9b7b10e5 4fb3 4a41 a86b 9a79d145935d

もちもち

食べ過ぎ、飲み過ぎ、読み過ぎ注意!

食べ過ぎ、飲み過ぎ、読み過ぎ注意!

219

コメントした本

ヌヌ 完璧なベビーシッター

パリのアパルトマンの一室でベビーシッターが2人の幼児を殺害し自殺を図った。 「完璧なベビーシッター(ヌヌ)」 雇い主からそう呼ばれたルイーズがなぜそのような凶行に及んだのか。 そして物語は陰惨な事件の起こった冒頭から、夫ポールとともに妻ミリアムが弁護士の仕事を再開するためにベビーシッターを面接するシーンへと転じる。 面接のその日から子どもたちに好かれ、シッターばかりではなく、美味しい料理、自宅の整理整頓まで完璧にこなす女性ルイーズ。 子どもたちは彼女を「わたしのヌヌ」と呼び、慕う。 そしてポールとミリアムもやがてルイーズなしには自分たちの生活が成り立たなくなってしまう。 では、ルイーズは?彼女は何を考え、何を悩み、何を望んでいたのか… 悪魔は突然現れるわけではなく、たいていはその人の内面で眠っていて、あたたかい人間関係だけがそれを抑える力になる。 それが得られない境遇にいる、またはそれを断ち切られた時、悪魔はその人の中で育ち外界に牙を剥く。 私たちには「事件」が起こって初めてその残酷さが目に見える。 初めて…本当に?いや、本当は分かっている。 ミリアムも気づいていた。 ルイーズの寂しさ、寄る辺のない心細さに、そしてその不安定さに。 複数の人間の身勝手や自己保身、心の弱さ、様々な要素が重なって、惨劇が起こる。 おそらくは私たちが目にする多くの「事件」もまたそうなのだろうと思う。

1日前

いま見てはいけない

表題作の「いま見てはいけない」をはじめ、語りの見事さにひきこまれ一気に読んでしまう。 「あーそっちに行ってはだめ」と主人公に何度も声をかけたくなるが、一方で結末がどうなるのか知りたくて仕方がない。 上手い作家だなぁ。

17日前

Bf1e1472 c4ff 4b24 a9d2 585f29fe1dc26cb5df69 ceea 4233 aaae 413922b5218c88630391 ba3e 445e 9161 af839158ef3c4daeef9d 483a 4baf be73 c9876e4019b0C9bfa862 ee91 4a8b 89c7 3446bbeb2117A16c3265 00ea 44e1 bba2 1bf64b42edd49727e8b0 10dd 4c31 b733 85abb59bdfbb 15
コールド・コールド・グラウンド

1981年、イギリス連合王国の一部である北アイルランドの首都ベルファスト。 当時の北アイルランド地域は、イギリスとアイルランド、プロテスタントとカソリック、ナショナリストとユニオリストという相反する存在が互いに自分の是を声高に主張し殺しあう場所だった。 そこで起こったのは体内に残された楽譜、別の誰かと交換された被害者の手という猟奇的な連続殺人事件。 事件を担当する巡査部長ダフィは、カソリック教徒で、また大学で心理学を学んだという警察隊の中の異分子で、その宗教的、政治的に微妙な立場は、捜査を困難なものにする。 IRAやUDR、UFFと言った名称が頻出するので巻末を確認しながら読み進めたが、慣れてくると苦にはならない。 それよりも各陣営の主張や立場を理解するに従い、犯人探しだけでなく「こいつが悪い」と名指しできないこの紛争の複雑さと矛盾に満ちた政治や宗教の問題についても考え込んだ。

24日前

エヴリシング・フロウズ

主人公のヒロシ、その友人のヤザワ、フジワラ、そして野末、大土居…中学3年生の彼らの荒波に飲み込まれそうな激動の一年間を描く。 時には面倒くさい母親の恋愛問題や別れた父親の死、友を襲ういじめや暴力、そして親からの虐待。 無力で非力な自分に失望しつつ、自分ができることを精一杯考え、やろうとするヒロシの姿は、損とか得とか考えずに身体と心を動かすことができたその頃の自分を思い起こさせる。 本作品に限らず、著者の作品に登場する人物たちは優しく、自分の生きる小さな世界で誠実に毎日を積み重ねている人だけに備わる「確かさ」を持っている。 比べて近頃、いい年をした大人がテレビで、SNSで、果ては国会で嘘ばかり言っている。 なんだか現実の方がフィクションみたいだ。

