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ユージ

1990年に生まれてから、ずっと迷子のよ…

1990年に生まれてから、ずっと迷子のように生きて来て、最近、ふと気がついたこと。新学期の休日、課題を終えた後の昼下がり。実家に帰省中、暇を持て余した夏休みの夕方。涼しくなったせいか、つい遅くなった帰宅時の空いた電車内。一人寂しく過ごしたクリスマス…。いつも側にいてくれたのは、たくさんの作家さんが書いてきた本でした。自分の読める本の量には限りがありますが、それを自分の価値観だけに絞って読書していくのは寂しいことかもしれないなとこの年になって思いました。みなさんの好きな作家は誰ですか?

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コメントした本

人間失格

 掃除をしていた。その途中、本棚を整理している時にこの本と再会して、ぱらぱらと本を捲ってから、表紙を見た。そして、もう一度、最初のページから本を捲りはじめていた。  家の中を歩きながら、お茶を飲みながら、用を足しながら読んでいた。気がつくと、日が暮れて来ていた。洗濯物を入れないといけないなと思った。  晩御飯の支度をして、家族が揃うまでの間、途中まで読み終わっていたこの本を開いて、最後まで読みきった。家族はまだ揃っていなかった。  こんなに短い小説だったのか…そんな印象を受けた。そして、どうして、ここまで人の世は生き辛いのだろうか?そう思った。  家族が揃った。僕は笑顔でみんなに食事を取り分けていた。これが僕の幸せだ。こんな人の世の中でも生きていける支えがあれば、果たせる役割があれば僕は何とかやっていける。そう思った。

約1年前

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わが町・青春の逆説

 読みたいと思っていた小説だっただけに、読めて嬉しかったことも影響しているのかもしれないが、ここ数年で一番おもしろいと思った物語だった。  読後、織田作之助と言う文士の恐ろしさを感じ、読書の面白さと奥深さを再確認できたような気もした。  織田作之助の創造した町で生活している人々の生きざまは不合理で理解しがたく感じることもあったが、常に生きることに前向きであり、その様子に美しさを感じた。  昭和の大阪の町を散歩してきたような気持ちになって、今の心斎橋や難波をぶらつきに行きたくなってくるような、そんな小説でした。

約1年前

城の崎にて・小僧の神様 角川文庫

 静かな風景を描き出している文章から、その風景が孕んでいる凄まじさを感じる。  物語の主人公と一緒にそれを感じていると、ふと、普段生活しているなかで、無意識ながらもそこにある自分の主体性というものを思い出す。  目の前にある自然や人の生活は不思議でいっぱいだ。よくわからないものも沢山ある。  しかし、それは偶然の積み重ねで出来てしまったようなもので、危なげながらも存在しているようなものなのだ。  それが美しいものであろうが、汚ならしいものであろうが、今は生きているけど、いずれは死んでしまう。  本を読もう。心で感じよう。今を描こう。そして、美しくもがこう。  そう思える文章を志賀直哉という作家は書いていたんだなー。  さて、来年もまた城崎温泉にいこうかなー。

1年前

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トウェイン完訳コレクション 人間とは何か

 僕は奇跡的にこの本と出会うことが出来た。  出会えて良かった。本当に良かった。  思考も想像も全てが外部入力に影響されて初めて発生するものだと信じて疑わずに生きてきた僕は、社会に出てからは何も想像しない人間は無価値、無意味だと教えられて生きてきた。  でも、そうでもないみたいだぞ?とこの本に言われたような気がして、心が救われた。  やっぱ、そうなんだよ!僕は心の向くままに生きるべきなんだよ! 

1年前

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冷静と情熱のあいだ―Blu

 青から読み進めてたけど、赤の方を読み終えてから青のラストの章を読んだ方がいいと言う話を聞いて、ギリギリストップした。  本当に青を先に読まなくて良かったと思う。笑  冷静と情熱のあいだとは上手く言ったもので、恋愛ってこんな感じやなーと思った。  共感できるか否かは別として、同世代の恋してる人に読んで欲しい小説、暫定、ナンバーワンかな。  そういう感情の揺れてる感じをめっちゃ感じる小説でした!

1年前

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楽園のカンヴァス

再読。 この作家さんの作品をもっと読んでみたいと思うことが多々あるけど、名店で飲む一杯のカクテルのように、あまりに出来すぎていてなかなか手が伸びない。僕にとって原田マハという作家さんはたくさんいるそんな風に感じる作家さんの一人です。 あの時、君と過ごしたその一瞬一瞬の繰り返しが、最後に見たその滴が僕の全てになった。 本気の恋をした人だけが得ることのできる陶酔。 時間に対する価値観は人それぞれだと思うけど、苦しくて、悩ましくて、それでいて幸せを感じることの出来る恋をしている時間こそ、時給換算することの出来ない最高に価値のある時間だと思う。 その情熱に溢れた時間を、生きたままカンヴァスに描くことで、永遠にすることが出来たルソーという芸術家の生きざまとその中で産み落とされた作品群は、時間の価値を見直すことを求められている今を生きる僕たちの心の中に、現代社会への?マークを浮かび上がらせることだろう。 恋と芸術と謎、そして、夢。 停滞した現代社会に一石を投じる破壊者が持つべきエッセンスが封じ込められた一冊でした。

