテール、分かりやすさを前面に出したキャラクター造形、設定をばら撒かずとにかく話を止めないでキャラクターを走らせる、動かす展開と、なんだか現代ジャンプ漫画のモダンなタネと仕掛けの総決算を見るよう。それでいて王道を走らず、セットした記号的ディテールを生真面目にきっちり全部裏切って見せるのも意欲的。不安要素は各所に進撃の巨人に似た舞台設定が入っているところで、本家が仕込んだタネの棚卸に粛々と入るなか、外側の種明かしで世界観を転換する瞬間に、二番煎じのタイミングで新鮮味が出せるかどうかと、長期作品として持続可能な構造が見えてこないこと。出来の悪い引き延ばしもまた脈々と培われたジャンプの悪癖なので、そうならずテンション維持できるのかどうか。 いずれにしてもメジャーど真ん中にまだこれが出て来るところに、質的には最盛期を迎えている気がする日本マンガの凄みと層の厚さを感じてしまう。 長々書いたけど、ジャンプ育ちなら割と間違いのない作品だと思う。

1年前

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ディザインズ(1)

最近漫画は高度になり過ぎてて、90-00年代に多かった絵でポーンと持ってく系は減って来た気がする。これは10年代的に仕込みが多いけど、久々に絵でポーン系のすごくいいやつ。すごくいい。

1年前

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レイリ(2)

ハズレなしの岩明均の、今回は原作に特化した久々のエンターテイメント色の強い作品。結果大正解か。確かに絵で勝ってる作家ではなかったと思うけど、今回からしっくりと絵も武器に。これは食い合わせの抜群に良いコンビが生まれたのでは。個人的には、二巻ともに後書きも凄く良い。台風の目。

約2年前

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とつくにの少女 1

良い絵です。ぎゃーです。

2年前

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オーディナリー±

新シリーズにイマイチ乗れないものの、無いなら無いで困ってしまう高橋慶太郎作品。 ということで、デビュー作。デストロ246のイントロ的な内容だけど、変に享楽的過ぎなくてこっちの仕上がりの方が個人的には良いなぁ。デストロ246より、ちっこいヒロインの合理的な存在感の芯が強くて納得感がある。 それにしても高橋慶太郎はどこに向かってくれたら良いのだろうか。曽田正人も奥浩哉も大場つぐみも作家性とミスマッチな状況が続いていて、勿体無い。日本の漫画市場の受け皿が弱過ぎて作家さんがしんどそうに思えてしまうのは、まぁ別のお話。

11日前

ラプンツェルと5人の王子~恋するグリム童話~

雪の女王のアンデルセンに続いて、箱知子のグリム編。日付を見ると、出版はこちらが先みたい。 今回のカバー元は、カエルの王様、いばら姫、白雪姫、千匹皮、ラプンツェル。 引き続き、黒めに描きこまれた絵がとても気持ち良い。強いていうなら、美男美女の王子様とお姫様の話ばかりなのは読んでいてムズムズするけれど。まぁ、そこはそれか。 原作自体の毒っ気が良い感じに効いているのか、個人的にはアンデルセンよりグリム童話の方がグッと相性が良い気がする。王子もお姫様も、実に漫画的で魅力的。特にカエル王子の2枚目ぶりと、白雪姫のボーイッシュ感は長編にも耐えそうな王道ぶりで。 忘れた頃に人気が出るのかもしれないけど、それでは勿体無いから皆もっと読んだ方が良いと思う。

11日前

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信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~(1)

これ面白いです。明智光秀の子孫が名誉回復のために調査を重ねて提示する、新たな光秀像。ちょっと格好良すぎだろとも感じるけど、こんな光秀見たことないし、初めて聞く話も多々。 いずれにしても、誰もがよく知る歴史の新解釈、味付けで楽しませる時代劇ものの醍醐味が、学術的な主張と合わさって出てくると単なるフィクション以上に迫力が出て面白くなるという新発見。 本当にこの分野は伸び代すごいなぁ…と言うか、漫画とは何か、未来の漫画の役割とは何かという感じで個人的には示唆に富みますな〜とか思いつつ、まぁ普通に面白い。

1年前

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ジンメン(1)

B級もB級だけど、これまた流行りの半獣人モノならもはや外すわけにはいかぬ。 突如動物たちが人間の顔と知能を持ち、人類に逆襲を始める…とかなんとか、そんな物語はどうでもよろしい。設定にひねりもなければ、種明かしに期待してる人もあまりいないだろう。 だがジンメンはスペシャルだ。人面の獣たちが、こんな人間らしいことをしたら嫌でしょ〜という、造形、設定、台詞回しがひたすらにソリッド。 半獣人モノブームの場外乱闘。 それがジンメン。 テンポも良くて、普通にしっかり面白いところもなんだか嫌だ。続きが読みたい。

