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ぬぬに

非ワカモノです

非ワカモノです。妻とネコ一匹とで練馬で暮らしています。主な取り扱いジャンルは、歴史、地理、アート、旅行、クラシック音楽他。小説読めない病から回復中。本感想Blogはじめました。Standに書いたやつより、もう少し詳しく書いてます。 https://www.nununi.site/

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コメントした本 ページ 3

今はもういないあたしへ…

星雲賞(日本SF大賞)受賞の『ネプチューン』を併録。海で拾った謎の女の子から始まる壮大な物語。オチがわかった瞬間に、ググッと時空が広がって感じが、いかにもなエスエフ作品。この話大好きなんだよねえ。 表題作の方は、心の在処を問いかける、ざらりとした読後感のお話。こういう女性のダークな心情を描かせると新井素子は上手い。

4か月前

仕事の速い人が絶対やらない時間の使い方

年をとればとるほど、一番大切なのは「時間」であると気づく。 少し手間を掛けることで、逆に時間を節約できる。業務を効率化できて、周囲の心象も良くなりそうなお役立ちビジネス小ネタ集。

4か月前

遠まわりする雛

古典部シリーズ四作目。 過去三作と違って、本作に「連作ミステリ」の要素は無いのだけど、「連作小説」であることの工夫は凝らされている。 収録されている七編は、古典部の春夏秋冬、一年間の出来事をつづっていく。時間の流れと共にキャラクターたちの関係性も変化していく。 「省エネ主義」を標榜し続けていた、主人公奉太郎の変貌に注目かな。 ラストの「遠まわりする雛」は古典部シリーズでもっとも美しい物語の一つだろう。

4か月前

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MIX(1)

30年後の明青学園の物語。 上杉達也の活躍から、長らく低迷を続けていたこの学園に、とある兄弟が入学することで、昔日の勢いを取り戻していく。 この兄弟は親の再婚で兄弟になった、血の繋がらない関係で、さらに下にもう一人妹が。という、あだち作品にありがちな設定。 懐かしい連中がチラホラ登場するので、おっさんファンとしては懐かしくて泣きそう。。 若者世代だけでなく、中高年キャラの心情もチキンと描かれているのも良い感じですな。

4か月前

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秒速5センチメートル one more side

新海誠監督の映画「秒速5センチメートル」のノベライズは、監督本人の同名作品が既にあるのですが、映画公開から四年を経て、新たに刊行されたのが本書「one more side」版です。作者は加納新太。過去には、新海監督の「ほしのこえ」なんかのノベライズを手掛けている方ですね。 新海版との違いは「視点」 第一章の「桜花抄」は、もともと貴樹の一人称視点で進行していたのが、ヒロインの明里の視点に。 第二章の「コスモナウト」は、もともと澄田の一人称視点だったのが、貴樹の視点に。 第三章の「秒速5センチメートル」は、三人称視点ながらも、かなり明里の社会人時代にページが割かれ、これまで描かれてこなかった新しいエピソードが増えています。 これをよしとするかどうかは判断に分かれるところで、映画版の結末をどう受け入れたかによって、このノベライズの評価も変わってきそう。

4か月前

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さよなら妖精

米澤穂信の三作目。本来は古典部シリーズの三作目になるはずだったけど、都合により別シリーズとして刊行された作品。 『王とサーカス』で出てくる、太刀洗さんの初登場作品でもある。 というか、いつのまにか、新装版が出ててびっくり! しかも、新装版にしかない、書き下ろしの「花冠の日」を収録。故国に戻った、その後のマーヤのお話。ファンは必読の一冊かと。

5か月前

年代別 医学的に正しい生き方 人生の未来予測図

老いは避けられないが、多少なりとも遅らせる事は出来る。でも、それも限界はある。老いと闘うフェイズから、老いを受け入れるフェイズにどう移行していくのか。40代、50代、60代、70代、80代、それぞれの年代別の処方箋。 避けられない老いに対して、覚悟をした上でしっかりと対策をしていくこと。「出来なくなる」事よりも、「残された出来る」事をいかに楽しむか。 人生の折り返し地点をとうに超えたと思われ自分としてはとても興味深く読んだ。 医療の発達で、現代の日本人なら70代くらいまで、老いに抗していくことも可能かもしれない(個人差はあるが)。でも80代に入ったら覚悟を決めた方が良いよと、筆者は説いている。 いずれにしても、この先、「出来なくなる」事が増える一方であるのは間違い無いので、やりたい事は、先送りにしないで、積極的に挑戦しておきたいよね。