約1か月前

151a20ec 11c6 4572 b74d 1715202fc24122b3a3bf 0bd7 4c5a a63b da875268a8e7
屋根裏の仏さま

写真だけを頼りに新世界アメリカに旅立った日本人の「写真花嫁」たち。 彼女たちを待っていたのは、写真とは似ても似つかぬ花婿や、約束された住まいや仕事とはかけ離れた過酷な境遇、そして差別。 懐かしい故郷、母の元には、帰ろうにも帰れない。 ここで生きて行くしかないという諦めと覚悟を、今度は戦争が引き裂く。 一人称複数の「わたしたち」だけで書かれた物語に、ただただ圧倒される。 まるで詩のように、心地よく、さざ波のように繰り返すたくさんの「わたしたち」。 かつて確かに存在した私の同胞たち。 その手を取って慰めてあげたい同志たち。 最後に、日本人花嫁たちだけでない別の「わたしたち」が語り手となり、気づく。 世界はたくさんのたくさんの異なる「わたしたち」で出来ている。 どれもかけがえのない大切な「わたしたち」で。

約2か月前

10770c70 16d0 4737 b9e4 bd917d3bfb0b89e302dc 61e2 4acf b97e bf2a8c22fa0e8f997df3 7220 420d 8e33 ee2e48d5a7fa5b6a3560 0665 41c4 8f1f 8b39ae0a67f794ac9095 b4e0 41e9 9e11 e1618df0b23c20b3ca64 90c5 4491 9ab0 a02b41db9cbbA168e774 2e89 495b 97e5 d20d655a5df2 9
火定

737年 (天平9年)、都中の人々や藤原四兄弟を次々に死に至らしめた伝染病、裳瘡(もかさ)。 パンデミック小説好きとしては、(当然ながら)ウイルスという存在も知らないまま、猛威を振るう裳瘡と徒手空拳で挑む施薬院の医師たちの死闘、という構図を楽しみに本書の頁をめくったものの、ある登場人物の復讐という副テーマに今ひとつ入り込めずに消化不良。 泥くさい迫力ある描写が次々に続くことを期待していたので、ちょっと残念。

2か月前

5e69e95b 1bf5 47fc 95c8 b333b94adffb1525b978 75b4 4758 ae92 afa4d5728ad408634c99 3a43 40c1 9ad5 6ba772150f2c
晩夏の墜落 上

上下を読んで。 晩夏のある日、年齢も境遇もばらばらな11人の乗客を乗せたプライベートジェットが、海に墜落した。 その事故で奇跡の生還を果たした主人公と4歳の少年を巡り、事故の真相を探るため、好奇心を満たすため、あるいは野心を実現させるため、人々はそれぞれ思惑を抱いて彼らに接近する。 本書は、事件後この生還者2人をめぐるドラマと並行し、死者たちも加えた「その時まで」の人生を交互に描く。 それによって分かるのは、主人公も死者たちも、誰もが理由なく、善悪や貧富、年齢とも関係なく、理不尽に「生」と「死」のどちらかに一刀両断されたということ。 そのことは、多くの犠牲者を生み出す大規模な天災や事故の残酷さと、それらが起こるたびに感じる「なぜ私ではなくこの人たちだったんだろう」という気持ちを思い起こさせる。 「神は人間を、賢愚において不平等に生み、善悪において不公平に殺す」 とは山田風太郎さんの言葉。 本書を読んでこの言葉を思い出した。 こんな理不尽な神の選別に対して、人間は何ができるのか? 主人公の行動と選択は、この問いに対する答えの一つと言えるかもしれない。

4か月前

パリのすてきなおじさん

おじさん好きを自称する金井さんとパリ在住の案内人広岡さんのパリ、おじさんを訪ねる旅。 一見軽い調子に見えるが、実際にはテロや移民問題で揺れるフランス、パリの現在が垣間見える貴重なレポートで、一人一人のおじさんとの触れ合いに「多様性」という言葉が何度も頭に浮かぶ。 みんな同じフランスという国に住んではいるけれど、人種も宗教も職業も年齢もばらばらなおじさんたち。 どの人にも語るに足る物語があり、どの人も自分らしく生きるという気概を持ち、どの人も人に優しくすることの大切さを知っている。 もちろん人選の妙はあるとは思うけれど、あとがきにあった案内人である広岡さんの 「この旅は、人間というもの、生きるということの破片を集める旅だった。」 という言葉が本書の本質を表しているような気がする。

