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ぬぬに

非ワカモノです

非ワカモノです。妻とネコ一匹とで練馬で暮らしています。主な取り扱いジャンルは、歴史、地理、アート、旅行、クラシック音楽他。小説読めない病から回復中。本感想Blogはじめました。Standに書いたやつより、もう少し詳しく書いてます。 https://www.nununi.site/

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コメントした本 ページ 2

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人気ブログ「分裂勘違い劇場」のふろむださんの初単行本。タイトル付けからしてお上手。 認知バイアス。ハロー効果について書かれた本。 ハロー効果とは、ブサメンよりイケメンの方が良い人に見え、一つの分野の専門家なら他の分野にも詳しいのでは思ってしまう、一つの属性が優れているだけで、全体についても優良であると誤認してしまう現象を指す。 成功者にはより良い機会が与えられ、良い人脈、良い環境も付いてくる。その結果として、次の仕事の成功確率も上がり、たとえ実力がイマイチでも、チャンスが実力を引き上げてくれる。 本書では、これらの心理的な現象を錯覚資産とみなして、その活用法、増やし方を説いていく。 社会人一年目の、ビギナーズラックを有効活用出来なかった昔の自分に読ませたい一冊。

約2か月前

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君の膵臓をたべたい

多くの人との関わりの中で生かされていると感じるヒロインと、孤独を愛し自分一人だけで生きていけると思い込んでいる主人公。全く違う存在だからこそ惹かれ合う。 終盤でのタイトル名の回収と、二人の名前の意味。 傍観者でありたいと思ってきた主人公が、傍観者であることをやめて一歩前に踏み出していくラストは、爽やかな読後感。

約2か月前

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龍盤七朝 DRAGONBUSTER〈01〉

秋山瑞人描くところの中華ファンタジー。 見てきたような嘘をつく力はさすがに秋山瑞人。相変わらず物凄く上手い。空気の臭い。街の喧噪。光と陰のコントラスト。いきなり異世界へと読者を呼び込む筆力が凄いよね。

2か月前

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告白

2009年の本屋大賞受賞作品。湊かなえの代表作で映画化もされたので、知名度はかなり高そう。10年積読してた本をようやく読了。 読み始めたらあっという間で、その日のうちに読めてしまった。とにかく読みやすいのと、お話の先が気になってページを繰る手が止まらなくなる。徹夜必至本なのだった。 5人の語り手による「告白」形式の連作短編集。人の心の闇。人間が一番残虐になれるのは、正義の名の下に人を裁く時なのだということがわかる一冊。ワクワクしながら読んでる読み手も、その対象からは逃れられない。 まともな倫理観の人間が一人も居ないという、暗澹たる内容ながら、やはり復讐譚は面白い。これは読まれるのも納得。しばらくこの作家を追いかけてみようかな。

3か月前

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高丘親王航海記

2017年に新装版が出てた!今年はコミカライズもされるみたいでビックリ。 澁澤龍彦、最後の作品。 主人公の高丘親王は、平城天皇の第三子で、叔父の嵯峨天皇の皇太子となるも、薬子の変に連座させられて廃太子に。その後仏門に入り空海の高弟に。晩年は仏教を極めんと唐に渡り、更には天竺を目指して旅立つも、志半ばで客死した人物。 数奇な生涯にも程がある! 本書は、天竺入りを目指す高丘親王一行が、さまざまな怪異に見舞われつつ、古代の東南アジアを旅する幻想的な旅行誌となっている。 既に喉頭癌という死病に苦しんでいた、澁澤龍彦の葛藤が主人公の高丘親王に多分に投影されていて切ない。 父の愛人であった薬子への仄かな思慕。次第に病み衰えて行く肉体と、反比例するかのように自由闊達に世界を駆けて行く精神。 死を描く物語だか、読後感は至って爽やか。 老境にあっては、こんな感じで恬淡と生きられたらと思う。

3か月前

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FACTFULNESS10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』は著者が提唱している造語で、データや事実に基づいて正しく世界を読み解いていこうという考え方のことを指しています。 イントロダクションで登場するチンパンジークイズ、みんなはどれくらい正解しているのか知りたい。ちなみにわたしは2問正解、11問不正解で、正答率は15%とチンパンジーの半分以下でした。しょんぼり。 400ページ近い大ボリュームだけど、平易な文章で、図表も多いのでわかりやすい。 既に相当話題になっているけど、まだまだ売れそう。今年のベストセラー本になりそうですね。

