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ぬぬに

非ワカモノです

非ワカモノです。妻とネコ一匹とで練馬で暮らしています。主な取り扱いジャンルは、歴史、地理、アート、旅行、クラシック音楽他。小説読めない病から回復中。本感想Blogはじめました。Standに書いたやつより、もう少し詳しく書いてます。 https://www.nununi.site/

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コメントした本

愚者のエンドロール

古典部シリーズの二作目。 文化祭で上演予定の、未完となったミステリ映画の結末を予想するという、「正解のない」問題に挑まされる奉太郎のお話。 女帝と真の黒幕の暗躍を楽しむ巻。かな、、 バークリーの『毒入りチョコレート事件』のインスパイア作品な訳だけど、ネタがマニアックで、スニーカー文庫(当時)でよくこれ出したなという印象。

3日前

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ルネサンスの世渡り術

金銭への執着が激しかったティツィアーノ。ルール違反のプレゼンで競合の画家を出し抜いたティントレット。コピー商品でデューラーの訴えを逆手に取ったライモンディ。レオナルド・ダ・ヴィンチが就活時に書いた過剰なエントリーシート。 ルネサンスの芸術界を彩った有名画家たちが、いかにしてパトロンからの注文を取り付け、同業者たちと戦って来たのか。豊富な事例とイラストで楽しめる知られざる美術史の世界。 当時の絵画や彫刻は、アーティストの芸術心の発露から生まれるものではなく、発注者である王侯貴族や、教会、富裕な商人たちなどのパトロンからの依頼があって初めて作られた。 つまり、芸術というよりは、広告、デザインの方が概念的には近いという筆者の指摘がわかりやすい。 本書では、発注を勝ち取り、より高い給金を求め、丁々発止のやり取りを繰り返す、ルネサンスの巨匠たちの姿が紹介されていて面白い。 イラストや地図、具体的な作品の画像も併せて紹介されているので、わかりやすいね。

10日前

猫の地球儀 焔の章<猫の地球儀>

人類絶滅後、知性を獲得するに至った、宇宙で暮らす猫たちの物語。 登場する猫たちが皆、愛らしくて格好いい。 猫たちをサポートする、人型ロボットたちの献身が地味に泣ける。「はれるでしょう」で涙腺決壊する。 きちんと完結している貴重な秋山作品でもある。

10日前

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猫のエルは

愛猫家として名高い、町田康が文章を書き、 猫絵を描かせれば天下一品のヒグチユウコが挿絵を担当するという、夢コラボ作品。 表紙イラストでは、猫が逆さまになってるんだけど、、発売当初、Amazonでは上下逆に絵が表示されていて話題になった。まあ、確かにあれって思うかもね。流石に、、すぐ正しい向きに戻ったけど。 怠惰、協調性が無い、小動物を弄ぶ、自分勝手、どちらかというと猫の欠点であるような部分をことさらに取り上げて描くことで、逆に猫の可愛さを際立たせてしまうという、町田康でないと出来ないような職人芸がスゴイ。 ちなみにヒグチユウコ猫絵の、個人的な萌えポイントは、猫のお腹である。このポッコリした曲線が最高に愛らしくて好きなのだ。

12日前

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約束のネバーランド 1

アニメが始まるので、遅まきながら読んでみた。 怖ろしい秘密を持った、ワケありの孤児院からの脱走劇。舎監である「ママ」と子どもたちとの間で、繰り広げられる壮絶な頭脳戦を描いた作品。 圧倒的に有利な「ママ」に対して、限られた知識と手駒、乏しい体力で、子どもたちが如何にして渡り合うか。 終始続く、テンションの高い心理バトルがハラハラさせられて面白い。

17日前

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流浪の皇女

グイン・サーガ144巻。 栗本薫の死後に、五代ゆうと、宵野ゆめによってシリーズが再開してから五年。この巻で、十四冊目。 あれ、意外に進んでない。。 せっかく二人執筆体制にしたのに、宵野ゆめが、病気療養で離脱してしまったのも痛いかな。まあ、栗本薫の書くペースが早すぎたというのもあるのだろうけど。 ここしばらくは、複数の場所での物語が同時並行で描かれており、それが余計に話のペースを遅く感じさせているのかもしれない。 本巻の内容はこんな感じ。 1)ドリアンを攫ったアストリアスらと、それを追うスーティ一行のお話。スーティがスーパー赤子過ぎてヤバい。 2)ワルスタット選帝侯領での、アクテ幽閉話の続き。グイン出てきて、少しは話が進むかな。 3)ヤガ話、ようやく終わりそう。これ、引っ張りすぎだろ。スカールのモブ化が激しくて哀しい。ブランの方が目立ってる 4)流浪のシルヴィアちゃんその後。あのお方出て来て、嫌な予感しかしない。レムスは久しぶりの登場。キャラクター死なせ過ぎで、名実ともに地に堕ちたパロが、ここから立て直せるのか本当に疑問。