4か月前

6a732c0a a460 4f5d 9189 99c2559dd8343f10325b 249d 4bf9 809a 0c01f5c7460bIcon user placeholderF72f698a 25a2 42cb 9e38 463a729f2d8b1f00d153 09b9 4aef ae95 b3ca6aaf28b5014253d4 6080 4951 9119 24735184a696Bb8953ff 4ab9 4767 960f 764e3c93527a 9
チャヴ 弱者を敵視する社会

イギリスの貧困層の若者たちを揶揄する「CHAVS(チャヴ)」という言葉を軸に、加速度的に経済的格差を広げる現代社会で起こるさまざまな現象を読み解く。 格差が広がる過程では、それと同時に人と人との間の心的距離も広がり、その結果、人々の親しさや共感は急速に減退する。 それは相互扶助が働かなくなり、人が孤立し、見捨てられる社会だ。 著者の口調は穏やかながら、根底には、一旦貧困に陥るとそこから這い上がることが著しく困難になるという残酷なシステムを作り出した者たちに対する怒りと、見捨てられた人々に対する共感と労わりの気持ちが溢れている。 この本を読んだ多くの人が言うように、我が国でも同じ状況が既に進行しているのではないかと危機感を覚えている。

5か月前

805c6a6e d8dc 4d01 9c11 096b293c0681Icon user placeholderF5acdf0a 9d26 4489 be07 ea75c418152fIcon user placeholderDd9d9983 7e58 4c31 acd6 08a034476b36
蜜蜂と遠雷

直木賞・本屋大賞受賞作、遅ればせながら楽しく読了。 それにしても、この著者の本はいつも別の漫画を思い起こさせる。そのエッセンスというか。 そのために読んでいてそれらの作品のイメージが邪魔してしまう時があり残念。 コンクールで演奏されるピアノ曲一つ一つの視覚的なイメージの喚起力が素晴らしくて、本当に音楽を聞いたつもりになる。上手いなあ。 それにしても、バルトークの3番は本当に美しい。

6か月前

9de8a6e9 8ead 4e7a 9fd1 811a28cd3db95faa07dd 879c 4597 8380 96e9cbad2a6cC07662fb 24da 4c18 bfc7 8b3f646240f652337dfe f90d 48d1 873c 780390df600fIcon user placeholderFda1654d 0aa4 4d17 bd09 f081ad43a7c4Dc47a3f7 801d 48b2 b661 c6654d54393b 353
カラヴァル 深紅色の少女

領主である父親に虐待を受け続けるキャサリンとドナテラの姉妹。 そんな2人に届いた、年に一度、世界のどこかで開催される魔法のゲーム「カラヴァル」への招待状。 数日後に結婚式を控えたキャサリンは躊躇するが、ドナテラを探すため過去には死亡した参加者もいるという「カラヴァル」のゲームに参加することに。 このゲームでは、すべての謎を解き最初にゴールしたものにたった一つ願いを叶えるというのだが…。 謎と魔法、狂気、地下通路の死体、麗しい美青年たちとの恋と裏切り…。 これでもか!というほどトキメキの要素をてんこ盛り、視覚的表現が豊かな文章、to be continuedなラストも含めて、ハリウッド映画を観たような読後感。 2018年本屋大賞、翻訳部門1位作品。

11日前

9ac56bdb 9ca0 4fc4 874a 87fc5d74a0a5Bf1e1472 c4ff 4b24 a9d2 585f29fe1dc25faa07dd 879c 4597 8380 96e9cbad2a6cA432e0fd 517b 4039 a0a9 b1b5d5edcfd1Icon user placeholderE13c4327 ac62 4f4f b670 f6bf657f08e17d9f429e 1f0b 4fe6 b81b b70a0cfa60bf 10
僕が殺した人と僕を殺した人

1984年、台湾。 兄を亡くし両親とも別れて暮らすユン、牛肉麺屋の太っちょのアガンと弟のダーダー、そしてジェイ。 中でも同級生だった13歳のユンとアガン、ジェイは義兄弟の契りを交わし、それぞれの危機や苦境に互いに助け合うことを誓った。 13歳の真剣さで、彼らはともに遊び、踊り、喧嘩し、その同じ真剣さで殺人を計画、そして結果、ある人物が死んだ。 その事件が義兄弟たちをバラバラにし、後にそのうちの1人は連続殺人犯となってしまう…。 友と結んだ誓いがある時は絆になり、ある時は重荷になる。 少年時代が輝いていればいるほど、代償として重荷はひときわ過酷なものとなるのかもしれない。

