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おひさま

活字中毒の書店員

活字中毒の書店員

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コメントした本

おばちゃんたちのいるところ

これを怪談と言っていいのか? 愉快でバイタリティーに溢れ真摯に『職務』に取り組む幽霊たち。死んでからもこの世に残り、生きている人達をそばからそっと支えている優しい人達。彼・彼女たちは生きていた頃よりもむしろ生き生きとしてるようだ。 死んでから分かることもあるかもしれない。 けれど、彼らは「生きなさい」そう背中を押してくれている気がする。 愉快で楽しい新しい形の怪談。

約14時間前

茗荷谷の猫

幕末から昭和初期にかけての人々を描いた群像劇。 平凡とも思える名もなき人の中に潜むチクチクと刺さる棘のようなやり切れなさや虚しさを描いた短編集。 切り取られた日常にこれといった結末はない。 それでもどこかの誰かにそっと繋がっていると感じさせてくれる。 切ないけれど心にしみる作品。

13日前

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あやし うらめし あな かなし

古き時代、主に昭和の日本の風景に潜む隠し事の様な怪異譚7編。 実話系の怪談小説2冊の後に読んだので、改めて物語の力というものをとても強く感じた。 戦況が逼迫していた終戦間近の歩兵聯隊を描いた「遠別離」を今日この終戦の日に読んだというのはとても感慨深く、胸に詰まった。

2か月前

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実話怪談 でる場所

著者自身、または身近な人が実際に体験した話の怪談集。 場所も日にちも特定可能な話が多く実話系を謳う怪談集としては珍しく誠実な読み物として読んだ。 真実味が高い分、怖いというよりは不思議な事もあるものだなぁという感想が強い。 そして何より淡々としている著者が魅力的である。

3か月前

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三鬼 三島屋変調百物語四之続

購入した後で単行本ですでに購入既読済みだったと気づいたのだけれど、好きなシリーズなので結局また文庫で読み直してみた。 何度読んでも新鮮に面白い。 経緯も結末も知っているのに読み始めると止まらなくて最後の最後まで引き込まれる。 辛い話や怖い話も多いのに、不思議なのは後味に嫌なところがない事だ。 今回は新しい登場人物も増えてまた続きが楽しみである。

3か月前

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忌まわ昔

岩井志麻子氏は5時に夢中のイメージしかなく作品を読んだことがなかったが、今回気付かず購入し読む段になって「岩井志麻子ってひょっとして…あの?」と気付き驚いた次第。こんな作品を書いてるんですねー。 ということで初めて作品を読みました。 今昔物語をベースに現代の実際に起こった事件などを題材に書かれた短編集。 エロでもグロでもないのに人の本音や身勝手な欲望が生々しくものすごい圧力で迫ってくる。 何百年も前に記された今昔物語の時代から人というのは案外変わっていないのかもしれない。 生身の人間が一番恐ろしい。 そして薄々それと気付きながらも事件に飲み込まれていく刹那がとても悲しく恐ろしかった。

3か月前

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今昔百鬼拾遺 鬼

京極夏彦の作品はいつも禅問答のようだと思う。 表と裏は常に表裏一体でそれは善でも悪でもなく「無」である、というところに行き着いていると感じる。 因縁や呪いといったものも全ては「無」の中に何かを見出そうとする人間の業なのかもしれない。

3か月前

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拝み屋怪談 壊れた母様の家

なんてことー!まさかの「続く」!!

3か月前

おはようの神様

「失敗続きでつらいとき、何でも話せる相手がほしい。」という裏表紙の一言にほだされ、仕事帰りにまんまと買ってしまいました。 そして帰りの電車で一気に読みました。 ありがとうタヌキ。 ありがとう神様。 美味しいご飯が食べられそうです。 あとがきを読んでシリーズものだと知りました。 1作目から読み直したいです。

4か月前

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ご存じ、白猫ざむらい 猫の手屋繁盛記

大好きなシリーズ、第6弾。読了。 早くも自作が楽しみ。

4か月前

母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法

思っていた方向とは違っていたので断読。

2か月前

怪のはなし

著者が体験した怖い話20篇。 古くからの土地に由来する話が多い。不思議と怖いとはあまり感じず一気に読んだ。 あとがきに「創作も手がける身としては筆の滑りそうなときもあった。だが(中略)話はなるべく記憶のまま記すように心掛けた。」とあるように、無駄な脚色が無い分物語がすんなりと入ってくるようだった。 個人的に猫の話が好きです。

2か月前

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ほかに誰がいる

10代の一時期にだけ訪れる恋の激情のようなもの、それはある種の狂気なのかもしれない。 謎のマイルールやおまじない紛いの不可解な行動はどれも覚えがあるものなのに、そこにどこか薄ら寒い恐怖を感じるのは何故だろう。 徐々に常軌を逸していくえりがとても悲しかった。

3か月前

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この世にたやすい仕事はない

まさかこの世にそんな仕事が!?という仕事を短期で転々とする主人公。最初はシュールな短編集かと思っていたけど、読んでいくうちに色々と考えさせられる。 ある程度の年数仕事を続けた人なら誰でも一度は突き当たる閉塞感やジレンマや胸が詰まるような苦しみ。そんな時、別の世界を覗いてみて改めて見える世界。 そんなお話。おすすめです。

3か月前

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てんげんつう

大好きなしゃばけシリーズの最新作。 今回もとても楽しく一気に読んだ。 若旦那は相変わらず寝付いてはいるがおとっつぁんやおっかさんに判断を仰ぐ事もなく随分と大人になったなぁと感じる。長崎屋に集う妖たちもずいぶんと聞き分けよく大人しくなってきた気がする。 初期の頃は病弱な若旦那と人ならぬ妖たちの凸凹なドタバタ感が楽しかったが、みんな徐々に大人になり一緒にいる安心感が伝わってくる安定感が今は読んでいてとても心地良い。 相変わらず様々なトラブルが舞い込んでは来るけれど、みんなが幸せに暮らしてる様子がとても微笑ましく楽しい。 早くも次回作が待ち遠しい。

3か月前

まことの華姫

真実を語ると噂の姫さま人形・お華とお華に命を吹き込む人形遣いの月草、見世物小屋を仕切る親分の娘お夏が謎解きをするミステリー時代小説。 畠中恵先生らしいチャーミングでユーモラスな中に切なさと温かさを感じる人情もの。 お華は人形遣いが腹話術で操る木偶人形で魂があるわけではないのに、どこかファンタジーな要素を感じるのもこの先生ならではのような気がします。 次回作が楽しみです。

3か月前

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きのうの影踏み

ホラーというより、身近に潜む小さな謎のような怪異の短編集。 永遠に真実が分からないまま日常に埋もれていってしまうようなちょっと不思議な出来事たち。いつか子供の頃放課後に友達と噂をしてキャーキャーと騒いだ思い出とふと重なるような小さな怪談はどこか懐かしい。

4か月前

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夜の淵をひと廻り

交番勤務にこだわり続けるひとりのおまわりさんと「大いなる悪意の意思」に飲み込まれていく街のお話。 冒頭の「警官だって怖い」という言葉にハッとさせられます。

4か月前

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