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ぬぬに

非ワカモノです

非ワカモノです。妻とネコ一匹とで練馬で暮らしています。主な取り扱いジャンルは、歴史、地理、アート、旅行、クラシック音楽他。小説読めない病から回復中。本感想Blogはじめました。Standに書いたやつより、もう少し詳しく書いてます。 https://www.nununi.site/

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コメントした本

ゴーストハント2 人形の檻

講談社X文庫ティーンズハートの『悪霊がホントにいっぱい』を一般向けに全面改稿した作品。 ページ数ほぼ倍増で、ほぼ作り直してる感じ。新キャラまでいる。 悪霊シリーズはここからがガチ。 8歳前後の子どもだけが命を狙われる怪異の謎。 細部がより書き込まれて、より怖くなっております。小野不由美らしく、ミステリ的な謎解議論要素が入ってるのも良い感じです。

2日前

リアード武侠傳奇・伝―グイン・サーガ外伝〈24〉

本編のキャラクターが一人も出てこない異色の外伝作品。如何にも牧野修らしい内容かな。 わたし的には、外伝はこれくらい羽目を外してオッケー。クトゥルフ神話くらい、なんでもありの世界にしちゃって良いと思う。

7日前

白い少女たち

氷室冴子のデビュー作。もうかれこれ40年前のコバルト文庫作品。 女子校の寄宿舎で暮らす少女たちの物語。 人間には誰にでも運命を呪わずにはいられなくなる時がある。失跡したクラスメイトと、残された三人それぞれの想いを描く。「今、生きている」ことの意味を噛みしめる名作。 昔も思ったけど、とてもデリケートなテーマを扱ってる割には、、このカバーデザインがチグハグ(なんかセクシャル過ぎない?)で違和感。確信犯的な狙いがあったのか。 昭和50年代のコバルトのラインナップを見ると「少女たちの愛と性」は、重要なテーマであったとは思うので、売らんかな的な出版社側の狙いもあったのかな。 昭和50年代の女子校寄宿舎ルール。 家族以外の男性から電話があると、館内放送で相手のフルネームが晒されて呼び出されるはスゲーと思った。 こういう特殊環境の習慣はコンテンツとして「使える」と思ったのか、次の『クララ白書』に繋がっていったのかも。

12日前

週40時間の自由をつくる 超時間術

メンタリストDaigoによる時間管理術。 メインの時間術は最初の半分くらい。後半は時間汚染とストレスにどう耐えるかのお話で、ちょっと肩透かしかな。 相変わらずエビデンスの扱いが雑で、とある研究によればとか、こんな実験がありましてとか、具体的な根拠もなく使ってくるので、それがどの程度の信頼性が持てる研究なのかは判断出来ない。 流石に最近は巻末に参考文献をあげるようになったけど、対象ページまで記載して欲しかったところ。

14日前

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逃げられない世代 ――日本型「先送り」システムの限界

元通産省官僚による。社会保障と安全保障上の、それぞれについての問題提起。深刻な課題を認識していながら、政治家も官僚もどうして問題を先送りするのか。 選挙のために、目先の政策に囚われる政治家たち。数年ごとに異動するため、実績を出しやすい目先の施策に注力する官僚たち。 自分たちの生きている間だけ、なんとかなれば良いとする高齢者たち。 こうした構造を考えると、あまり良い未来は想像できないのだけど、最後は無理やりハッピーにまとめているのが違和感。その部分こそ、しっかり語って欲しかったのに。 歴史的な敬意を踏まえた、安全保障上論は分かりやすく興味深い。

21日前

ゴーストハント (1) 旧校舎怪談

小野不由美最初のヒット作「悪霊シリーズ」は、もともとは講談社X文庫ティーンズハートから刊行されていた作品群だったが、2010台に入ってメディアファクトリーから、改訂新装版が登場した。 本作は1989年刊行の『悪霊がいっぱい!?』を全面改稿したもの。基本的なストーリーは変わらないが、100ページ以上増量され、オカルト系の薀蓄と、ディテール部分の書き込みが追加されている。 心霊現象を出来る限り科学の力で、見極めていこうとする視点が、少女系レーベルの作品として、当時新鮮だった。恐怖の根源は「わからない」からだものね。わかってしまえば、どうということはない。 枯れ尾花を掻き分けていったその先に、それでも説明不可能な部分は残る。ディテールを詰めて行くことで、より怖さが増しているのは流石の凄み。 『屍鬼』や『残穢』を書いた作家さんなのだなあと感じた次第。