22日前

405b0a3c c649 4fa8 8985 1e6478517d73Icon user placeholder42caa8a2 9df5 4e10 8400 3ef147c93a3e0428b805 0227 4490 be82 27528fd3d1b3Ce97f46b 2ccc 4f39 befe c3b9094a0dc8A0aa09f5 02c0 4afe a65d 2bb7bd1c304a
アックスマンのジャズ

禁酒法の発行間近の1919年4月。 暴力や人種間の争いが蔓延するニューオリンズの街に、斧を持った殺人鬼アックスマンが現れ、「ジャズを聴いていない者を殺す」という予告を新聞社に送りつけ、住民たちを恐怖に陥れる。 ホラー映画のあらすじではない、なんとこれ、実在の事件だと言う。 この事件を題材に作者は魅力的なキャラクターを創造。 黒人女性との結婚をひた隠して生きる刑事、その師匠でマフィアに通じて刑事の職を失った男、探偵志望の混血の若い娘、それぞれが独自に犯人を追い詰める。 これにルイ・アームストロングを思わせるルイス・アームストロングというコルネット吹きが協力者として登場し、ストーリーの合間に魅力的な演奏を繰り広げる。 盛りだくさんの要素を盛り込んで、混乱するかと思いきやストーリーはスマートに大胆に進行し、読み易い。 ただ異なる人種が入り乱れ無法地帯と化すニューオリンズの街は活気と猥雑さに満ちて、まさにジャズそのもの。 この街こそがこの作品の主人公なのかもしれない。 英国推理作家協会の最優秀新人賞受賞作。

約1か月前

08634c99 3a43 40c1 9ad5 6ba772150f2c65234f26 1acf 4b48 8b60 ae7c34f62192D3e796ab 5978 434a b358 9cc624e8a9f7
謎まで三マイル モース主任警部

モース主任警部の若き日のTVシリーズを視聴して、ついモースのオックスフォード時代の話がでてくるアレは何だっけ?と本棚を探して再読。 いやーやっぱり面白い! 頭と手足の切られた死体から、次々に湧き出るモースの直観と推理。 これは誰の死体なのか? たった一つの質問に、書いては消し書いては消される可能性のパズル。 個人的にシリーズ屈指の名作だと思う。

約2か月前

許されざる者

スウェーデン・ミステリ界の重鎮の代表作で、CWA賞、ガラスの鍵賞など五冠に輝いたというのもむべなるかな。 主人公は、物語の冒頭で突然脳梗塞で倒れた元国家警察庁長官ラーシュ・マッティン・ヨハンソン。 命拾いをしてゆっくりリハビリに励むはずが、思いがけない主治医からの頼みで、迷宮入りとなった25年前の少女殺人事件の真犯人を探すことになる。 北欧ミステリらしい硬質な文章が、人間味にあふれた主人公、心配する妻やかつての相棒、破天荒な兄や捜査を手伝う義弟と謎めいた青年などの登場人物たちを軽快なテンポで生き生きと描写する。 死を間近に感じるヨハンソンが、一刻も早い事件の解決を願いつつ、一方で曲げてはならない刑事としての信念や正義のあり方を再確認していく過程が胸に響く。 また若い頃なら読み飛ばしていたような、さりげないシーンに表れる夫婦の心の機微や家族の温かさにも涙腺が刺激された。 最近読んだ本の中ではピカ一の面白さで、本邦初と聞き、出来ればシリーズ最初から読みたかったかなあとも思う。

2か月前

アルテミス 上

「火星の人」のテイストそのままに、次の舞台は月。 挑戦するなあ、著者。 重力が地球の1/6という環境で、まさに縦横無尽に飛び回る(文字通り)大活躍で月面都市アルテミスの危機を救うヒロインはジャズ・バシャラ。 優秀な頭脳を持ちながらも男を見る目のなさが祟り、父親に勘当され月面都市アルテミスの最下層で暮らす彼女が、科学知識やエンジニアとしてのセンスを活かして月面における殺人と陰謀の謎を解く! それにしても、「火星の人」でもつくづく感じたが、宇宙空間ではかくも人間というのは弱く脆い存在なのか。 それでも人は宇宙を、新しい世界へ旅立つ未来を志向する。 だからこそ、人は多くの知識を学ばなければならないし、そしてさまざまな考え方を持つ他者と衝突せずに共存する知恵を学ばなければならないのだと考えさせられた。

