87d4ebfc 67c9 4829 8877 939d2fda796d

おひさま

活字中毒の書店員

活字中毒の書店員

78

コメントした本 ページ 2

こんな感じ

更年期の独身女性3人の何気ない日常を描いた作品。 小説というよりはエッセイに近い。 3人の会話は久しぶりに会った友達との会話そのままようで深くうなづきながら読んだ。老いに向かう日常とはまさに「こんな感じ」なのかもしれない。 不安を感じる同年代の人にそっと寄り添うような物語。おススメです。

4か月前

逢魔が時に会いましょう

民俗学者の准教授とひょんなことからその取材旅行に同行する事になった大学生が日本の妖怪の正体に迫る、著者本人による書き直し2作に書き下ろし1作を加えた連作。 2人が巡る「正解のない世界」はとても興味深く楽しかった。 特にシリーズ化の予定はないようだがこの2人のその後が気になる! ちなみに。 1編目に出てくる座敷わらし。私の母は遠野の近くの生まれだが子供の頃座敷わらしを見たことがあると言っていた。その母の話と布目准教授の解釈には非常に近いものがあって興味深かった。

4か月前

9b7b10e5 4fb3 4a41 a86b 9a79d145935dDbd9413e d059 40e8 b24a d4cedc5e0fd91b1e7643 9ead 4435 8cd3 d4a66eba70d8D5350c94 d5ed 415e 9fe4 4cd16056f4e98c880e0d ce57 410f 87f5 91a1c444daf6733fb976 460c 4f6d a16f 15f7de97eaacE98e8305 e18e 49d0 beec a11c1f26ce79 14
とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢

何度も何度も試み、どうもがいても読み進まず……1ヶ月が過ぎて60ページで諦めました。 原文の特徴そのままなのか訳のせいなのかは分からないけど、文体に統一感がなく文章もコマ切れでとても読みにくい。

4か月前

名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人

ある日突然現れた美しい少女は意思疎通のできない怪物だった…。そしてやがて猟奇的殺人事件に巻き込まれていく話。 エログロはあまり好みでないが一気読みしてしまった。 不快なホラーであると同時に恋愛小説でもあると思った。 続きがありそうで気になる。

5か月前

猫と妻と暮らす: 蘆野原偲郷

災厄を祓う血筋に生まれた主人公にまつわる不思議な物語。 特別な説明や前置きは一切なまま物語は曖昧なまま暗黙の了解で進んで行く。 家族のその後、郷のその後がとても気になる。

5か月前

0fe26894 0f40 4293 be12 ce16d0cee15bD3310f09 5cd9 4d11 b327 55e3f756cd29
ペチカはぼうぼう猫はまんまる

小さい頃にふと心を戻してくれる優しくて不思議な五編の童話の短編集。 枕元に置いて眠れない夜に一話ずつ読むのもおススメです。 チェルノブイリと福島について書かれたあとがきはとても胸に響きます。 あとがきも含めて何度も読みたい本です。

9か月前

27714fb8 9ca4 4093 a93f 3e7d387c0874E13c4327 ac62 4f4f b670 f6bf657f08e18898409c 32a6 49a8 914b 165b1abb736d38aecb1e ab6d 44a9 8407 9f126a093a21
満願

色々考えさせられるそれぞれの結末。

10か月前

Ce97f46b 2ccc 4f39 befe c3b9094a0dc88a90727c f0b8 44dd a493 ed5e9e1eebb51d5586ae 5320 49a4 909a 337ef92532aa622cd5f0 a39f 4332 b2e8 d773685c4199D63ae6fc 5451 405e b0ab 4f318d1641beIcon user placeholder09fdacc1 5361 4102 af89 7f2211dda0a5 62
ケモノの城