21日前

夢館

佐々木丸美の「館」シリーズ三部作の掉尾を飾る作品。このシリーズ、三部作すべて読まないと、評価が難しい作品。 本格ミステリ的なテイストは完全に身を潜めて、幻想的な、内面に潜っていくような物語に。 ミステリ作品として読むと、特にこの巻はきついかも。 通してすべて読むと、凝った構成と、ヒロインたちの想いの深さが、ココロに深々と沁みてくる。美しい恋愛小説として、見事に結実している。 別名「孤児」シリーズ外伝、とも言えそう。懐かしい名前がチラホラ出てくる。

29日前

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

昨年この本が売れに売れた。 おかげで、新書のスタイルに「○○の年表」というカテゴリが増えてしまったのでは?というくらい、似たような構成の本がわらわらと出てくるようになった。 でも、それくらいの影響力があった一冊。 ヤッパリ年表形式が、わかりやすいのだ。 未来と言っても、自分がまだ生きていそうな程度の、少しだけ先の未来なのである。そりゃ、気になるよね。 少子化だ、高齢化だ、空き家が増える、インフラ整備が追いつかなくなると、言ってはみても、具体的にいつ?どうなるの?というところにフォーカスして、説明されると、とても腑に落ちる。

約1か月前

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ゆるいつながり 協調性ではなく、共感性でつながる時代

SNSの発展により「つながり」とその維持は極めて容易になった。「昭和的強制」の時代は終わり、これからは「ゆるいつながり」が大切になってくる。 そのためには自分を高めること、価値を提供できる自分であり続けることか必要。 佐々木俊尚の「広く弱くつながって生きる」に書かれていることとかなり近い。どちらも2018年3月刊行と同じ時期に出ているのはなんとも興味深い。 実際、仕事に活かせる具体性としては、佐々木俊尚の著作に軍配が上がるが、SNSダメ事例集の豊富さでは、本書もなかなか面白い。

約1か月前

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ドリフターズ(6)

一年半ぶりに新刊出たー。アニメの二期をやるにはあと何巻原作ストックが必要なのだろうか? 異世界転生モノを歴史上の有名人物で! それも洋の東西を問わず、歴史年代もごちゃ混ぜにして複数人数呼びまくってみましたというのが本作。 元の世界で培った能力を、ファンタジー設定の新世界に換骨奪胎して役立ててるあたりが面白い。 本巻の見所は、異世界でふたたび、合間見えた信長と光秀。互いの能力を知り尽くした両者の戦いが燃えるのであった。

約1か月前

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年代別 医学的に正しい生き方 人生の未来予測図

老いは避けられないが、多少なりとも遅らせる事は出来る。でも、それも限界はある。老いと闘うフェイズから、老いを受け入れるフェイズにどう移行していくのか。40代、50代、60代、70代、80代、それぞれの年代別の処方箋。 避けられない老いに対して、覚悟をした上でしっかりと対策をしていくこと。「出来なくなる」事よりも、「残された出来る」事をいかに楽しむか。 人生の折り返し地点をとうに超えたと思われ自分としてはとても興味深く読んだ。 医療の発達で、現代の日本人なら70代くらいまで、老いに抗していくことも可能かもしれない(個人差はあるが)。でも80代に入ったら覚悟を決めた方が良いよと、筆者は説いている。 いずれにしても、この先、「出来なくなる」事が増える一方であるのは間違い無いので、やりたい事は、先送りにしないで、積極的に挑戦しておきたいよね。

3日前

原作版 左ききのエレン(11): 広告営業の奔走

11巻出てた。一番先の話かな。流川くん偉くなってて感無量。流石に、みんなおっさんになって来たね。

10日前

氷菓

米澤穂信のデビュー作。もうこの話も20年近くの前の作品になってしまった。 米澤穂信の代表作の一つだけど、京アニがアニメ化したおかげで、より売れたイメージ。 「日常の謎」系の連作短編集で、小さな謎を解き明かしつつ、全体のテーマとなっている大きな謎を解決していく。 いかにも青春ミステリと言った趣のビターな味わいが、わりと好み。米澤穂信はこういうの好きだよね。 変な部活が沢山ある、田舎の進学校の空気感とかもいい感じで、自分的にも大好きなシリーズなのであった。

11日前

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仕事の基礎力

筆者の、田中耕比古(たがひこ)は商社系SE→アクセンチュア→独立というキャリアを持つ方。 コンサルタント会社の人間の仕事術に興味を持ち、手にしてみた。一緒に仕事してみるとわかるけど、あの人たちホントに仕事早くて優秀。 どちらかというと、若い社会人向けの書籍なのかもしれないが、仕事の型が崩れてきている中高年ビジネスパーソンのリハビリ、再教育にも効く良書かと思われる。 優秀な人間に共通しているのは、効率性と仕事密度の高さだ。筆者はどんな状況でも使える"仕事の基礎力"を、高密度な仕事を実現するための型であると定義している。 本書では、普遍性があり、再現性が高い、さまざまな業界で使えそうなノウハウが、体系的に網羅されている。すぐ読めるボリュームに抑えられているので、その点もありがたいかな。