3か月前

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6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。

信州松本。進学校に通う四人の男女の物語。 松本駅の6番線は大糸線が発着するホームだ。この物語は、高校を卒業し、進学のために故郷を離れようとしているヒロインの独白からスタートする。 ちょっとしたすれ違い、勇気がなかった、なんとなく?人と人の縁は切れる時にはビックリするくらい簡単に切れてしまうもの。 切れてしまった繋がりを後悔しながらも、時間は止まることなく、無限に思えた高校生としての時間は終わりを迎える。 無数の悔恨を積み重ねつつ、高校生活を終えようとするヒロインが最後にどんな選択をしたのか。切なくも清々しい青春小説の佳品だった。面白かった。

3か月前

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「沈黙」の会話力

とかく、ビジネスの場では会話が続くなるのを避ける傾向があるけれど、意図して作り出した「沈黙」には、価値がある。 立て板に水と、喋り倒すばかりが交渉じゃないよ。 「沈黙」する事で得られる成果もあるんだよという一冊。 「沈黙」の効用 ・黙っていると、相手の方で、不合意なのかと、勝手に忖度してくれる ・話しすぎて無駄な譲歩をしなくなる ・相手の話をしっかり聴ける ・間を取ることで注目度が上がる ・考えをまとめたり、感情を抑えたり出来る 喋りが苦手な人は読んでおくと良いかも。

3か月前

クドリャフカの順番―「十文字」事件

『氷菓』そして『愚者のエンドロール』に続く米澤穂信の古典部シリーズ第三作。文化祭の喧騒、祝祭感が楽しい一作。 前作の『愚者のエンドロール』はアントニイ・バークリーの『毒入りチョコレート事件』をモチーフとした作品だったけど、本作はアガサ・クリスティの『ABC殺人事件』を本歌取りした構成となっている。 今回は奉太郎だけでなく、千反田や里志、摩耶花の視点も用意されている。4人の登場人物による一人称構成が特徴。これまで明かされてこなかった、それぞれのキャラクターの抱えている事情が明らかになる。

4か月前

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愚者のエンドロール

古典部シリーズの二作目。 文化祭で上演予定の、未完となったミステリ映画の結末を予想するという、「正解のない」問題に挑まされる奉太郎のお話。 女帝と真の黒幕の暗躍を楽しむ巻。かな、、 バークリーの『毒入りチョコレート事件』のインスパイア作品な訳だけど、ネタがマニアックで、スニーカー文庫(当時)でよくこれ出したなという印象。

4か月前

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彼方のアストラ 5

古典的な「少年(少女)漂流記」モノのフォーマットに、エスエフとミステリの要素を絶妙にブレンド。 登場人物それぞれが抱える事情に、黒幕たち、そして世界の秘密までと、かなりの要素を詰め込みながら全5巻で綺麗に完結してるのは奇跡に近い。 ウェブコミックとはいえ、ジャンプ系の作品とは俄かには信じ難いね。 アニメ化されるみたいなので楽しみ。

約2か月前

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龍盤七朝 DRAGONBUSTER 〈02〉

秋山瑞人の中華ファンタジー第二弾。 ようやくお話が動き始めたかな、というところか。まだまだ先は長そう。 殺陣と描写の迫真感がすごくて、やはりこの作家の筆力は半端じゃないことがよくわかる一作。この人が、作品量産できないのは本当にもったいない。 前作から四年。ようやく続きが出たかと思ったらその後、7年放置。。。遅筆作家として名高い秋山瑞人にしても、この放置期間の長さはひどすぎる。。。

2か月前

後宮の烏

架空の中国風王朝を舞台とした中華ファンタジー。 後宮にあって伽をしない特別な存在。常に黒衣を纏う『烏妃』が、叶わぬ想い、非業の死を遂げた人々の魂を送っていく連作短編集。しんみり泣ける良作。 科挙みたいな仕組みがあるから、唐代以降。文明の発達度合い的には宋代よりも前くらいの時代感かな? もともとコバルトで書いていた作家さんだけど、本作はオレンジ文庫から。後宮が舞台なのでもう少し艶っぽい話もあるのかと思ってたけどその辺はかなり健全。わりと純愛路線に終始しているので、昔だったらコバルトから出てそうな作品ではある。 最近の集英社はオレンジ文庫に力を入れていて、コバルトの品揃えがスカスカらしい。こういう良作がオレンジ文庫から出てしまうのが、コバルト衰退の一因であるのかもしれない。