少女の保護をキッカケに密室で行われた凄惨な犯行の数々が次第に明らかになっていく…という物語。 フィクションでありオリジナルの小説ではあるが、事件の内容は実際に起きた北九州連続監禁殺人事件を元にしているようだ。 物的証拠はほとんど無く被害者であり加害者でもある2人の人物の供述は微妙に食い違い、事件の内容は二転三転し闇が深まっていく…。 非常に残虐で気分の塞ぐ物語だが読む価値はあると思う。 人はどれだけ誠実に凡庸に生きていてもある日突然巧妙に張り巡らされた悪意の糸に絡め取られ身動き取れなくなる時があるのだ、と思う。 衝撃的な作品でした。

10か月前

440e71a9 8734 4dcc 8d77 2a9ba8f9e8de1a58a418 9404 4011 85da d661916a181f57a387f9 a406 4d2b b248 2e748f21506e33d1a7c3 2893 4250 97a7 7eccb3786902D3310f09 5cd9 4d11 b327 55e3f756cd2921d4fd24 5544 4d9e 8717 5b812d38b6184557f884 306e 4cf5 97b1 b644d5caaf73 26
百二十歳の少女 古美術商・柊ニーナ

手に入れた人が次々に死んでゆくという曰く付きのあまりにも精巧に作られたアンティークのビスクドール。それは偶然なのか?それとも本当に呪われた人形なのか…?という物語。 女性の美と若さに取り憑かれた男たちの傲慢さと愚かさの話であり、同時にそれよって深く傷つけられた幼い少女たちの物語でした。 とても引き込まれ一気に読みました。 けど、けど、タイトルもう少しどうにかならなかったんでしょうか…。

10か月前

14c0edd3 6e44 4de9 819d d6953398359376bc0f85 8cb3 4e46 a3f5 c23b5baeb96d
私のことはほっといてください

タイトルに惹かれて買ったのですが、タイトル通りすごい破壊力のエッセイです。 紹介文に「小説とエッセイが地続きになっている」とあるのだが、まさにどこまでエッセイでどこまでが脳内世界なのよ!?という感じ。そしてそれがなんとも心地いい。 中でも『お風呂が遠い』には共感しすぎて悶絶しました。 ぬるいエッセイに飽き飽きしてる方にオススメです。

11か月前

Bb8953ff 4ab9 4767 960f 764e3c93527a3880908b 3c3f 4c07 ab15 4efd38d6c5a8B0d71fe1 59fb 4540 9b5f 9b77bc8cc06e28f8fd3d 3a86 4fec 944a 857375ba8bfe014253d4 6080 4951 9119 24735184a696F7a34118 bf8f 4ec5 b203 771c604ed64dE8727533 d28b 4d64 a5f4 724edc2a6f3c 11
なりたい

大好きなしゃばけシリーズ第14弾。 今回はいろんな人の何かに「なりたい」という願いのお話5編。 体が弱く寝付いてばかりの若旦那は、外出もままならず兄や達に甘やかされてばかりの生活ながらも少しずつ成長している。 そしてその若旦那を取り巻く妖達も少しずつ人間らしい成長を遂げている気がする。それは妖としては相応しくないのかもしれないが彼らはそれほど若旦那との生活を愛してやまないのだ。 読み終わるとそばにいてくれる誰かをより愛おしく感じる…かもしれない。(笑)

4か月前

5a8a499c ffee 4107 9fad 3c209d7669edIcon user placeholder
まったなし

大好きなまんまことシリーズ第5弾。 色男清十郎の縁談が絡んだ6編はどの話も切なくもほろ苦く温かい。 このシリーズはいつも読み終わった後心が解けて柔らかくとても温かい気持ちになる。 本当に大好きです。

4か月前

駄作 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

あらすじを読んで想像するようなサスペンスやホラーではなく、色んなジャンルの要素をぶっこめるだけぶっ込んだジャンク感漂う駄作。 でも一気に読んでしまった…。 小説、小説家、それを取り巻く出版業界、さらには自国・他国の現状ーーありとあらゆるものへのたっぷりの皮肉で埋め尽くされた作品でした。 なんでもありの娯楽作として好きな人は好きだと思います。