1年前

進撃の巨人(22) 通常版: 週刊少年マガジン

エラい。ここ数巻、毎度強く感じる。広げ切った風呂敷を、温度感を下げず、停滞もさせず、エンターテイメントと進捗のバランスを取りながら、丁寧に誠実にひとつずつ粛々と畳んで行く様は、もう誰もが平伏すしかないのでは。勝手に最盛期と思っている日本の漫画文化をグレートたらしめている最大の要因のひとつが、この作品の存在ではなかろか。 それにしても、久々のザワッとするラストは何とも印象的。誰もが気になるこの作品独特の施策は、主人公とその父親像に常につきまとう、いるいるこういう奴、的な偏った危うさを一貫してキープするところ。危うい人が、危ういままに、いかにもありそうな成長過程を辿る。敢えて読み手を全面的に共感させず、愛させもしない違和感だらけの主人公という仕掛けは、作品の独特な世界観と立ち位置を支える核心のひとつ。何となく分からなくもないけど、こういう設定を続けてきた意味合いもまた、最後に粛々と回収してくれるんだろう。単に諫山さんが勇者嫌いという可能性もなきにしもあらず、だけど。 さておき、明かされた世界観はややテンションを下げるものだけど、まぁそのぐらいは良いとして、これ、ここから長く面白さキープできる設定なんだろか。次からお兄さん編に行って数巻やり込まないと、到底大き過ぎる新しいフィールドの温度感を上げられそうもない。しかしタネというタネもかなり明かしてしまったし、リーサルウェポン的な巨人戦争の迫力もこれでもか、と使い切った。もう始祖とかスペシャル巨人あたりしか絵的なエンジンが残ってないと思うので、そこだけが心配。巨人同士の取っ組み合いは尺が揃って単なる喧嘩なので面白くないし、と言って尺を狂わせるためにもっとでかいヤツを出されても、ベースがヒューマンスケールでないから面白くなさそう(実際大きめのが出てきても面白くなかった)。今にして思えば尺を狂わせつつカメラワークで振り回すのが最も大きな発明だったが、ここらで全然終わりそうも無いのは、かなり心配。新しい絵的な発明がここから乱れ飛んでくれると良いのだけど。しかし現代の最重要作の大きな一角なので、ただ楽しみに待つ。

1年前

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BEASTARS 1

そうそう、これ結構良かった。ズートピア的な草食動物と肉食動物の共存する世界の奇妙な学園生活。メインの狼が妙に魅力的で。

1年前

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鳥葬のバベル(1)

半獣人ブームか。日常と見せかけてファンタジードーン、の仕掛けはもう何の機能もしないなぁ…と溜息をつきつつ、絵も話運びも上手くて上手くて読まされる。これはかなり跳ねそうな。

1年前

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アンゴルモア 元寇合戦記(1)<アンゴルモア 元寇合戦記>

これまた評価は確立してる感あるけど、さすがに面白い。ゴールデンカムイと同時代にコレがあるとは…とまずは感じざるを得ないが、実はこちらは変則的(変態的?)アプローチでもなく、どちらかと言えばキングダムの発明した集団戦と戦略で見せるラインにしっかり乗って現代的な王道を堂々と展開する内容。キングダムはカルチャー描写うっすいので、その点ではゴールデンカムイ的にも楽しめる。何より日本の歴史で、あまり知られてない部分を扱うのは楽しくて良いな。

約2年前

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ゴールデンカムイ 3

すっかり評価は確立されてるけど、噂に違わず面白い。グルメ漫画と捉えたい。ヒンナヒンナ。

約2年前

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HUNTER×HUNTER モノクロ版 33

現代少年マンガ史の主流エリアにおいて、パラダイム論的に最も重要な作品はこれなんだろうなぁと。複数のパワーレベルの同時展開、パワーだけで押し切られない本格的かつ多局面の戦略戦、トレードオフを持った能力とそれを主体的に思考・構築するプレイヤー。袋小路を迎えていたドラゴンボールパラダイムを土台から再構築して、その後に続く大部分のメガヒット作品の基礎を形作った。ちなみにこのパラダイムはかなり強力で、今後10-20年ぐらいは行けそうな気がする。丁寧に王道的な伽藍を組み立てた上で、それを破壊して全く新しいパラダイムに挑戦する(で、破綻する)のが冨樫作品の良くも悪くも大きな特徴で、その破壊的挑戦の過程で新たなパラダイムを獲得していく。それが国内最大級のメガヒット作品で行われるからタチが悪いといえば悪いが、ともあれ最新シリーズも、いよいよその破壊と再構築のフェーズに入った。どう収拾つけられるのかサッパリ分からないけど、破れかぶれのコマ割りの新鮮さなど、引き続き奇妙な見所が満載。マンガ好きのための奇祭、始まり。

2年前