約1か月前

ナポレオン四代

初代はもちろん、あまり知られていない2世、4世についてもかなりのスペースを割いて言及している。 初代が凄すぎたが故に警戒されて、一ドイツ貴族として飼い殺された2世。普通選挙制の施行に伴い、民衆の圧倒的な支持を得て、皇帝にまで登りつめた3世。祖国を追われイギリスの士官として生を終えた4世と、それぞれが数奇な生涯を送る。 フランスでは20世紀、第一次世界大戦あたりまでは、ポナパルド家による帝政の復活を望む一派が居て、それなりに政治勢力を持ち議会で議席も持っていたらしい。 それだけ、初代ナポレオンの威光は凄かったのだろう。世の乱れるところに英雄待望論は生まれる。現在のフランスなら、またナポレオン人気が高まっていたりするのだろうか?

約1か月前

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強運の持ち主

占い師のヒロインを巡る人間模様を描く連作短編集。こういう適当な占い師には当たりたくないなあ。残念ながら世界に入れず。

約1か月前

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宇喜多の捨て嫁

戦国の梟雄として名高い宇喜多直家の生涯を描いた連作短編集。貴重な宇喜多モノである。 宇喜多直家は戦国マニア的には有名人だけど、悪名の方が名高くて、一般層への浸透はイマイチ。大河ドラマの『軍師官兵衛』では、陣内孝則が演じてたよね。 権謀術数を駆使し、身内すらも使い捨てるその生き様は、決して最初から望んだものではなく、一族が生き残るための最善手を選び続けた因果なのだと判る。 傷口から血膿が絶えず滲み出てくる業病に取り憑かれながらも、最後まで貫く無双の抜刀術の冴えが哀しい。

約2か月前

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うつせみ屋奇譚 妖しのお宿と消えた浮世絵

浮世絵と流行神の物語。 参考書籍にまさかの『江戸のはやり神』(宮田登)。江戸時代、一時の熱狂が冷めると使い捨てにされた神々がいた。 亡き祖父の残した判じ絵にまつわるお話。慣れない土地に転校し、生きづらさを抱えて過ごす少女が、、怪しげな妖魅の世界へ迷い込む。 今なお、武蔵野の自然を残す東京は、調布市の深大寺周辺が舞台。あのあたりは、鬱蒼と気が生い茂っているいつも暗く印象で、いかにも何か潜んでいこうな雰囲気。調布市は水木しげるが住んでたから、妖怪つながりで、深大寺には鬼太郎茶屋もあるくらい。 元近隣住民としては懐かしく読ませてもらった。 いかにも続きが出そうな終わり方なので、是非第2巻を!

約2か月前

レイリ

女姿のレイリに察して下さい感。 あれ?最終巻なの? 武田家の終焉をどう描くのか、もっとじっくりやるかと思ってたので拍子抜け。 かなりあっさり終わってしまった。

6日前

未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること

前作は年代ごとにどんな問題が発生するのかを説いてきた、いわば縦軸で未来社会を概観する一作であった。 本作はもうすこし卑近なところに降りてきて、私たち庶民の身の回りがどうなるのかを、住宅、家庭関係、職場、地域社会などの観点から予測していく横軸で読み解く一作。 巻末、あとがきの前に書かれた『「豊かな日本」を作り上げてきた"大人たちへ"」と題された一文は、逃げ切り世代とされる団塊より上の人々へ宛てた、痛切かつ、哀切な願いであり、この惨状を看過してきた責任を問う内容となっている。 次世代の負担を少しでも減らしていくために、こうした世代の協力は不可欠だと思うのだが、あまり期待は出来ないよね。 結局は自身で備えるしかないのかな。

7日前

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星降る草原―グイン・サーガ外伝〈23〉

栗本薫の死後に初めて書かれたグインサーガ作品。書き手は久美沙織。草原の国アルゴスの王子スカールの誕生から黒太子になるまでの二十一年間を描く。話の密度が濃くてビックリ。本編もこれくらい展開が早くて、話が濃ければ良いのに。 ベテラン作家らしい良いお仕事。オリジナルへのリスペクトと愛情も感じさせられた。これはなかなかに良い外伝作品かと。期待してたよりずっと良かった。