5か月前

原作版 左ききのエレン(11): 広告営業の奔走

11巻出てた。一番先の話かな。流川くん偉くなってて感無量。流石に、みんなおっさんになって来たね。

5か月前

氷菓

米澤穂信のデビュー作。もうこの話も20年近くの前の作品になってしまった。 米澤穂信の代表作の一つだけど、京アニがアニメ化したおかげで、より売れたイメージ。 「日常の謎」系の連作短編集で、小さな謎を解き明かしつつ、全体のテーマとなっている大きな謎を解決していく。 いかにも青春ミステリと言った趣のビターな味わいが、わりと好み。米澤穂信はこういうの好きだよね。 変な部活が沢山ある、田舎の進学校の空気感とかもいい感じで、自分的にも大好きなシリーズなのであった。

5か月前

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仕事の基礎力

筆者の、田中耕比古(たがひこ)は商社系SE→アクセンチュア→独立というキャリアを持つ方。 コンサルタント会社の人間の仕事術に興味を持ち、手にしてみた。一緒に仕事してみるとわかるけど、あの人たちホントに仕事早くて優秀。 どちらかというと、若い社会人向けの書籍なのかもしれないが、仕事の型が崩れてきている中高年ビジネスパーソンのリハビリ、再教育にも効く良書かと思われる。 優秀な人間に共通しているのは、効率性と仕事密度の高さだ。筆者はどんな状況でも使える"仕事の基礎力"を、高密度な仕事を実現するための型であると定義している。 本書では、普遍性があり、再現性が高い、さまざまな業界で使えそうなノウハウが、体系的に網羅されている。すぐ読めるボリュームに抑えられているので、その点もありがたいかな。

5か月前

高丘親王航海記

2017年に新装版が出てた!今年はコミカライズもされるみたいでビックリ。 澁澤龍彦、最後の作品。 主人公の高丘親王は、平城天皇の第三子で、叔父の嵯峨天皇の皇太子となるも、薬子の変に連座させられて廃太子に。その後仏門に入り空海の高弟に。晩年は仏教を極めんと唐に渡り、更には天竺を目指して旅立つも、志半ばで客死した人物。 数奇な生涯にも程がある! 本書は、天竺入りを目指す高丘親王一行が、さまざまな怪異に見舞われつつ、古代の東南アジアを旅する幻想的な旅行誌となっている。 既に喉頭癌という死病に苦しんでいた、澁澤龍彦の葛藤が主人公の高丘親王に多分に投影されていて切ない。 父の愛人であった薬子への仄かな思慕。次第に病み衰えて行く肉体と、反比例するかのように自由闊達に世界を駆けて行く精神。 死を描く物語だか、読後感は至って爽やか。 老境にあっては、こんな感じで恬淡と生きられたらと思う。

4か月前

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FACTFULNESS10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』は著者が提唱している造語で、データや事実に基づいて正しく世界を読み解いていこうという考え方のことを指しています。 イントロダクションで登場するチンパンジークイズ、みんなはどれくらい正解しているのか知りたい。ちなみにわたしは2問正解、11問不正解で、正答率は15%とチンパンジーの半分以下でした。しょんぼり。 400ページ近い大ボリュームだけど、平易な文章で、図表も多いのでわかりやすい。 既に相当話題になっているけど、まだまだ売れそう。今年のベストセラー本になりそうですね。

4か月前

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6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。

信州松本。進学校に通う四人の男女の物語。 松本駅の6番線は大糸線が発着するホームだ。この物語は、高校を卒業し、進学のために故郷を離れようとしているヒロインの独白からスタートする。 ちょっとしたすれ違い、勇気がなかった、なんとなく?人と人の縁は切れる時にはビックリするくらい簡単に切れてしまうもの。 切れてしまった繋がりを後悔しながらも、時間は止まることなく、無限に思えた高校生としての時間は終わりを迎える。 無数の悔恨を積み重ねつつ、高校生活を終えようとするヒロインが最後にどんな選択をしたのか。切なくも清々しい青春小説の佳品だった。面白かった。