1年前

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古本道入門 - 買うたのしみ、売るよろこび

本屋になりたい。本屋になりたい。本屋になりたい!そう思っている時に手に取った一冊。うん。本屋になろう。現職を辞して、本屋になろうとしている僕は、もしかしたら、間違った選択をしようとしているのかもしれない。でも…本が好きで、食っていけるかどうかは別として、地元に本屋がないんだから、本屋になりたいと思ったってええやないか!調度良い感じの坂道があるんや!あそこに本屋を構えたいって思ったってええやないか!とりあえず、今週末、ちょっと遠いけど、神保町を徘徊しに行こうと決意させた一冊でした。

1年前

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天衣無縫

僕が一番好きな作家の一番好きな作品は、この作品集の表題にもなっている『天衣無縫』です。 何かの漫画が表紙にされています。 本と猫が相性の悪い雨に濡れている感じがカッコいいですね。 作品の何が良いって、主人公の彼氏がほどほどに駄目な男で、そのほどほど感が僕のツボだったみたいです。 駄目な男が最後の方に、偉くならねばいかんのか、と言うのですが、この感情からくるストレスをじわりと慰めてくれます。そして、この男の魅力に気がつきます。 まぁ、今どきこんな男に惚れる女なんて居やしないんやろうけどなぁー。笑 他の作品も人間臭さ満開です。『船場の娘』という作品も入っていますがほどほどにドラマチックで好きです。是非、ご一読を! この感じが好きになったら、「西のオダサク」の他作品、有名な『夫婦善哉』、ラストが爽快な『競馬』なんてのもあるんで是非読んでみてください!

1年前

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死ぬほど読書

 読んでる途中だけど、この本の内容は本好きを全力で肯定してくれるから、読書欲の沸いてくるこの季節に読むと、何だか元気になれる気がしている。  本なんてさ…って言われる効率性、生産性、即効性が善だと謳われるこんな時代だからこそ、人とはなんぞ?と問いかけてくるような沁みる言葉が欲しくなってしまうんです。  読書とは文学とは本とは本屋とは図書館とはと悩んでる僕にとって、何かの突破口になるような、そんな予感のする本です。僕のような本好きに是非読んでもらいたい一冊と偶然本屋で出会った喜びという感動の勢いでついポストしてしまいました。

約1年前

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影裏

言い様のない倦怠感。 そうだ。 予感ってそう言うもんだ。 文の長さ。風景の描写。 美しかった。 いい文を読んだ。 今度、川の流れでも見に行こうかな。 数年前、復興活動に参加した自分はその風景の裏にどんな日々があるのかなんて考えもしなかった。 人は日々は切り取ってしまえばそんなもんだ。でも、人は日々は続いていく。生きていく。

約1年前

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天使の卵―エンジェルス・エッグ

 今、大切な人がいる人がこの小説を読み終わった後、理由もなくその人に連絡をしたくなるような、そんな恋愛小説でした。  世の中ってやつはどうも理不尽で生きづらくて、時として甘い夢を見させやがる。  今が過去になって、それは思い出として、今を生きる自分を傷つける。  痛くても辛くても正面からそれと向き合った時、そこにある本当の意味に気づかされるんだろうなぁ。  過去と向き合うことで、今と向き合う力を得て、その力を武器に未来を生きることを想像する。  そして、それを得ることが出来る最上級の経験っていうのは恋愛だと思う。

1年前

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あなたが欲しい

自分のことではないのにドキッとしてしまった。人の心はわからない。だからこそ面白い。小説はやめられないですね。

1年前

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書店員の仕事

僕は紙の本について、とりとめのないことを考えている。 この本には同じことを考えている人の声が書いている。 しかも、現場で紙の本を買いにくる僕達読者を相手にしている人達の声だ。 読んでいると、本のこれからが、日本のこれからの形になっていくのではないか、そんな気がしてくるような一冊。 僕達が選ぶ本が店が僕達の未来に残る本と店なんだ。 便利でスピーディーな世の中を選んできた僕達は、何だか歪で、何だか中身が空っぽで、表面だけはキラキラしている世の中を作ろうとしているのではないだろうか? 59人分、ゆっくり、時間をかけて、読みたいと思う。

1年前

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葉桜の季節に君を想うということ

大阪➡東京➡大阪と新幹線で移動してる間に読めた。それだけ読みやすいし、そのぶんおもしろかった。最後は驚かせられた。東京で見た葉桜はキレイでした。

1年前

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氷菓

このシリーズのヒロインにゾッコンだという人は多いのではないだろうか?少なくとも僕はゾッコンだ。 農学部卒の僕は学生時代にそんな女性には出会えなかったけど、そんな彼女とボーイミーツガール出来た主人公がただただ羨ましい。 作物の研究に没頭する日々から抜け出したことで、無気力になっていた大学卒業前の春休み、持続可能な食料生産を実現するために僕に出来ることはなんだろう?と入学当初に考えていた理想について再び考えさせてくれた『遠回りする雛』。 社会人になって現実を嫌と言うほど突きつけられ、自分の理想が崩壊した後の世界を脱力感に襲われながら、何だかんだ俺には夢も希望も無いなーと思いながら過ごしていた時に読んだ『今さら翼と言われても』。 読了して純粋に賢くなりたい強くなりたいと思わせてくれたこのシリーズは僕がつい忘れそうになる何かを思い出させてくれる素敵な小説達だと思っています。是非、ご一読を!

1年前

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