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コメントした本

続 昭和の怪物 七つの謎

田中角栄と後藤田正晴の話が面白かったが、他の人の話はつまらなかった。

17日前

運命の人 1-4 全4巻完結セット

外務省機密漏洩事件の事は、自分が生まれる前の話であり、なんとなく知っている程度。また、この小説のことも、数年前にドラマ化されていた事を知っていた程度だし、山崎豊子のことも、著名な小説家で作品がたくさん映画やドラマになっていると認識しているだけで作品はひとつも読んだことがなかった。 ところが、なんとなく気になり、今回kindle本でこの四巻セットを購入して読むこととした。 数年前、秘密保護法が問題になっていた頃、ラジオに出演していた、この小説のモデルとなった西山太吉さんが高圧的な雰囲気でなんか偉そうだったという印象や、阪神タイガースファンの自分としては、敵である読売のトップであったナベツネも相当に偉そうだったわけだが、そんな二人の若い頃をモデルにしているといったところに興味を持ち読むに至ったように思う。 とりあえず、前半はめちゃめちゃ面白い。 政治家と記者のズブズブな関係や、新聞社の内情が興味をそそる。 中盤のスクープの扱いにミスった主人公が逮捕に至り、その後の裁判でのやり取りや、主人公と身体の関係を持ち、機密を漏らした外務省の女性職員と主人公のそこに至った経緯、主人公の家族たちの様子、検事や弁護士たちの戦う様など、さまざまなところに話が飛ぶが、読んでいて飽きない。 ところが後半が重たい。 読む価値の相当高いと思われる戦中の沖縄の実情には読んでいて苦しくなるほどであった。 自分があの頃の沖縄について知らなさすぎる事を恥じるばかりであった。 ただ、著者の想いからか、その想いを詰め込みすぎたのか、そのあたりの後半部分のテンポがあまり良くなかったように思えた。

6か月前

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蜃気楼の犬

連作の警察小説で、一つの街で起きる事件の短編と短編の出来事や人物が連なる事により、世の中広いようで狭いと感じさせてくれる。 主人公の嫁がどうなったのか?が知りたいので続編を期待する。

8か月前

白い衝動

精神分析という分野に疎いせいか、所々リアリティに欠けるように感じてしまう部分があり、全体的に物語がボヤけたものに思えてしまったが、充分楽しめる話ではあった。 謎解きの部分でちょっと納得がいかないというか、その人物が犯人なの???それはちょっとなー、その人物がそんな残虐なことできるかー?的な違和感を覚える点があったりもした。 ま、冒頭からさまざまな伏線が張られていて、それが主人公に繋がっていくといったところは興味深く読めた。

8か月前

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自民党秘史 過ぎ去りし政治家の面影

良いのか悪いのかは知らないが、昔の政治家の方が危なっかしいくてイタいが人間が面白い。 今の育ちの良い政治家達を本にしても、この本に載るようなダイナミックなエピソードは出てこないんだろうな…と思った。

8か月前

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歪んだ波紋

短編集ではあるが、全ての話の登場人物が大手新聞社に繋がっており、新聞記者、また元新聞記者達が騙し騙され操り操られ、既存メディアと新しく出てきたネットメディアの喧嘩が心躍らせる。 新聞がネットニュースに殴られたかと思うと、次の話ではネットニュースが元新聞記者に殴られる。 最後の短編において、ラスト「記者は現場やで」の言葉に目を覚ました主人公の行く末も読みたいと思わされた。

9か月前

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泥濘

極道の抗争に大阪府警OB、社会福祉法人、有料老人ホーム、オレオレ詐欺を絡ませて味付けする所にリアリティがあり、黒川博行さんらしさがと感じる。 この疫病神シリーズは毎回面白いが、この最新刊は中でも三本の指に入るであろう出来の良さだと思う。 少々話は複雑ではあるが、読み応えという点でシリーズの中でも上位に入ると感じた。 新聞の大阪版の社会面では、悪さをした大阪府警の刑事の記事をちょくちょく見かけるが、だからこそ黒川博行さんの描く、大阪という街での、この種のヤクザと刑事が似た者同士でエグいほどのワルであるという物語が本当にリアルに感じられる。

10か月前

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二度のお別れ

疫病神シリーズから読み始めて黒川博行さんのファンになり、それなりの数の作品を読んできたが、とうとうというかやっとデビュー作品を読んでみた。 やはり昔の作品なので今とは文体や雰囲気が違ったりしてはいるが、良くできた話だし、黒川博行らしさというか、関西弁のやりとりや大阪の街の詳細な模写などの黒川クオリティは最初っからだったんだなと楽しく読めた。 ラストの物語の事件の種明かしはワクワクしながら読み進めたが、ラスト一行のセリフの内容には痺れた。