4か月前

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「沈黙」の会話力

とかく、ビジネスの場では会話が続くなるのを避ける傾向があるけれど、意図して作り出した「沈黙」には、価値がある。 立て板に水と、喋り倒すばかりが交渉じゃないよ。 「沈黙」する事で得られる成果もあるんだよという一冊。 「沈黙」の効用 ・黙っていると、相手の方で、不合意なのかと、勝手に忖度してくれる ・話しすぎて無駄な譲歩をしなくなる ・相手の話をしっかり聴ける ・間を取ることで注目度が上がる ・考えをまとめたり、感情を抑えたり出来る 喋りが苦手な人は読んでおくと良いかも。

4か月前

クドリャフカの順番―「十文字」事件

『氷菓』そして『愚者のエンドロール』に続く米澤穂信の古典部シリーズ第三作。文化祭の喧騒、祝祭感が楽しい一作。 前作の『愚者のエンドロール』はアントニイ・バークリーの『毒入りチョコレート事件』をモチーフとした作品だったけど、本作はアガサ・クリスティの『ABC殺人事件』を本歌取りした構成となっている。 今回は奉太郎だけでなく、千反田や里志、摩耶花の視点も用意されている。4人の登場人物による一人称構成が特徴。これまで明かされてこなかった、それぞれのキャラクターの抱えている事情が明らかになる。

5か月前

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愚者のエンドロール

古典部シリーズの二作目。 文化祭で上演予定の、未完となったミステリ映画の結末を予想するという、「正解のない」問題に挑まされる奉太郎のお話。 女帝と真の黒幕の暗躍を楽しむ巻。かな、、 バークリーの『毒入りチョコレート事件』のインスパイア作品な訳だけど、ネタがマニアックで、スニーカー文庫(当時)でよくこれ出したなという印象。

5か月前

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ルネサンスの世渡り術

金銭への執着が激しかったティツィアーノ。ルール違反のプレゼンで競合の画家を出し抜いたティントレット。コピー商品でデューラーの訴えを逆手に取ったライモンディ。レオナルド・ダ・ヴィンチが就活時に書いた過剰なエントリーシート。 ルネサンスの芸術界を彩った有名画家たちが、いかにしてパトロンからの注文を取り付け、同業者たちと戦って来たのか。豊富な事例とイラストで楽しめる知られざる美術史の世界。 当時の絵画や彫刻は、アーティストの芸術心の発露から生まれるものではなく、発注者である王侯貴族や、教会、富裕な商人たちなどのパトロンからの依頼があって初めて作られた。 つまり、芸術というよりは、広告、デザインの方が概念的には近いという筆者の指摘がわかりやすい。 本書では、発注を勝ち取り、より高い給金を求め、丁々発止のやり取りを繰り返す、ルネサンスの巨匠たちの姿が紹介されていて面白い。 イラストや地図、具体的な作品の画像も併せて紹介されているので、わかりやすいね。

5か月前

猫の地球儀 焔の章<猫の地球儀>

人類絶滅後、知性を獲得するに至った、宇宙で暮らす猫たちの物語。 登場する猫たちが皆、愛らしくて格好いい。 猫たちをサポートする、人型ロボットたちの献身が地味に泣ける。「はれるでしょう」で涙腺決壊する。 きちんと完結している貴重な秋山作品でもある。

5か月前

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猫のエルは

愛猫家として名高い、町田康が文章を書き、 猫絵を描かせれば天下一品のヒグチユウコが挿絵を担当するという、夢コラボ作品。 表紙イラストでは、猫が逆さまになってるんだけど、、発売当初、Amazonでは上下逆に絵が表示されていて話題になった。まあ、確かにあれって思うかもね。流石に、、すぐ正しい向きに戻ったけど。 怠惰、協調性が無い、小動物を弄ぶ、自分勝手、どちらかというと猫の欠点であるような部分をことさらに取り上げて描くことで、逆に猫の可愛さを際立たせてしまうという、町田康でないと出来ないような職人芸がスゴイ。 ちなみにヒグチユウコ猫絵の、個人的な萌えポイントは、猫のお腹である。このポッコリした曲線が最高に愛らしくて好きなのだ。

5か月前

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約束のネバーランド 1

アニメが始まるので、遅まきながら読んでみた。 怖ろしい秘密を持った、ワケありの孤児院からの脱走劇。舎監である「ママ」と子どもたちとの間で、繰り広げられる壮絶な頭脳戦を描いた作品。 圧倒的に有利な「ママ」に対して、限られた知識と手駒、乏しい体力で、子どもたちが如何にして渡り合うか。 終始続く、テンションの高い心理バトルがハラハラさせられて面白い。

5か月前

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