3か月前

D487fe1c d403 4567 8828 809aeb6f9869Ae7048e8 b4f1 4287 959d 937b328ff3e53e223e12 b768 4f8d 9a12 56e64761437847e08e49 e5c0 4a11 90c6 db62baeca62a08046b58 10fc 4538 ad28 8bc6ce8e348a
ナショナル・ストーリー・プロジェクト〈1〉

ラジオ番組で、ポール・オースターが全米のリスナーに、彼の番組で読む実体験に基づいた短い物語を募集。 すると彼の元には4000を越すストーリーが寄せられたのだという。 その中から選ばれた179の作品がこの文庫版のⅠ、Ⅱの2冊に収められている。 全てを読み終わると、まえがきにあったポール・オースターの言葉が胸に染みてきた。 私たちにはみな内なる人生がある。我々はみな、自分を世界の一部と感じつつ、世界から追放されていると感じてもいる。一人ひとりがみな、己の生の炎をたぎらせている。 本書に収められたさまざまな境遇にある人々の物語を読むと、私たちの生活はバラバラに存在しているのではなく、人種や国境、性別、年齢などを超えた共通の基盤のようなもので繋がっているのかもしれない、と信じられる気がする。 どの人にも語るべき物語がある。 私たちは、その語りに耳をすまさなければならない。

4か月前

7a943f7a e1d2 45e2 a2e6 0478f4cb9501087bcd6b 9bac 4ee8 8cf0 a8bb23b811edIcon user placeholderF1cbc8fe 8677 45c1 b00f 1bf7f89ad1130023de40 54f1 41ba ba84 80dbfed96b7cFeac6d20 77aa 4605 80fc 5e370d5a8549Af8dc809 5756 4903 94f5 c4e7debcec39 16
港湾ニュース

彼に配られるのは不運なカードばかり。 子供の頃から彼を忌み嫌う両親、彼を裏切り続ける妻、やっとありついたのに真っ先にリストラされた仕事、暗い海風が吹く寂れた故郷と、岩場に危なっかしく立つ先祖代々の荒屋。 中でも一番役立たずなカードは不器量で不器用な自分。 主人公クオイルは、妻が交通事故で亡くなった事件をきっかけに、人生の巻き直しを図るため、故郷であるニューハウンドランド島へ、2人の娘と叔母とともに移住する。 しかし、そこにいたのはクセは強いが愛すべき住民たち。 自分を笑えるユーモアと、隣人への優しさがあれば、人生はまだ美しく、チャンスはやってくる。 体の奥から勇気が湧いてくる物語。

5か月前

Ank: a mirroring ape

古代エジプト語で「鏡」を表すアンクと名付けられたチンパンジーをきっかけに、人は暴徒となり殺しあう。 これは何なのか、パンデミックか暴動か。 原因を究明しアンクを捕獲するため奔走する霊長類研究者とサイエンスライター、そしてパルクールのプレイヤーである少年。 人類とチンパンジーなどの霊長類とを区別するものは何なのか。 そしていつから、どこからその違いは生じたのか。 読了後、一気に旅をしたような、そんな気持ちになる。 私もまた私という個人であって、同時に人類という種族、運命共同体の一員であることを再確認。

6か月前

Icon user placeholder384d5bf7 982f 4435 8df5 a0c7571b46afDa7ed40f 2e85 4d0f b348 238216b8aa9200a6cf1a c5e2 4331 ad04 f26bd088f920F42c9bc6 3205 4a7f a4d0 18cd6f5ef9355fa6f8e9 4c6e 40d1 85fa 284066c7a6cbF3b5f76b 9a8d 4ccc b31c 6a221f502f10 24
降伏の記録

ものが見え過ぎる幸せと苦しみ。

6か月前

Icon user placeholder3e0c4efb ff04 497a 8d0a 34dfaede7ec357c2709a 4c71 443b 96e9 9810cb743a8e26f8034f e38d 42e2 9b13 2f242b3877b881b325a4 3128 49d4 b65f 14c97e51ba57D8485b64 0a86 44ba 85a6 c925a1cbdc2f4d9421b7 30ff 445c afdf 7120ac33f6dc 20