14日前

室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君

歴史小説でもまだまだ少ない、貴重な室町時代を舞台とした作品。しかも南北朝時代ネタである! この作者は、コバルト文庫時代にも南北朝時代の作品『室町少年草子』を書いていて、ホントにこの時代が好きなんだよね。足利義満や、観阿弥世阿弥、マニアックなあたりでは、楠木正儀あたりまで出てきて、室町時代好き的にはたまらん感じですわ。 箱入り娘の南朝のお姫さまが、吉野くんだりから都にまで出てきて、この戦いをなんとかして終わらせなくてはと奔走するお話。 世間知らずであるが故に行動力はある。でも哀しい迄に現実を知らない。そんなヒロインが、過酷な現実を知った上でどんな決断を下すのか。 人は何かを願って努力する限り無力ではない。非力でもけっして無力ではない。そんな暖かな作者の想いが込められた一作。

17日前

ふたりの距離の概算

古典部シリーズ五作目。 ここからは非アニメ化部分かな。 せっかく古典部に入部してくれそうだったのに、誤解が誤解を招いて、退部してしまいそうな一年生をなんとかする話。 さんざん省エネ主義を標榜しておきながら、こと千反田案件となると俄然本気出してくる折木君がステキ。マラソン大会中に事件を解決してしまうとか神業に近い。 米澤穂信作品らしく、タイトルには複数の意味合いが込められており、物理的な距離以外に、多くの人々の心の距離も推し量っていく進行が上手い。

29日前

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転生悪女の黒歴史 1

中学生時代の自分が書いていた、妄想小説の登場人物に転生してしまった女の子がいろいろ頑張るお話。 転生したのは思い入れたっぷりに描いたヒロインではなくて、ライバル役の性悪女というのがポイント。 本来なら一話で死んでいるはずの悪女キャラを、死亡フラグをかいくぐりつつ、なんとか延命させようと、悪戦苦闘する主人公。 ヒロインのために書いた多数のイケメンキャラが、ことごとく敵として登場するのもバカっぽいけど面白い。

約1か月前

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この嘘がばれないうちに

シリーズ二作目。複雑な(笑)条件をクリアして初めて、望んだ時間にタイムスリップできる喫茶店のお話。 一度だけ大切な人に再会出来るなら、あなたは何を伝えますか? 制約が厳しすぎるので、似たような話になりがちなのだけど、今回は「嘘」をテーマに様々な別離の姿を描いていく。 大切な人の死。でもその人は決してあなたの不幸で、あり続ける事を望んでいない。残されたものが幸福になってこそ、初めて死者も救われる。 全編を通じて解き明かされていく数ちゃんの秘密が切ない。間接的にしか数ちゃんの話を書かないのはもどかしいけど上手いなと思った。今回も手堅いウェルメイドな出来栄えでした。

約1か月前

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恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-

上遠野浩平によるジョジョ第五部ノベライズ。「その後のフーゴ」を描いた作品。本編ネタバレなので、原作マンガを読んでからどうぞ。 『ブギーポップ』シリーズで知られるように、上遠野浩平は、昔から能力バトルを書いてきた作家なので人選的には納得。これだけのベテラン作家をノベライズに起用してくるのだからさすがジョジョですなあ。 荒木飛呂彦の書き下ろしイラスト多数、ファンサービス感溢れててよい感じかと。 四部以前のネタも丁寧に拾って、ファンに喜ばれるお手本のようなノベライズですね。

約1か月前

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コーヒーが冷めないうちに

もともとは戯曲であったものを小説化したもの。 映画化もされましたね。 ものすごく込み入った限定条件をクリアして初めて、望んだ時間にタイムスリップすることのできる不思議な喫茶店の物語。 ウェルメイドないい話集。 元が演劇台本であっただけに、セリフセリフの隙間の描写を一生懸命埋めましたという体裁がどうしても残っていて、終始ぎごちない感がある。 ふつうの作家であれば、哀しみを表現するのにもっと美辞麗句を駆使するものだけど、本作ではきわめて直截でシンプルな表現に徹している。 結果として読みやすくはなっているので、これはこれで結果オーライかな。 過去は変わらないが、心さえ変わればこれからのことは変えられる。ポジティブなメッセージ性に満ちた普遍的な感動を呼ぶ作品に仕上がっている。

約2か月前

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屍人荘の殺人

学生アリス風のありがちな導入からの超展開ww こういう、本格ミステリの世界もトリック作るの大変だし、合わせ技で一本!みたいな話はこれからも増えてきそうですね。 この手のミステリ作品は、登場人物の名前を覚えるのが大変なのだけど、本作ではキャラクターの名前が、本人の属性を反映したネーミングになっていて、わかりやすい。 どうせ本格ミステリの人名なんて、記号ですよ記号!みたいな意思を強く感じる。便利でいいけど。

約2か月前

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