4か月前

6b31f307 af95 4f03 bb36 9a3dc3d81ccc248d0eaf dc10 43d8 8345 1d2fd45a33c3E9925d6c 4317 464d a726 cba9c5af2ce8
怖い顔の話

日常で出会うちょっと不思議で怖い話、奇妙な話を集めたエッセイ。 怪談話にありがちな恐怖心を煽るような表現は一切なく、どの逸話もまるで近所の花壇や昨日のお天気を話すような軽快な語り口で綴られている。 そして驚くのは読めば読むほど「そういえば…」と似たようなこと確かにある!と思ってしまう事だ。 日本的な情緒というのはこういった「陰」の部分にこそあるんだろうと思う。 読み終わった後トイレに入るのもお風呂に入るのも怖くないのでオススメです。(笑)

5か月前

5faa07dd 879c 4597 8380 96e9cbad2a6c9e6d8f5b 9958 4d67 a4fe bd9d5b7594539886eb0d 0656 4452 84b3 c8168afdb00cIcon user placeholder
夜届く

日常に起こる事件というほどではないけどなんだか気になるモヤモヤを猫みたいな先輩が謎解きする短編6編。 どれもとても奇妙な出来事が、ほんとか嘘かはわからないけど聞いてみれば「なーんだ」という結論を猫丸先輩が導きだします。 読んでみれば面白いけれど身近にはいて欲しくないタイプの先輩ですね(笑)

5か月前

B1af3c18 b6d4 4350 8e97 2d5137b6b5fb80d5593d 19b1 49a9 8089 776340a0d15a
二階の王

30過ぎの引きこもりの兄をもつ妹とその家族の苦悩。そして一方では引きこもりを卒業しアルバイトとして働く青年は奇妙な現象に苦悩する。様々な人々がそれぞれ抱える苦悩が次第に一つに重なっていく異色のホラー。 本の裏表紙のあらすじからは想像し難いストーリー展開で困惑しつつ読了。 ホラーというよりは多くのニートや引きこもりを抱える現代社会への痛烈な社会風刺小説ではないかという気がした。 引きこもる側の苦悩とその家族の苦悩が全編にわたって痛いほどに描かれている。 文庫化にあたって書き下ろされた部分は個人的には無い方がいい気がした。

9か月前

2e660f9d 042a 43c9 8a83 ab9221e5f4a4Ec9d141a dc97 41df 812e 9427c9e8c25f08046b58 10fc 4538 ad28 8bc6ce8e348aIcon user placeholderIcon user placeholderIcon user placeholder
閉店屋五郎

「明日仕事に行きたくないーと思ったことがある人必読」という帯に惹かれて買ったが、この程度のほっこりでは癒されませんでした。うむ…。

10か月前

いとしのおじいちゃん映画 12人の萌える老俳優たち

ほんとはおじいちゃんよりおばあちゃん映画の方が好きなんですが(笑)おじいちゃん映画も間違いなく好きなので。 春からずっと積みっぱなしなのでそろそろ読まなくては…。

10か月前

ばけたま長屋

幽霊話にまつわる江戸長屋人情話。 ああ私が読む時代物は妖ものか幽霊綺談ものばかりだな…と改めて思いつつ楽しく読んだ。 長屋話はお節介で威勢のいいおかみさんたちが必ず出てくるものだが、この長屋は独り身の男ばかりなのが一風変わっていて楽しい。 続編が楽しみです。

11か月前

76bc0f85 8cb3 4e46 a3f5 c23b5baeb96d93b3fe51 e0b2 4579 b7bd eadf99287c79A1af5733 b112 4110 911e 6e9b984db05114c0edd3 6e44 4de9 819d d69533983593
明治・妖モダン

明治時代を舞台にしたほんのちょっぴり怪しげな物語五編。 しゃばけシリーズとはまた少し違う雰囲気ながら、切なくも優しい人情ものです。

11か月前