14日前

左ききのエレン 6

リメイク版、大学時代編。あかりちゃんがひたすら無双する巻。 ちょこちょこ、細かい修正入ってて、この段階で威風くん出てたり、光一くんの就活話増えてたりして、全体の完成度は上がってる印象。

17日前

室町少年草子 ―獅子と暗躍の皇子―

阿部暁子の二作目。 コバルト文庫でまさかの南北朝時代ですよ。 観阿弥、世阿弥、足利義満くらいならまだしも、楠木正儀、細川頼之まで出て来る!室町時代ファンのおっさん的には歓喜の一冊ですわー。 10年前とはいえ、よくぞこの企画を通した! 同作者の最近のお話と比べると、足りない点も多くて、若書き感は否めないけど、好きな話、好きな時代を書きました!といった清々しさがあって、その意気や良しなのである。 また、こういうのは書いてくれないかな。 室町時代は、物語的には不遇の時代である。 大河ドラマの舞台になることもほとんどない。 でも、昨今の新書「応仁の乱」「観応の擾乱」のヒットで、物凄く魅力的な時代であることは少しずつだけど知られるようになってきたと思うんだよね。

23日前

水に描かれた館

佐々木丸美「館」シリーズの第2作。 「孤児」シリーズで凄い男!として、噂だけ出ていた吹原さんが、なんとこの作品で登場。名探偵枠なのかしらん。 前作はかなり、本格仕立てだったけど、今回はかなら佐々木丸美色が出ていて、人間心理の不思議に寄せた内容になっている。 ガチ仕事第一!キツイ女代表の石垣さんが、館の魔力でみるみるうちに、ステキで愛らしい美女に変貌していくのは、やり過ぎな気がしないでもないけど、かわいいから許す。 少女マンガとかだと、メガネ外して、髪下ろしたらメチャ美女!みたいなタイプだと思う。本作のヒロインは彼女で決まり。 本作だけ読むと、未消化な部分が残るけど、このシリーズは三作すべて読んで評価されるべき作品なので、ラストの「夢館」も是非読んで頂きたいところ。

約1か月前

崖の館

1977年作品。デビュー作の『雪の断章』の次に書かれたのが本作。 この作品で、作者ははじめての本格的なミステリ作品に挑戦している。前作がリリカルサスペンスなら、今回はリリカルミステリーというところだろうか。 不可解な死を遂げた美しい従兄弟、千波。それは事故なのか、他殺なのか?彼女の死から二年後、館に集まった6人の従兄弟たちが、その真相を探ろうとする中で新しい事件が起こる。 不在の在という手法がある。その人物はもはや存在しない(あるいは登場しない)のだが、周囲の人間たちにその人柄、行動、足跡を語らせることで、本人を描かずして、その存在を際立たせるのだ。 既に死んでいる千波の存在感が大きく、事件の謎を解くことで、千波の人物像がより鮮明になってくる。犯人の動機がかなり特殊なものであるだけに、この構成が、見事に成功している。 とはいえ、この作者独自の過剰に詩的な筆致は健在なので、読み手を選ぶ作品であるのは確か。 荒涼とした北の大地で繰り広げられる惨劇の顛末を、幻想的な雰囲気の中に閉じ込めるには、最適の文体ではあったかと思うけど。

約1か月前

くらべる世界

東日本と西日本、昭和と平成、安いものと高いもの、いろいろなモノを比べてきたこのシリーズも四作目に突入。遂に日本を飛び出して、今回は世界編である。 日本の雪だるまは雪玉二つだが、欧米のそれは三つ。出す手が4種類あるフランスのジャンケン、サクサク砕けるアメリカのショートケーキ、横に弾くロシアの算盤などなど、流石に世界レベルにまで対象を広げると、違いの振れ幅も大きくなりインパクトは抜群だ。 最新作の「くらべる日本 東西南北」も出ているみたいなので、続けて読んでみる予定。

約1か月前

風花の里

佐々木丸美の「孤児」シリーズ最終巻。というか、、番外編かな。完結!という感じは全くなくて、ますます謎が深まった感じ。 めぐりくる縁の楔の物語。これまで登場してきたキャラクターがわんさか出てきて、過去作の読者的には嬉しい一冊かな。 幼くして両親を失ったヒロインが、運命に翻弄されながら、幸せを掴むまでのお話。というのは、このシリーズ共通の要素だけど、今回のヒロインはあんまり苦労してないというか、護られた世界に籠もりがちで、野性味に欠けている。 過去作のヒロイン飛鳥、葵、昭菜に比べると、異質なキャラクターという印象が強い。 陰の主役はネコの「とら」で、あることは間違いないかな(笑 表紙絵がネコだけなのは正解。しかし雪国のネコは大変そうだ。。。 「孤児」シリーズを読了したので、次は佐々木丸美の最高傑作「館」シリーズに行きます!

約2か月前