約1年前

落英

薬物対策課の刑事コンビの覚醒剤取締の話から、偶然にも捜査中に曰く付きの拳銃が発見されたところからグンとスピード感が溢れ出し、黒川博行さんの刑事モノにありがちな刑事が悪に手を染めるパターンで、ラスト一件落着と思わせといて結局ハッピーエンドとはいかないところも黒川博行さんらしい作品。 楽しんで読めた。

約1年前

罪の声

自宅から出てきたテープに録音された内容が、あの有名な未解決事件に使われた子供の声で、しかもその声が幼き頃の自分の声だった…というスタートがそもそもこの小説を成功に導いていると思う。 グリコ森永の頃大阪で小学校低学年だった自分にとってこの事件は特別であり思い出深く、当時この事件を題材にしたテレビの特番があるたびにかじりつくようにして画面に釘付けになっていたことを思い出した。あの頃、ある種犯人グループをヒーロー視していたようにも記憶する。 ひょっとして、ここまでとはいかなくとも、これに近い事が事件の真相としてあるのではないかと思いながら、まるでノンフィクションを読むように読み進める事が出来た。

1年前

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沈まぬ太陽 全5巻

長かったが、その分だけ読み応えがあった。 あくまでも小説でありフィクションなので全てが事実ではないにせよ、ある程度事実に寄り添う部分が多々ある話であるとすると、当時のJALも政治も腐りきってるし、これだけ腐ってるなら、御巣鷹山の事故も、その後のJALの顛末も理解できる。 と、思った。

22日前

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雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール

一気に読み干した。 何故か、途中、若い頃よく読んだ村上龍を思い出した。 洗脳と暴力に上に胡座をかきのさばる輩が居ると、時々事件になり新聞等を賑わすが、そういう人種と対峙するのはなかなかに難しいのであろうと、この小説を読んで想像させられた。

8か月前

ライオン・ブルー

中盤までは楽しく読めたが、主人公の本当の姿が露わになった中盤以降はなんだか冷めた気持ちになった。 カタルシスがないというか、中途半端に嫌な気持ちにさせられたと読み終えて感じる。 どうしても主人公の行動に合点がいかないと思わざるを得なく、期待して読み進めていただけに残念に感じる。

8か月前

マトリョーシカ・ブラッド

読み終えた後、絶句である。 前半から中盤までは、謎解きに夢中になれる読んでいて楽しい警察小説だと感じていた。 夢中で読んでいるうちに後半に差し掛かる。 そこからがエグい。 誰が誰を愛し、誰が誰を騙し、嘘に嘘を重ね… ラストシーンを読んで、コレは必ず映画化されるな…と、思った。

8か月前

甲子園という病

高校野球批判かと思いきや、そうではなく、優しい眼差しで高校野球を見つめ、良い方向に導きたいという著者の願いが伝わる一冊だった。 高校野球の、甲子園の、悪い部分を指摘しつつも、そんな中、正しいやり方や理にかなった指導や考えの元で成功した例が挙げられており、野球人口の減少なども昨今は話題になるが、けして未来は暗くはなく、やり方次第で高校野球を含むスポーツの未来は明るいと感じさせてくれた。

9か月前

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昭和の怪物 七つの謎

東條英機も石原莞爾も吉田茂も充分に怪物だが、一番謎めいているように思えた瀬島龍三が、その謎多き怪しげな存在感故に、この中では一番怪物に思えた。 また、理由はどうあれ東條のような人間に国を任せたことは、本当に悲劇であり笑えない喜劇であると感じた。 二度とあってはならない。

9か月前

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十五の夏

この人の私小説はいつも楽しく読み応えがある。 中学時代のモノや、大学生活モノ、外交官になりたての頃のイギリス生活モノなど読んできたが、この高校一年生の夏の旅の思い出話も相当に興味深く面白いモノだった。 子供の頃からの特異で貴重な体験の積み重ねが、こういったユニークで才能ある人を生むということなのだろう。 だいたいあの時代に15歳で共産圏を一人旅なんて尋常じゃない。 でも、そこが凄い。

10か月前

離れ折紙

美術品を餌に騙し騙される人々の短編をチェーンのように繋いだ短編集。所詮人は花より団子、芸術美術と口ではのたまうが結局は金なのねって感じで楽しく読めました。

約1年前

プロ野球・二軍の謎

もうちょっとフロントとのやりとりとか、もっと謎な部分まで突っ込んで欲しかった。

1年前

紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男

もっとゲスでドス黒い内容を期待していただけに残念と感じるアッサリした内容で速攻で読み終えてしまった。 だけど、若いナイスバディの女の子とのセックスだけを目標として生きていく野崎さんには好感が持てた。

1年前

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