2か月前

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今はもういないあたしへ…

星雲賞(日本SF大賞)受賞の『ネプチューン』を併録。海で拾った謎の女の子から始まる壮大な物語。オチがわかった瞬間に、ググッと時空が広がって感じが、いかにもなエスエフ作品。この話大好きなんだよねえ。 表題作の方は、心の在処を問いかける、ざらりとした読後感のお話。こういう女性のダークな心情を描かせると新井素子は上手い。

3か月前

仕事の速い人が絶対やらない時間の使い方

年をとればとるほど、一番大切なのは「時間」であると気づく。 少し手間を掛けることで、逆に時間を節約できる。業務を効率化できて、周囲の心象も良くなりそうなお役立ちビジネス小ネタ集。

3か月前

遠まわりする雛

古典部シリーズ四作目。 過去三作と違って、本作に「連作ミステリ」の要素は無いのだけど、「連作小説」であることの工夫は凝らされている。 収録されている七編は、古典部の春夏秋冬、一年間の出来事をつづっていく。時間の流れと共にキャラクターたちの関係性も変化していく。 「省エネ主義」を標榜し続けていた、主人公奉太郎の変貌に注目かな。 ラストの「遠まわりする雛」は古典部シリーズでもっとも美しい物語の一つだろう。

3か月前

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MIX(1)

30年後の明青学園の物語。 上杉達也の活躍から、長らく低迷を続けていたこの学園に、とある兄弟が入学することで、昔日の勢いを取り戻していく。 この兄弟は親の再婚で兄弟になった、血の繋がらない関係で、さらに下にもう一人妹が。という、あだち作品にありがちな設定。 懐かしい連中がチラホラ登場するので、おっさんファンとしては懐かしくて泣きそう。。 若者世代だけでなく、中高年キャラの心情もチキンと描かれているのも良い感じですな。

3か月前

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秒速5センチメートル one more side

新海誠監督の映画「秒速5センチメートル」のノベライズは、監督本人の同名作品が既にあるのですが、映画公開から四年を経て、新たに刊行されたのが本書「one more side」版です。作者は加納新太。過去には、新海監督の「ほしのこえ」なんかのノベライズを手掛けている方ですね。 新海版との違いは「視点」 第一章の「桜花抄」は、もともと貴樹の一人称視点で進行していたのが、ヒロインの明里の視点に。 第二章の「コスモナウト」は、もともと澄田の一人称視点だったのが、貴樹の視点に。 第三章の「秒速5センチメートル」は、三人称視点ながらも、かなり明里の社会人時代にページが割かれ、これまで描かれてこなかった新しいエピソードが増えています。 これをよしとするかどうかは判断に分かれるところで、映画版の結末をどう受け入れたかによって、このノベライズの評価も変わってきそう。

3か月前

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さよなら妖精

米澤穂信の三作目。本来は古典部シリーズの三作目になるはずだったけど、都合により別シリーズとして刊行された作品。 『王とサーカス』で出てくる、太刀洗さんの初登場作品でもある。 というか、いつのまにか、新装版が出ててびっくり! しかも、新装版にしかない、書き下ろしの「花冠の日」を収録。故国に戻った、その後のマーヤのお話。ファンは必読の一冊かと。

4か月前

年代別 医学的に正しい生き方 人生の未来予測図

老いは避けられないが、多少なりとも遅らせる事は出来る。でも、それも限界はある。老いと闘うフェイズから、老いを受け入れるフェイズにどう移行していくのか。40代、50代、60代、70代、80代、それぞれの年代別の処方箋。 避けられない老いに対して、覚悟をした上でしっかりと対策をしていくこと。「出来なくなる」事よりも、「残された出来る」事をいかに楽しむか。 人生の折り返し地点をとうに超えたと思われ自分としてはとても興味深く読んだ。 医療の発達で、現代の日本人なら70代くらいまで、老いに抗していくことも可能かもしれない(個人差はあるが)。でも80代に入ったら覚悟を決めた方が良いよと、筆者は説いている。 いずれにしても、この先、「出来なくなる」事が増える一方であるのは間違い無いので、やりたい事は、先送りにしないで、積極的に挑戦しておきたいよね。

4か月前